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なぜ諸教会は閉鎖されてゆくかものみの塔 1970 | 11月1日
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神は間もなく,彼らの罪を罰せられるでしょう。(黙示録 18章をお読みください。そこでは偽りの宗教の世界帝国が,象徴的に「大いなるバビロン」と呼ばれています。)
真のキリスト教は衰微してはいない
しかし誠実な人たちは落胆する必要はありません。真のキリスト教は決して衰微してはいないからです。真のキリスト教はかつてないほど繁栄しています。そのことは,「遺棄された1万8,000の教会」にかんするニュースを伝えた同じフランスの日曜新聞が,以下にかかげる記事で示しています。
「きよう午後……F・W・フラスズは,千年期の平和,すなわちハルマゲドンの戦いの後訪れる,そして多数の人間がパラダイスの地上によみがえる平和の希望について,最後の講演を行なう。……
「一部の人は肩をすぼめるかもしれない。しかし多くの人は考えさせられることだろう。人々は,フランスに3万,全世界に100万のエホバの証人がいて,しかも過去20年間に700パーセントという途方もない増加を示したことを知り,驚いた。人々は何を考えようと自由である。しかしこの現象は注目に価する」― 1969年8月10日付,ル・ジュルナル・デュ・ディマンシュ。
キリスト教世界の教会の衰微や崩壊と著しい対照をなすエホバの証人の増加と熱意と献身を見て,多くの人々は,自分たちが「異端と称」していたことをもう一度考え直しています。(使行 24:14,エルサレム・バイブル)最近フランスのある週刊誌はつぎのように書いていました。
「すこし前まで“よいカトリック教徒”は,エホバの証人が戸口に訪れて本をすすめたり,忠告したりすれば,腹を立てずにはいられないように感じたものである。
「今日では,自分の信仰を実践する勇気あるこの人々の姿は,わたしたちに考えることを余儀なくさせる。彼らの意見を受け入れるにはおよばぬが,カトリック教徒は考えはじめており,信仰を表明するために直面する皮肉な微笑や悪口や怒りを恐れぬこれら男女に対し“脱帽せよ”とまで言いはじめている」― 1970年2月15日号ラミ・デュ・プープル誌。
一部のカトリック教徒は,「初期クリスチャンは豪華な建物を持っていなかったにもかかわらず,彼らの社会は生気にあふれ,キリストの教えに忠実であった」と言っています。(1969年12月22-28日号レックスプレス誌)エホバの証人は誠実な人々が聖書の勉強をなさるのを喜んでお手伝いします。そして,そうした人々がいよいよ数を増す御国会館に来るのを歓迎します。そこでは,ほんとうに「生気に満ちた,キリストの教えに忠実な」クリスチャンの社会が見られます。
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“ビート族”も真理に応じるものみの塔 1970 | 11月1日
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“ビート族”も真理に応じる
◆ スウェーデンでのこと,ある若い男の全時間宣教奉仕者は,聖書に関心を示す,髪の長い“ビート族”に会い,その人と聖書研究が始まりました。その研究には,彼の仲間も数人同席しましたが,大半は髪を長くのばしており,ある者は大学生でした。進化論について論議がなされましたが,彼らは,自分たちの論を反駁する奉仕者の能力にたいへん感心し,「どこでそんなことを学んだのですか」と尋ねました。「『ものみの塔』と『目ざめよ!』誌からです。あなたがたもそれを予約して読むことができますよ」と奉仕者は答えました。その結果,八つの予約が得られました。それらの若者は集会に出席しはじめましたが,兄弟たちは,彼らが行儀よくふるまうかどうか疑問に思いました。しかし,とにかく彼らの出席を歓迎しました。若者たちは集会ごとに自分の席から,話に耳を傾けました。「その人たちの中の何人かが髪を切ってひげをそり,きちんとした服装をするようになったときの,わたしたちの喜びを想像してください。彼らは今では,公開講演者と同じように,身だしなみを整えています。そのうちのひとりは,すでに伝道者として奉仕しはじめました」。
― エホバの証人の1970年度年鑑より
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