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    1986 エホバの証人の年鑑
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目ざめよ! 1981
目81 12/8 30–31ページ

世界展望

『催眠状態』にある世界

◆ 米国の元駐ソ大使ジョージ・F・ケナンは,最近,アルバート・アインシュタイン平和賞を受賞し,その際,米ソの核兵器の増強にふれて,両国は「催眠術にかけられているか白昼夢を見ている者[のように],また海に向かうレミング[自ら集団溺死を遂げることで知られている小動物]のように」行動している,と語った。また,諸国家の有する原子爆弾の過剰殺りく力は「理性を全く無視した奇怪とも言える水準」に達している,ともケナンは語った。聖書の預言によれば,理性に欠けるそうした行動は十分予期できる。それによると,諸国家は目に見えない悪霊の影響力に操られており,その悪霊の影響力は『人の住む全地の王たちのもとに出て行き,全能者なる神の大いなる日の戦争……ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に彼らを集める』のである。―啓示 16:14,16。

不平をこぼすソ連政府

◆ エクアドルのクエンカで発行されているエル・メルクリオ紙は最近,次のように不平をこぼすモスクワからの報道を掲載した。「エホバの証人は禁令下に置かれているにもかかわらず,相変わらずソ連の青年たちをその会に引き込んでいる。……当局は,二つの基本的理由から,ソビエト連邦において活動を認められた宗派の名簿にエホバの証人を加えることを拒んでいる。二つの基本的理由とは,兵役に就くことを拒むその態度と世界の終わりが迫っているとするその観念である。後者は“戦争宣伝”とみなされている」。当局は次のようにもこぼしている。「[エホバの証人]は自分の子供をピオネールやコムソモール(共産主義青年同盟)といった組織に入れず,自らも共産党や労働組合に入ったり選挙で投票したりすることを拒んでいる。……[証人たち]は並々ならぬ努力を払って『良いたより』[証人たちの伝える神の王国に関する聖書の音信]を広めている」。

エル・メルクリオ紙によると,エホバの証人の増加に対抗して,「ソ連の報道機関は同派に容赦なく攻撃を加え,[証人たちが]イデオロギーの面で人民を損なっていると非難している」。それにもかかわらず,「エホバの証人はソビエト連邦内で幾万人もの新会員を得ており,ロシア中央部,コーカサス地方,およびシベリア東部で優勢のようである」と同紙は伝えている。

逆効果をもたらした法王の訪問

◆ 昨年末の法王のドイツ連邦共和国訪問はケルンにおける教会からの脱退傾向をあおる結果になった,と伝えられている。シュワルツベルダー・ボーテ紙によると,ケルン地方裁判所はそれまで月平均200件の脱退宣言を受理していたが,10月にその数は485件へと急増し,その後もさらに増加して,11月(法王の訪問のあった月)の前半だけで381件に達した。ケルンのカトリック教徒の中には,法王の訪問と秋の選挙に関連して出されたドイツの司教教書とを特にその理由に挙げた人が少なくなかった。こうしたあからさまな政治への介入は,多くのドイツ人の目に好ましいものとは映らなかったようである。

カモを捕らえて手術を施す

◆ 米国ネバダ州のあるゴルフ場に住む一羽の野生のカモの胸に長さ90㌢ほどの矢が刺さっているのが発見された。このハンディキャップにもめげず,胸に矢を付けたマガモは泳いだり飛んだりしていた。しかし,動物愛護協会は,ドナという名のこのカモを捕らえて,矢を抜く手術をしなければならないとの決定を下した。動物愛護協会の会員たちは1か月にわたってドナを捕らえようとしたが,そのカモは善意の追跡者たちが来ると飛んで逃げてしまった。とうとう会員たちは,トランキライザーを添加したパンを与えて,そのカモを捕まえた。それから,カモはヘリコプターでラスベガスにある動物病院に運ばれ,手術を受けることになった。回復したのち,この鳥はゴルフ場にあるその住みかに戻され,そこで再び,思う存分泳いだり飛んだりできるようになった。

核実験の影響

◆ 第二次世界大戦後,米国はエニウェトク環礁及びビキニ環礁に住む人々をその島々から退去させ,そこを核実験に用いられるようにした。エニウェトク島民700人のほとんどすべては,マーシャル諸島にあるその環礁に戻った。エニウェトク環礁の指導者たちは,ミクロネシアの島々が自治権を与えられた後も,米国の信託統治の下にとどまれるようにしてほしい旨訴えるアピールを国連に出した。その理由として,指導者たちは,核実験がもたらした「特別な諸問題と特別な必要」を挙げている。新しいココナツやパンの木,タコの木などが大きくなるまで,島民の食生活は実質上,米国の供給する食糧に依存していると言われる。米国は1億㌦(約220億円)を掛けて40の島々のうち30までを人間が生活し,農業を営める状態に回復させたものの,ルニット島という一つの島はいまだに放射能汚染がひどく,無期限に立入禁止の状態が続くようである。

ビキニ環礁の島民たちもやはり国連に請願を出している。島民たちは信託統治理事会に,同環礁において放射能の危険性に関する新たな調査を行なうよう米国を説得する面で援助を求めている。ニューヨーク・タイムズ紙は,「ビキニ島民たちは,残存放射能のためにその本島が30ないし60年の間立入禁止となり,エネウ島が20ないし25年立入禁止になると告げられてきた」と述べている。

超大型タンカーに大群

◆ ウズラの肉は古くから珍味として賞味されてきた。しかし,ある状況の下ではその肉を食べると危険であり,命取りになりかねないことも古くから知られている。スイスのディ・ベルトボッヘ紙は,渡りをするウズラがあらしを逃れて数知れず超大型タンカーに避難してきた時の乗組員たちの経験について述べている。その鳥は窓やハッチから押し入り,エンジン室や船室に入り込んだ。そうした大群が飛び込んで来たので,当然のことながら乗組員たちはその鳥の肉を幾らか食べた。12時間以内に,乗組員の大半は呼吸困難と言語障害を訴え,手足がまひしてしまった。そのうちの3人が死亡した。その肉はまだ新しいうちに食べたものであったが,船医は“中毒”と診断した。

その肉はどのようにして有毒なものになったのだろうか。カリフォルニア大学のルイス・E・グリベッティー教授は次のような説明をしている。「中央アフリカからヨーロッパに向かうウズラが突然重大な危険に直面すると,恐れのために鳥の体内にストレスが生じ,その結果体内に有毒物質が生じる。このようにストレスは,驚いた動物そのものに直接死をもたらすものとはならないが,ストレスを生じるような状況に置かれている鳥をここぞとばかりに捕らえて殺し,その肉を食べる者たちに死をきたすものとなる」。

オーストリアにおける司祭職

◆ ウィーンのクーリエ紙は,「カトリック教会は何年もの間新しい司祭のなり手を募るのに悪戦苦闘してきた」と伝えている。司祭が不足しているために,昨年,オーストリアの教会の多くでクリスマス・ミサを執り行なうことができなかった。20年前には,毎年170人の年若いオーストリア人が司祭として叙任されていた。昨年,叙任の儀式に臨んだ助祭は59人に過ぎなかった。こうした不足の背後にある理由をクーリエ紙の記者に尋ねられたクントナー司教は,「カトリック教会も誤まりを犯した」ことを認めた。同司教は,「若い人々が聖職に就くよう刺激するような模範がしばしば欠如していた」と述べた。その新聞の記事は次のような言葉をもって締めくくられていた。「新たに司祭になる者が足りないことに加え,高年齢者の問題もある。オーストリアの司祭の3人に一人は60歳を超えている」。

きついジーンズで障害者になった若者

◆ デンマークの一医学雑誌は,最近,パーティーの最中にふろおけに投げ込まれた18歳の若者に関する話を伝えた。その若者は,そののち,水にぬれたきついジーパンをはいたまま寝込んでしまった。11時間後に目を覚ましたこの若者は,縮んだジーンズが血行の圧止を引き起こし,右脚の筋肉が損なわれて,一生身体障害を抱えることになってしまったことを知った。記事を書いた医師は,体にぴったりし過ぎたジーンズを買わないよう若者に注意を促し,そうしたジーンズをぬれたまま着用して皮膚に食い込むほど縮ませることがないように警告している。

中国は揚子江の水力を利用する

◆ 中華人民共和国の宜昌<イーチャン>で建設が進められているダムは,世界でも最大級の河川の一つである揚子江の水力利用を図る最初の試みである。1970年末に工事の始まったこのダムは,全長2.4㌔で,すでに7基の水力発電装置が据え付けられており,発電の準備が整っている。今から約4年後にこのダムが完成した暁には,21基の発電装置を備え,270万㌔㍗の発電能力を有するダムになる。約4,840億円をつぎ込んだこの工事は,電力を供給するものとなるだけでなく,洪水の制御にも役立つであろう。

安ければ国境を越えてでも

◆ カナダでガソリンを買って1㍑につき25円ほど節約しようとするアメリカのマイカー族のおかげで,ニューヨーク州バッファロー市にあるピース橋の交通量が2倍に増えた。橋の通行料から上がる収入は,1970年当時230万㌦(約5億5,200万円)であったのが,昨年はほぼ560万㌦(約13億4,400万円)に達した。昨年中,この橋を通った車の台数は約860万台であった。

ゴミの中のパン

◆ イタリアの製パン業界の会長によると,イタリアでは毎日約140万㌔のパンがゴミ箱の中に捨てられている。これは年間に換算すると,約5,100億リラ(約968億円)に相当する。ラ・スタンパ紙に掲載されたインタビューの中で,同会長はこの数字がミラノとバリの二つの都市で行なわれた調査に基づくものであると語った。それらの二つの都市では,毎日,各々4万5,000㌔および2万㌔のパンがゴミの中から見付かっている。これほど多くの消費者がパンをむだにしている原因の一つは低価格にあるのではないかと考える人もいる。

『盲目との闘い』

◆ イタリアで開かれたある会議に関する報道の中で,ギャゼッタ・デル・サッド紙は,同国には10万人につき200人の盲人がいると述べた。米国および北ヨーロッパ諸国では,盲人の数は人口10万人につき50ないし80人である。しかし,その数はパキスタンでは1,000人に,ナイジェリアでは約2,500人,ガーナでは3,000人へと増加する。目の病気を治療する現代の様々な方法をもってしても,盲目との闘いは「厳しい闘い」であるとその日刊紙は述べている。

死をもたらす環境

◆ たばこを吸わない人がヘビースモーカーのいる環境の中で生活しなければならないと,肺ガンにかかる危険があると伝える人々の声に,英国の科学論文がさらに加わった。その報告は肺ガンで死亡した女性346人のうち,174人がたばこを吸わない人であることを示している。ところが,その人たちは習慣的な喫煙者と一緒に生活していたか,そのような喫煙家のいる環境の中に絶えず置かれていた。1日に20本以上たばこを吸う人と結婚した女性の間では,肺ガンによる死亡率が倍になっている。

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