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    目ざめよ! 1973 | 1月22日
    • 何が築かれるか

      さんご礁は小さなポリプによって作られます。あるさんご礁は海岸から海に向かって延びていますが,そのようなさんご礁はふさ状礁と呼ばれています。一方,ほ礁(バリアー・リーフ)は水によって岸から隔てられていますが,海岸線に沿って存在します。

      オーストラリアのグレート・バリアー・リーフに次ぐ世界第2の長さのさんご礁は,英領ホンジュラスの海岸に沿って210キロも延びています。海岸と礁の間の水深は1-4.5メートルほどです。

      さんごの作り手は環礁も作ります。これは中にラグーンと呼ばれる礁湖をもつ,海洋中にある環状のさんごの島です。環礁は水没した火山の火口のふちにさんごが着生してできたものでしょう。これら環礁のいくつかには人が住んでおり,インド洋のある環礁には,ジェット機の緊急着陸場があります。

      このように島の建築は,これら小さなポリプがもくろむ計画としては野心的にすぎる,とはいえないのです。実際に,カリブ海のバルバトス島はおもにさんごでできています。海水と天侯による緩慢な崩壊作用によって,島のさんごは赤い泥土でおおわれるようになりました。

      どんな海でもさんごは生育しますが,さんご礁を形成するポリプは最低水温が摂氏18度以下にはならない海域に限られています。北極海に古代のさんご礁がのこっていることは,過去のある時期にこれら北方の海域も熱帯気候を有していたことを示しています。

      さんごの作り手が海のばく大な建築の仕事を続けている一方,パロットフィッシュやエンゼルフィッシュなどの他の生物がそれに穴をあけたり,つついたりして,さんごを弱めぼろぼろにくずしてしまいます。海綿動物や海草や藻が各部分を堅く結びつけており,全体が崩壊するのを阻止する救いとなっています。結果としてさんごは,トンネルや穴やかどのある多孔質の石灰岩になります。

      さんごの歴史と用途

      フェニキヤの海港ツロ(現在はレバノンのスルです)はかつてさんごの貿易で知られていました。地中海では非常に高価なあかさんごが採取されましたが,今でも採取されています。このさんごは小さなかん木のような形で育ち,しんが硬くて,みがくと赤やバラ色やピンクの色をおびてきます。そしてそれで,ネックレスや腕輪,他の装飾品をつくります。

      バルバドスやバミューダでは家の建築にさんごが用いられます。さんごは切断しやすく,空気にさらすと堅くなり耐久力があるのです。

      しかしながら,さんごの最も重要な働きは高潮,津波,ハリケーンなどによって海岸線がそこなわれないように保護することでしょう。多くの航海者は暴風雨のあいだ,安全な係留地をさんご礁のかげに見いだしたものでした。

      神のみ手の業であるこのような取るにたりない生き物がすばらしい建築を行なうことを考えると,驚嘆せざるを得ません。―詩 104:24。

  • 「限界に迫る」
    目ざめよ! 1973 | 1月22日
    • 「限界に迫る」

      ● 世界の人口に関する討義の際,人口統計学の教授ネイサン・キーフィッツは,1825年から1927年までの102年間に世界の人口が2倍になった事実を指摘した。そのあと1975年までのわずか48年間に,20億から40億へとさらに2倍になることを証拠は示している。しかし同教授は,増加率が上昇しているので人口の倍増に要する時間はさらに短くなるかもしれないと指摘している。同教授はさらに次のことを付け加えている。「地球に住める ― 住みごこちの良い状態ではないが ― 人口に関する最も楽観的な観測によれば,人口が倍増できるのはあとわずか2,3回だけである。最も良い状況の下でも,すでに生まれている子どもたちの生存中に到達すると考えられる限界にわれわれは迫っているのである」。―「環境 ― 資源,汚染と社会」(1971年),32ページ。

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