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支部の手紙王国宣教 1983 | 2月
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支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
沼津市にあった旧ベテルで協会が独自の印刷・製本の仕事を始めてから約10年が過ぎました。当時ほとんど経験のなかった兄弟たちが業を始めました。しかし,神の組織は常に前進し,その手の業を改善させ,増加させます。1978年には合計の雑誌印刷部数が1億冊に達しました。今この時点でその累計は約2億1,000万冊になりました。今奉仕年度中に2億3,000万冊に達する見込みです。その他の出版物の印刷や製本の仕事を考えると,ベテルでの仕事は本当に豊かに祝福されてきたと言えないでしょうか。
喜ばしいことに,統治体は日本支部が3台目の高速オフセット輪転機を入手することを承認してくださいました。約1年後には納入されるでしょう。これは従来の機械の能力をはるかにしのぐ最新鋭機で,1分間に最高1,000冊の雑誌を印刷することができます。(現在は平均270冊)これにより永年続いている交替制や残業を解消できると考えています。わたしたちは野外の宣教活動や自分自身の研究のために,確かに印刷された神の言葉とその理解を助ける文書を必要としているので,こうした点での進歩と拡大に対しエホバ神に感謝しています。
昨年の11月の野外奉仕報告によると,伝道者数は新最高数の7万4,759名になりました。さらに正規開拓者も増加し続け,1万4,619名に達しました。宣教活動の主な目的のひとつは人々を教えることです。そして兄弟たちがこのことをよく銘記していることが分かります。再訪問と家庭聖書研究もそれぞれ最高数をかぞえました。―マタイ 28:19,20。
進歩,前進を続ける神の会衆の中にあって,わたしたちひとりひとりも自分の分を立派に果たしてゆきましょう。自分の賛美の質,証言の巧みさに心を用いてゆきたいと思います。ベテルの中の奉仕であっても,野外での活動であっても,この緊急な時代のクリスチャンの信仰の業に熟練してゆきましょう。(箴 22:29)そのようにして人々を盲目にしているベールを切り裂き,その心に真の光を輝かせましょう。―コリント第二 4:3,4。
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真理の種をまき,育てる王国宣教 1983 | 2月
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真理の種をまき,育てる
1 人々に証言する時,文書を提供し,パンフレットや招待ビラを置いて来る時,わたしたちは王国の真理の種をまいています。イエスはわたしたちの業を,農夫が種をまくことに似たものとして描かれました。(ルカ 8:5-8)できる限り大勢の人々の心に種をまくのがわたしたちの願いです。皆さんも同じように感じておられるのではないでしょうか。
2 2月中,わたしたちは1月に引き続いて「王国ニュース第31号」と最新号の2冊の雑誌,それに「最善の生き方」と他のポケット版の書籍を一組700円の寄付で提供します。「王国ニュース」をよく用いて家の人と会話するよう努めましょう。
3 わたしたちのほとんどは,自分の奉仕時間の大半を家から家の業に費やしますが,それはふさわしいことです。わたしたちはそれぞれの家で少なくともだれかと話したいと思います。しかし,だれかが家にいるところに行き合わせるまで,二度,三度と訪問しなければならないことが少なくありません。また,他の人々にはその仕事場や勤め先で証言することもあります。多くの伝道者たちは街路での業に携わって,さらに他の人々と接触することに努めます。「わたしたちの王国宣教」は,庭園や中庭で働いている人々に近づくことや,配達とか修理にやって来る人たちに話しかけることを励ましてきました。種がどこで根づくかはだれにも分からないので,伝道の書 11章6節は,良心的に『種をまく』ようにと勧めています。
再訪問
4 使徒パウロは,真理の種を植えることと,それに水を注ぐことの両面に言及しました。(コリント第一 3:6)これは,人々を教え,弟子とするようにとのイエスのご命令と一致しています。(マタイ 28:19,20)ですから,わたしたちには,受け入れる気持ちのある人々を再訪問し,真理の種に水を注いで育てるよう努める責任があるのです。この事はどのように行なえるのでしょうか。
5 心の正直な人たちにとって,王国の音信は良いたよりです。王国はその人々の直面している諸問題を除去し,人類の必要としているものをことごとく備えるのです。それで,再度訪問する時,王国が成し遂げる事柄を聖書から示してあげてください。それと同時に,相手の人々が憂慮している事や関心を持っている事を知るように努めてください。そうすれば,王国のどの祝福が特に相手の人の心に訴えるかを見極める助けになるでしょう。―マタイ 10:7,12,13; 9:36。
定期的に参加しなさい
6 普通,再訪問をしたり,聖書研究を取り決めるよう努めたりするための時間を定期的に予定しておくのが最善です。多くの人たちは,日曜日に家から家の業に定期的に参加するのを習慣にしています。ほとんどの人は,最初の訪問のすぐ後に再訪問するのが最善であることに気付いています。あなたは,二,三日以内の,関心がまだ強い間に再訪問をしたことがありますか。それは大変効果的なことがあります。
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わたしたちを霊的に強める集会王国宣教 1983 | 2月
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わたしたちを霊的に強める集会
1 「固い食物は,円熟した人々,すなわち,使うことによって自分の知覚力を訓練し,正しいことも悪いことも見分けられるようになった人々のものです」とパウロは述べました。(ヘブライ 5:14)会衆の集会は,思いと心を強めるのに必要な固い霊的食物を供給します。それゆえ,『集まり合うことをやめたりしない』ようにという聖書の命令を,過小評価すべきではありません。わたしたちには,霊感によるこの指示に従うべき十分の理由があるのです。―ヘブライ 10:23-25。
2 会衆の他のすべての集会に定期的に出席し,参加して,それらを楽しみ,またそこから益を得ると同時に,毎週行なわれる会衆の書籍研究の価値を決して小さく見ないでください。それが少人数のグループで行なう組織された集会であるということは,その霊的な価値を高めています。それによって一人一人がもっとよく参加できます。聖句を開き,読んで討議する時間がいつもより多く得られることが少なくありません。新しい人たちや子供たちは参加しやすく感じ,自分の信仰を言い表わす点で自信を得るにつれて急速に進歩します。より重要な資料に対して円熟した伝道者たちの述べる注解は,出席しているすべての人を力付け,強化するのに役立ちます。書籍研究での相互の励まし合いは,それを支持するすべての人を活気付け,結果として,一致のきずなは一層強まります。―箴 27:17。ローマ 1:11,12。
3 2月27日の週から初めて,わたしたちは「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」の本を会衆の書籍研究で学びます。是非,定期的に出席し,予習して参加なさってください。
予習
4 書籍研究の定期的な予習と参加によってわたしたちは霊的に強められます。(コリント第一 16:13)それに参加する時,集会は一層興味深く,励みを与えるものとなります。その結果は,より大きな喜びと満足,霊的な成長です。また,わたしたちが参加すれば,兄弟たちを励まし,強めるのにも役立ちます。
5 書籍研究の準備をするにあたって,各家族は必要や事情に応じて自分たちの取決めを設けるのが最善です。ある家族では,各成員が個々に書籍研究の予習をします。一部の成員は,仕事への行き帰りに乗り物の中で毎日数節を学びます。子供たちを援助するために,親は書籍研究の予習をすることを子供に思い起こさせ,励まします。また,時間を取っておいて,予定の部分全体を一緒に予習する
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