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国連の攻撃にさらされる宗教の将来目ざめよ! 1977 | 2月8日
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ばなりません。それはどのように可能ですか。地上におられた時のイエスはご自分の真の追随者に関して,「わたしが世のものでないのと同じように,彼らも世のものではないからです」と言われました。しかもそれと同時に「彼らを世から取り去ることではなく……彼らを見守ってくださるように」と神に祈ることをされました。―ヨハネ 17:14-16。
ありそうもないことのように思われるかもしれませんが,今日この原則に従って実際に生活している人々がいます。例えばレバノンにおいて,その国の1,800人のエホバの証人は,どこに住もうと彼らが常にそうであるように,紛争の政治的また宗教的面のいずれに対しても厳正な中立を保ってきました。政治と宗教のいずれに関連したものであっても,流血行為に一切組しない聖書の研究者という証人の名声ゆえに,彼らは“キリスト教徒”と回教徒の手を両方とも逃れて命の助かったことが何度もありました。アイルランドおよび他のすべての国においても同様です。彼らはこの事において神のご意志を行なうことを望んでおり,それゆえにどんな紛争にもかかわりません。
この事はある人々にとって理想的に過ぎるように思われるかもしれません。しかし次の事に留意してください。啓示の預言が引き続き着実かつ正確に成就するとすれば,神のご意志を知ってそれを行なうことは,唯一の真に実際的な生き方なのです。国連および世の諸宗教の両方に終わりが迫っているゆえに,この事は肝要です。「世は過ぎ去りつつあ(る)」「しかし,神のご意志を行なう者は永久にとどまります」と,聖書は述べています。エホバの証人は,いま神のご意志を学ぶように喜んであなたをご援助します。―ヨハネ第一 2:17。
参照文献
1. 国連記録 A/C, 3/L. 2006~2014。
2. 同上 E/CN, 4/L. 1338,4ページ。
3. 同上 5ページ。
4. ホーマー・A・ジャック,「宗教の自由に対する230の言葉」,10ページ。
5. 国連記録 E/CN, 4/L. 1338,4ページ。
6. 同上 E/CN, 4/L. 1327,2ページ。
7. 同上 E/CN, 4/SR. 1369,7ページ。
8. 同上 8ページ。
9. 同上 A/C, 3/L. 2006~2014。
10. 同上。
11. ホーマー・A・ジャック,前掲書。
12. 1976年1月24日付ニューヨーク・タイムズ,27ページ。
13. 1976年4月3日付エキスプレス(ペンシルバニア州イーストン),5ページ。
14. 1975年11月29日付オレゴン・ジャーナル,4ページ。
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収入格差の最も大きい国目ざめよ! 1977 | 2月8日
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収入格差の最も大きい国
◆ パリの経済協力開発機構(OECD)の発表した調査報告によると,西欧諸国で手取り所得の面から見て貧富の差が最も大きいのはフランスである。同国の総世帯数の1割に当たる最高額所得世帯の収入は,やはり総世帯数の1割に当たる最低額所得世帯の手取り収入のほぼ22倍であったが,オランダ及びスウェーデンの場合,格差はその三分の一にすぎなかった。ノルウェー,ドイツ,英国,そして日本では,両者の収入比は約10対1,カナダ,オーストラリア,米国では15対1であった。西欧諸国では,スペインだけがフランスに次ぎ所得格差が大きく,最高額所得世帯の手取り収入は,最低額所得世帯の19倍に相当する。
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