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  • 地球の住人は事態を一層悪化させる
    目ざめよ! 1982 | 2月22日
    • 産業が先進国から発展途上国へ移転する傾向です。その報告は,日本がそうしている,と述べています。また,環境に害を及ぼす恐れのある米国の産業が,メキシコ,ブラジルおよび他の発展途上国に移転しています。

      これは人間の福祉に対する冷淡なまでの無関心さを反映していないでしょうか。他の人々に対する配慮の欠如ではありませんか。隣人愛は失われ,金銭に対する愛だけがあるのではありませんか。人間よりももうけを優先する実例ではありませんか。他の人々に対するこうした配慮が欠如している事例はブラジルのクバタン市に見られます。外国の企業が同市をあまりにも汚染したために,市内を流れる四つの川には生物が住まなくなっています。河口近くの海からとれた魚は摂取した水銀の影響で目がつぶれていたり体が変形したりしています。鳥やチョウや昆虫は一切いません。雨が降れば,酸性雨です。死産になる赤ちゃんや奇形が多く,生後1週間以内に死んでしまう子供も少なくありません。このような,目にあまる公害は先進国では容認されることがないため,クバタン市にある鉄鋼会社の専務取締役は,極めて冷淡に,「鋳鉄工場は第3世界の国々で操業する方がふさわしい」と言い放ちました。

      わたしたちは古い価値基準に戻らなければなりません。唯一の実際的な道は隣人愛を実践することです。環境に配慮を払うのはわたしたちが生き残るための道なのです。被害が出てから危険が明らかになるということが多すぎます。しかも,危険が明らかになったあとでさえ,害が引き続きもたらされるのです。生命のあやはきっちりと織りなされています。ほんの一部分でも危険にさらせば,多くのものを危険にさらすことになります。最初は数匹のチョウかもしれませんが,その危険は次に人間に及ぶのです。やがてはすべての生物が巻き込まれることになります。

      ローマン・ゲーリーはこう尋ねています。「どんな人間も孤島のようなものではないと言い続けることが本当に必要なのだろうか。どれだけ警告を受けたら気がすむのだろうか。どれだけ証拠や統計を並べられ,どれだけの人が死に,どれほどの美が失われ,あの悲しい動物園にどれほど“絶滅寸前の種”を送り込めば気がすむのか。……問題は心がそれにこたえ応じるかどうかである。……博物館に芸術品を詰め込み,美のために金を湯水のように使いながら,生きたこのすばらしい環境すべての中にある美が理不尽な仕方で破壊されるがままにするのは不条理なことである」―「絶滅に向かいつつある種」という本の序文より。

      しかし,最も重要な問題は,地球の所有者がご自分の地球の汚染についてどんな措置を取られるかということです。

  • 地球の所有者の取る措置
    目ざめよ! 1982 | 2月22日
    • 地球の所有者の取る措置

      自分を地球の所有者の立場に置いて,自分だったらどうするだろうか,と自問してみてください

      この号の冒頭の記事の中に,美しい家を借家人に貸し与えたのに,その人たちがその家を荒らしてしまったという話がありました。あなたはそのような者たちを立ち退かせるに違いありません。その後の二つの記事は,人間が地球に臨ませた荒廃のほんの数例を挙げています。ある家族

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