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支部の手紙王国宣教 1979 | 3月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
1979年1月25日,それは海老名の新しい支部の建設に深い関心をいだくわたしたちすべてにとって大きな喜びの日となりました。正式の建築許可が神奈川県から与えられたのです。エホバの聖霊の働きによりいろいろな問題が克服され世間一般の例と比べれば短い期間で工事の正式着工に到達できました。エホバの霊の導きにより工事に携わる兄弟たちは積極的にそのために活動し昼夜の努力を払ってきました。皆さんもこの知らせを心から喜んでおられることでしょう。全日本の兄弟姉妹たち,皆さんが日毎にささげてくださった祈りを感謝致します。
わたしたちがこのぼう大な建築工事を自分たちだけの手で行なうということを聞いて一般の人々,特にわたしたちと関係を持つようになった役所の係員や業者の人々は驚きの表情を示します。世の人々はエホバの霊がどのようにご自分の民を援助しご自分のみ名のための計画を成功させるか知ることができないのです。しかし業が進むにつれやがてそれらのうちのある人々は「『神はほんとうにあなたがたの中におられる』とはっきり言うようにな」るかもしれません。―コリント第一 14:25。
この建設の正式の開始を機会に海老名のベテルの敷地において東京,沼津そして海老名ベテルの成員が一堂に集まり,これからの建設の業とベテルの奉仕に携わるうえで大変有益な励ましや教訓が与えられました。東京ベテルに共にいる古い宣教者たちの経験は特に励ましとなりました。一姉妹は今年で全時間奉仕に51年携わっており日本での業は20年です。これら福音宣明の精神をいだくすばらしい宣教者の兄弟姉妹が終戦直後に開始した30年にわたる業が実を結び,今日の日本の賛美者の大群へと発展したのです。そのために東京支部の建物が必要となり,沼津支部,そして今回の海老名ベテルとより大きな施設が必要となりました。その姉妹は自分の感慨はマタイ 21章42節に書かれている通り,「これはエホバから生じたのであり,わたしたちの目
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記念式に対し準備する王国宣教 1979 | 3月
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記念式に対し準備する
1 なぜ今年,記念式に出席しますか。申すまでもなく一つの理由はみ子を贖いとして備えてくださったエホバに対し感謝を表わすためです。それは喜ばしい,幸福な時です。というのは,それはイエスが死に至るまで忠誠を保つことにより「世を征服」なさったことをわたしたちに思い出させるからです。(ヨハネ 16:33)わたしたちに示された愛に対する認識,これがわたしたち各人を動かしてそこに出席するようにさせ,また他の人々もそこに出席するよう助けさせるのです。記念式は今年4月11日水曜日,日没後,全世界で行なわれます。
2 昨年の記念式に,日本では10万1,941人が出席しましたが,これは同じ月に伝道を報告した人の数を5万8,329人も上回っているのです。これらすべての人々に加え,さらに多くの人々が今年出席するでしょうか。それはわたしたちがこの機会を広く知らせ,人々が出席するよう個人的に援助を与えるかどうかに大きく依存しているのではないでしょうか。多分記念式の前一,二週間の間,記念式に出席するよう関心ある人々や友人を招くことにわたしたちの努力を集中することができるでしょう。個人的に訪問できない人に対しては,連絡を取るため,電話を用いることもできますし,招待状を郵送することもできるでしょう。たぶんわたしたちは立ち寄って,この最も聖なる機会に彼らを伴うように取り決めることさえできるかもしれません。
3 みなさんの会衆は,記念式招待状をすでにたくさん注文しておられることでしょう。それが協会から届くとき,どうぞ十分に生かせるよう用いてください。また研究生を記念式に招待する際に,昨年の3月1日号「ものみの塔」の「キリストの死を記念する ― あとどれほど続くか」の記事の主な点を共に学ぶのは良いことでしょう。そしてこの記念式は際限なく続けられるものではないので,その一回一回の集いの重要性を認識するよう助け,是非この貴重な機会を捕えて出席しエホバへの感謝を表わすよう熱心に招待いたしましょう。
4 王国会館の清潔さや修理にもしかるべき注意を向けますが,話そのものに関心を払うのは最も大切なことです。それで,話し手は資料に特別の注意を払うようにします。そうすれば話は新しい人に対しても分かりやすいものとなるでしょう。話し手は出席しているすべての人の信仰を築き上げるように努力すべきです。記念式の時間が来るなら,わたしたちすべては新しい人々を歓迎し,すべての人がくつろいだ気分になるようにすることができるでしょう。そうすればこれらの人々は再び来たいと感ずるようになるでしょう。記念式の意義を一緒に話し合えばお互いに,そして他の人に対して愛を示す必要を思い起こす助けとなるでしょう。―ヨハネ 13:34,35。テサロニケ第一 3:12,13。
特別公開講演
5 今年,特別公開講演は4月1日に全世界,共通の主題で行なわれます。その主題は「飢えていても幸福 ― なぜですか」と題するものです。本当に時宜にかなったものだと思いませんか。4月1日に巡回大会,巡回訪問などが予定されている会衆では,これらの活動が終わってからできるだけ早い時期に,特別公開講演を計画できます。例年ですとこの特別講演は朗読原稿によるもので,その全文は4月15日号「ものみの塔」に掲載されるものでした。しかし,今年からこの講演は通常の講演のように筋書きによるものとなり,「ものみの塔」には掲載されません。
6 今年,この特別講演に関しもう一つ新しい試みがなされます。それは特別の招待ビラが取り決められ野外で大規模に配布されます。みなさんの会衆でもすでに注文しておられることでしょう。どうぞ,この特別講演ビラを十分に活用して,大勢の新しい方々を招待なさってください。そして,この特別公開講演に出席なさった方々を4月11日の記念式にも暖かく迎えましょう。
7 4月初旬のこれら二つの特別の活動はわたしたちの心をおどらせるものとなるでしょう。そして3月はこれら活動に対し十分そなえる機会となるのです。あなたは3月中,または4月中補助開拓者となってこの業に十分にあずかれますか。また,あなたと研究しておられる方々は,こうした時期に,あなたと共に野外に出て,エホバの愛に答えて,エホバを賛美するようなところまで進歩してきていますか。もしそうならばかわるがわる幾度も証言や提供を練習し,野外で奉仕の友となって,一緒に奉仕するようにいたしましょう。わたしたちみなは,このような新しい奉仕者の誕生を喜ぶのではありませんか。
8 確かに記念式の時期,わたしたちは霊的に忙しい時を迎えます。しかし,イエス・キリストが宣べ伝え,弟子をお作りになったように,わたしたちもその足跡にしっかりと従って歩む時,その喜びは何と大きいのでしょう。イエスが羊のような人々にお示しになったと同じような自己犠牲と愛の精神に引き続き見倣って,強められますように。
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雑誌経路を試みてみましたか王国宣教 1979 | 3月
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雑誌経路を試みてみましたか
1 野外奉仕をしていてしばしば気付くことですが,ある家の人は毎回訪問のたびに提供される雑誌を喜んで受け取ります。あなたもそのような人に会ったことがありますか。いろいろな理由で予約はしないものの,わたしたちの雑誌に関心を示すのです。そのような時,何を行なったらよいでしょう。一,二週間後に,最新号の雑誌を持って再び訪ね,雑誌経路を始めてみてはどうですか。
2 確かに,わたしたちは良いたよりの定期的な宣明者でありたいと思っています。そうではありませんか。奉仕における定期性はわたしたちの信仰を強め,奉仕をより効果的なものとします。そして,ここに雑誌経路の利点の一つがあるのです。雑誌経路を持つ人は自分の経路に入っている人々に雑誌を届けるため,毎週あるいは隔週に定期的に奉仕に出ます。そしてしばしば二人の伝道者が共に働くことができます。つまりより多く経験を積んだ奉仕者が経験の少ない奉仕者を野外で援助したり訓練したりすることができます。それで雑誌経路は実際に二人の伝道者が定期的で,効果的な王国の良いたよりの宣明者となるのを助けます。
3 雑誌経路の別の益は人々に対し定期的な訪問がなされるということです。行なわれる証言は簡潔なものかもしれませんが,毎回の訪問で真理の種がまかれるのです。機敏な伝道者はどの訪問を続けていったら良いかすぐ分かるでしょう。そして多くの伝道者や開拓者はこれが新しい家庭聖書研究を始める優れた方法であることを知りました。それで良い雑誌経路は雑誌を配布するのを助けるばかりでなく,本当に羊のような人を探し出し,その人たちがキリストの弟子となるようわたしたちが援助するのに役立ちます。
4 ある伝道者は商店の店員やそこで働いている人と雑誌経路を設けるのは益があることを知りました。このようにして,これらの伝道者は定期的に店から店の奉仕を行なうことができ,他の方法では真理につき聞くことがないような忙しい人々に簡潔に証言することができるようになりました。
5 時々あなたの雑誌がたまってしまうことがありますか。定期的な雑誌経路は確かに雑誌を読者の手に渡してゆくのに助けとなります。というのは雑誌の中にはどんな記事が含まれているのかを知り,それらが自分の家に届けられるのを喜ぶ人の所に雑誌を携えて行くからです。
6 まだ雑誌経路をお持ちでないなら,始めてみるよう試みてはいかがですか。そこには多くの利点と祝福があるのです。そして雑誌
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