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支部の手紙王国宣教 1983 | 3月
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支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
3月29日,火曜日の記念式が近付きました。(コリント第一 11:23-26)その日を控えて,わたしたちは皆,自分の生き方がエホバとイエス・キリストの愛に対する感謝をどのように反映させているかを真剣に吟味したいものです。昨年は17万3,344人という大勢の方々が記念式に出席しました。今年はどれほどの出席者になるでしょうか。「ひとりも滅ぼされることなく,すべての者が悔い改めに至ることを望まれ」ているエホバとイエス・キリストに倣い,わたしたちは他の人々に関心を示し,この重要な集いから霊的な益を受けるよう羊のような人々すべてを熱心に招待しましょう。(ペテロ第二 3:9)今年も記念式のために新しい筋書きが用意されていますから,すべての人にとって一層啓発的な集いとなることでしょう。
2ページの奉仕報告に示されているように,皆さんは12月にも本当に勤勉に働かれました。7万5,326人の伝道者は,48か月,つまり丸4年間連続で最高数が書き変えられたことを意味します。正規開拓者の数,家庭聖書研究の点でも最高数が得られたほか,「聖書物語」の本と雑誌の配布も大変優れたものでした。
こうした努力を続けながら,皆さんは1983年の目標として統治体が掲げた次の三つの点に特に力を入れたいと思われることでしょう。(1)引き続き不活発な人々を助ける。(2)補助および正規開拓奉仕。(3)雑誌経路。これらの目標を扱った記事が将来の「王国宣教」に載せられることになっています。世界中の兄弟たちと一致して,是非努力いたしましょう。
最後に,1983年1月1日付で日本支部の組織に加えられた調整についてお知らせします。1976年から支部委員の調整者として奉仕してこられた本間年雄兄弟は,家族を顧みるという聖書的責任を平衡を保って果たすため,調整者としての立場を退かれました。しかし兄弟は引き続き支部委員の一人として日本の業
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1983年の最も重要な日王国宣教 1983 | 3月
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1983年の最も重要な日
1 あなたはイエス・キリストの命をどれほどに評価しておられますか。ユダは,一人の奴隷の価ほどにも価値評価しませんでした。他方,エホバはご自分の独り子を全創造物のうち最も貴重なものとみなしておられました。み子の人間としての命は大変価値あるものだったので,全人類を買い取るために用いることができました。(ヨハネ第一 2:2)このことは,人類史上最も意義深い出来事の一つである,み子の死によって成し遂げられたのです。
2 適切にも,クリスチャンは,イエスご自身があらかじめ述べられた方法でその出来事を思い起こすように命じられています。(コリント第一 11:23-26)この式を行なう正しい日付は不明となってはおらず,正確に記録され,保たれています。今年,その記念式は,3月29日,火曜日になり,したがってこの日は1983年の最も重要な日となります。ご自分にとってその日を1年で最も重要な日とするため,あなたに何ができるでしょうか。わたしたち各自がキリストの死の記念式に付す重要性は,わたしたちの益のためにイエスがささげられた買い戻すための犠牲に対するわたしたちの評価をかなりの程度示すものとなります。―ヨハネ第一 5:13。
その日に対する認識を深める
3 最近の数年間協会は,記念式の日付に至る週の聖書朗読の予定を提案してきました。そのすべての予定は2月号の「わたしたちの王国宣教」に掲載されています。是非今年は,ただ記録を読む以上のことをなさってください。ある方々は,死の直前にイエスの生涯に生じた出来事に完全に思いを集中して黙想できるよう,気を散らすものが何もない時間を選んでいます。またある方々は,協会の聖書のテープの提案されている幾つかの節を含む部分をかけながら,目を閉じて起きた事柄を心に描けることに気付きました。(詩 63:6)このような方法で,出来事はわたしたちの思いの目にはっきりと浮かび,強力な印象を与え,わたしたちの認識を深めることができるのです。また協会は,今年ほとんどの記念式の話し手が用いる新しい筋書きを準備しました。この筋書きは,各地の兄弟たちに共通の霊的にさわやかにするものや諭しを与えるものとなるでしょう。
4 わたしたちの生き方を調べるのにも確かにふさわしい時です。あなたのためにキリストが犠牲になられたことに対する評価に動かされて,あなたは,イエスの是認を得るべく生活に必要な変化をもたらしましたか。使徒ペテロは,イエスが,「杭の上でわたしたちの罪をご自分の体に負い,わたしたちの罪を断ち,義に対して生きるようにしてくださったのです」と述べました。(ペテロ第一 2:24)自分の生き方を熟考するなら,わたしたちは,なすべき善に関して,ある種の調整が必要であることに気付きます。
5 記念式を祝う日に関してはいかがですか。ある方々はその日一日中神権的な事柄に没頭できることを経験で知りました。それらの方々は,家族で,あるいは事情によっては一人でその日の聖句を考慮することにより一日を始めます。正しい心構えと深い認識をもって実際の晩の祝いに臨むのに,心からの祈りは確かに助けになるでしょう。(エフェソス 6:18)世俗の仕事を半日,あるいは1日休んで,この日を崇拝のための特別な日とする他の多くの神の民と共に神聖な奉仕に携わるようにできる方々もおられることでしょう。
6 3月と4月は普通多くの人々が開拓奉仕に参加する月です。日本で昨年の3月に1万1,005人が,また一昨年3月には8,934人が補助開拓者として働いたのです! 今年,記念式がまた3月に行なわれますから,3月,4月に開拓奉仕にあずかって,キリストの贖いの犠牲という愛ある備えに対するわたしたちの心からの感謝を表わすのは,優れた方法ではないでしょうか。申し込むのは今です。
7 わたしたちを取り囲む世界は不敬虔の深みにますます沈みつつありますが,わたしたちは,「聖なる行状と敬虔な専心」を保つ者であることを示しましょう。(ペテロ第二 3:11)記念式の時期を,エホバがみ子の死を通して成し遂げてくださった事柄への特別な感謝を示す時にしましょう。
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王国の真理を宣明するために新しい本を活用してください王国宣教 1983 | 3月
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王国の真理を宣明するために新しい本を活用してください
1 最初に真理の正確な知識を取り入れることを始めた時,わたしたちはどのように感じたでしょうか。それは,エホバの過分のご親切を味わうという非常に喜ばしい経験でした。わたしたちは,エマオへの道で奇跡的に現われたイエスに会った二人の弟子たちと同じように感じました。ルカ 24章32節によると二人は互いにこう言いました。「あの方が道でわたしたちに話してくださった時,わたしたちのために聖書をすっかり解いてくださった時,わたしたちの心は燃えていなかっただろうか」。そうです,わたしたちのために聖書の意味が初めて解かれた時,わたしたちの心も感謝で満たされました。
2 しかし,自分自身の益だけのために真理が与えられたのではありません。「宣べ伝える者がいなければ,どうして聞くでしょうか」と使徒パウロは問いかけています。(ローマ 10:14)イザヤのようでありたいと願う200万人以上のエホバの民はそれに答え,こう言います。「ここにわたしがおります! わたしを遣わしてください」。(イザヤ 6:8)今こそ,王国の真理を遠く広く宣明すべき時です。わたしたちは,自分たちの会衆に割り当てられた区域でそれを行なう責任があると思うべきです。
3 3月と4月に区域で王国の真理を宣明する助けになるのは,「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」の新しい本です。わたしたちはこの本を戸口から戸口で提供するのを待ち望んできましたが,今その機会があるのです。恐らくあなたはこれまでにその本をお読みになったでしょうから,それが際立った聖書研究の助けであることにお気付きでしょう。エホバの祝福によって,これからの月々大きな業がなされるものとわたしたちは確信しています。
家から家の宣教で提供する
4 3月と4月に家から家の業で新しい『永遠に生きる』の本をどのようにして効果的に提供できるでしょうか。「わたしたちの王国宣教」2月号の8ページ「良いたよりを伝える」に幾つかの優れた提案があります。さらに,その本がひとりでに配布されることもあるということを思いに留めておけます。人々はその興味をそそる題のついた本を見て,欲しくなるのです。しかしもし人々が決めかねているなら,中の章の題や美しいさし絵を手早く簡単に見せれば,決定する助けになるでしょう。
5 是非あらゆる機会に配布するよう努めてください。聖書に対する関心を以前に示して,文書を求めることさえした人々がいます。その人々にこの本を見せてください。商店の人や近所の人たちのような毎日の活動で会う人たちに提供してください。見えるところに1冊備えておいて,機会があれば提供してください。証人になっていない親族のことも忘れないでください。
優れた研究用書籍
6 『永遠に生きる』の本が,将来の集める業で大きな役割を果たす際立った聖書研究の助けであることをなぜ確信できるのでしょうか。なぜなら,この新しい本を計画するにあたって,「神を真とすべし」や「とこしえの命に導く真理」という効果的な聖書研究の助けを用いた際に学んだ事柄を参考にしたからです。ですから基本的には,それら古い本の中にあるのと同じ聖書的な資料と優れた教えの術がこの本に含まれているのです。
7 いろいろな聖書の教理をどのように一層明確に,率直な仕方で説明できるかに関して多くの考慮が払われました。絵もその説明文も,さし絵がより効果的になるよう,また質問を一層吟味されたものとするよう時間がかけられました。一つの変わらない目標は,研究生の心に達するということです。ある伝道者はこのように書いています。「心を引かれる説明や豊富なさし絵よりもむしろわたしは,聖句や質問を力強く用いていることや,研究生がすべてのことを自分とエホバとの関係に関連して見るようにさせている個人的な近付き方が好きです。なされているはっきりとした対比は,決定する必要,そうです,自分の信仰,振舞い,態度,宗教を変える必要を人々に悟らせる助けになるはずです」。
より広範囲な研究資料
8 聖書の真理を伝えるための改善された,効果的な方法に加えて,この新しい本は以前の研究用の助けよりも広範囲な論題を網らしています。新しい人々にとって大切な情報が研究生を益するために加えられています。例えば,最近道徳行為に関する事柄が,多くの比較的新しい人々が真理において進歩するのを妨げる大きな障害となってきました。それでこの点が徹底的に扱われています。避けるべき悪行としてどのようなものがあるか,またどのようにして避けられるかに関する直接的な助言が与えられているだけでなく,正しいことを行なうように励ましが与えられています。
9 家から家の宣教で,また街路での証言の際や,再訪問をする時,各伝道者が『永遠に生きる』の本を1冊以上携えているよう勧められています。その本を持たずに野外に行くことがないようにしてください! その本を提供したり,内容を説明したり,配布したりする際のあなたの積極的な態度は,多くの新しい家庭聖書研究を始める道を備えるものとなるでしょう。
10 王国の真理を宣明し続けるという,エホバがこの終わりの日に与えてくださった特権を活用し,3月と4月中『永遠に生きる』の本を熱意をこめて提供しましょう。
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弟子を作るのに助けとなる集会王国宣教 1983 | 3月
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弟子を作るのに助けとなる集会
3月13日に始まる週
5番の歌
7分: 会衆の発表。「支部の手紙」の要点を聴衆と討議し,統治体の掲げた三つの目標に向かって皆で努力するよう温かく励ます。
20分: 「1983年の最も重要な日」。一人の長老が扱う。一人の良い読み手に節の朗読をしてもらい,聖句も読んでもらう。まず節を読んでもらい,時間の許す範囲で以下の聖句を用いながら要点を討議する。聖句が読まれた後,聖句を節の中の要点と関連づけるよう聴衆に求める。1節 ― マタイ 26:14,15; ペテロ第一 1:18,19。2節 ― ルカ 22:19。3節 ― 箴 4:20,21。4節 ― ペテロ第一 2:21-25。5節 ― レビ 23:4,5; コリント第一 5:7。6節 ― ルカ 13:24; コリント第一 15:58。
18分: 「王国の真理を宣明するために新しい本を活用してください」。質問と答えを伴った話。(この討議のために『永遠に生きる』の本を持参するよう,1週間前に聴衆に勧める。)本の様々な特徴が考慮される際,司会者は例として特定のページに言及できる。そうすれば,わたしたちは皆この本に一層精通できる。伝道者たちが『永遠に生きる』の本の価値を認識し,それを区域で提供する業に参加したいと願うよう,司会者はよく準備をし,熱意を込めて扱うべき。翌週の集会に「ものみの塔」の1月1日号を持って来るよう皆に思い起こさせる。
18番の歌と祈り。
3月20日に始まる週
11番の歌
10分: 会衆の発表および「発表」。「神権的ニュース」。記念式の取決めについて必要な事柄を知らせ,研究生,予約をしている人,以前に研究していた人,不活発になっている人,未信者の家族の成員などすべての人を訪問できるよう最善の努力を払うことを励ます。会計報告。
20分: 「あなたの心をエホバに立ち返らせなさい」。「ものみの塔」1983年1月1日号の資料に基づく,資格のある長老によるよく発展させた話。聴衆も参加する。一人の親が不活発になった子供の注意をこの記事に巧みな仕方で向けさせるところを簡潔な実演で示すため時間をあけておく。それを子供たちに直接渡せない場合,親たちはその記事を一部郵送したいと思うかもしれないことを強調する。この記事は,真理のうちに育てられながらも,さまよい出てしまった若者すべてを助けるために書かれている。(注意:巡回大会その他の理由で集会が開かれない場合,この部分を再度予定に組み入れるべきです。)
15分: 「良いたよりを伝える ― 効果的な紹介の言葉を用いて」。資料を質問と答えで討議する。特に役立つと思った紹介の言葉を挙げるよう聴衆に尋ねる。週末の野外奉仕活動でそのような紹介の言葉を活用するように励ます。週末は第4土曜日なので,雑誌活動に参加する際に用いることができることを思い起こさせる。
82番の歌と祈り。
3月27日に始まる週
記念式。この週に奉仕会は行なわれません。
4月3日に始まる週
7番の歌
5分: 会衆の発表。週末の第2土曜日の雑誌活動に参加するよう励まし,取決めを知らせる。また4月10日,日曜日の特別講演に,記念式に出席した人々を含め,できるだけ多くの人々を招待するように勧める。
15分: 「神権宣教学校に加えられた調整」。学校の監督が,助言を与える上で加えられた1983年のための新たな調整について聴衆と討議する。各生徒たちがよく準備し,学校で与えられる愛ある助言を感謝をもって受け入れる必要性を強調する。
15分: 新しい「年鑑」を活用しなさい。討議。1983「年鑑」,113-256ページにある,イタリアに関する経験を考慮し,王国の関心事を第一にすることから来る祝福を示す。印刷された記録の中から経験を分かち合うよう伝道者たちを励ます。もしまだ読んでいなければ,チリとイタリアにおけるわたしたちの業の詳細な記録を読み終えるよう皆を励ます。(皆が自分用の1983「年鑑」を集会に携えて来るように,また前もって準備をするように取り決める。)宣べ伝えて弟子を作る業に対して熱意を鼓舞する上で1983「年鑑」の持つ価値を目立たせる。
10分: 「質問箱」。質問と答えで記事を討議する。
92番の歌と祈り。
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日本の野外奉仕報告: 12月王国宣教 1983 | 3月
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日本の野外奉仕報告: 12月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 697 136.3 70.3 6.1 110.9
開拓者 14,665 87.2 37.5 3.5 47.6
補助開拓者 9,923 62.9 23.4 2.0 29.1
伝道者 50,041 15.3 6.0 0.7 9.1
合計 75,326 書籍配布: 154,522
新しく献身しバプテスマを受けた人: 544
昨年の平均に対する伝道者の平均: 11%
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会衆の書籍研究王国宣教 1983 | 3月
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会衆の書籍研究
「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」の書籍による会衆の書籍研究
3月13日に始まる週 25-33ページ
3月20日に始まる週 34-46ページ
3月27日に始まる週 47-56ページ
4月 3日に始まる週 57-68ページ
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