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  • 教会には何が起きているか
    目ざめよ! 1973 | 12月22日
    • 辞職する牧師を補充する見込みはといえば,まさに暗たんたるものです。僧職希望者はほとんどいません。このようなわけで,多くの神学校が閉鎖されています。アメリカ中部のある地域だけで,1967年以来,神学校33校中12校が閉鎖されました。ザ・クリスチャン・センチュリー誌はこう評しました。「新教系の神学校のぶどうの木は枯渇しつつあり,カトリック系のそれは滅びようとしている」。

      他の国の事情はさらに悪化しています。パリの雑誌である1970年1月18日号,ル・ジャヌール・ド・ディマンチ誌は,「フランスでは1万8,000個所の教会,礼拝堂および小礼拝堂が廃棄されたか,あるいは廃棄されようとしている。ということは,フランス各地の礼拝場はその半数以上が遅かれ早かれ滅びる運命にあることを意味している」と報じました。1973年1月6日付,オタワ・シチズン紙は,「英国では過去数年間に[教会の]閉鎖は5,000件に達した」と伝えています。

      こうした衰退のため,この世界宗教は無能化する脅威にさらされています。それにしても,このような事態の背後には何があるのでしょうか。なぜそれほど多くの人びとが教会を去るのでしょうか。あるいは,少なくとも,どうしてもはやめったに礼拝に出席しないのでしょうか。

      衰退の理由

      一つには,人びとは教会が金銭問題についてくどくどと繰り返して言うのにうんざりしています。ある活動的なルーテル信者はこう言ったと伝えられています。「まあお聞きください。教会の取っている態度は貪欲のそれですよ。教会はあなたのお金を欲しがっているのです。……教会はいつも,十分にもらってなどいないと言わんばかりの風をしています」。読者も教会について同様に感じておられますか。そう感じている人びとが教会をやめているのです。―1968年11月6日付,ザ・ルーセラン紙。

      また,多くの人びとは,政治に介入する教会のことを憂慮しています。1971年10月号のリーダーズ・ダイジェスト誌は,「われわれの教会は革命を財政的に支援しなければならないのであろうか」と題する記事を掲げ,次のように指摘しました。「世界教会会議は,アメリカおよびアフリカにおける反逆を支持するために教会の勢力と基金を当用している」。あなたが親しく交わっている教会は,政治問題に深く関係していますか。

      牧師たちは神のみことば聖書を教えるわざを固守してはいないので,多くの人びとはそのことを苦慮しています。ザ・アリゾナ・リパブリック紙が報じたとおり,一婦人は次のように認めました。「確かに私たちは聖書に関しては無知です。牧師たちはもはや福音を伝道したり,教えたりしてはいません」。してみれば,人びとが教会を放棄しているのも何ら不思議なことではありません。

      多くの人びとが抱くに至った見解は,諸教会はとにかく神に仕えてはいないということです。1969年3月号のレディーズ・ホーム・ジャーナル誌は,「千人の女性の報告: もはや教会には神を見いだすことができない」という人目を引く表題を掲げました。

      では,全能の神ご自身が諸教会を非としておられると言えるでしょうか。

      神が非としておられる教会

      神のみ子イエス・キリストは,神がすべての教会を是認しておられるのではないことを明らかになさいました。イエスの言われた次のことばは,彼のみ父の意志に添わない教会の教えを奉じている人びとによく当てはまります。

      「わたしに向かって,『主よ,主よ』と言う者がみな天の王国に入るのではなく,天におられるわたしの父のご意志を行なう者が入るのです。その日には,多くの者がわたしに向かって,『主よ,主よ,わたしたちはあなたの名において預言し,あなたの名において悪霊たちを追い出し,あなたの名において強力な業を数多く成し遂げなかったでしょうか』と言うでしょう。でもその時,わたしは彼らにはっきり言います,わたしはいまだあなたがたを知らない,不法を働く者たちよ,わたしから離れ去れ,と」― マタイ 7:21-23,新。

      不法を働く者たちなのです! あなたは,神によって不法をなすものとみなされている教会と提携している者とみなされることを望まれますか。『それにしても,神が宗教制度をそのようにみなすことは決してないのではなかろうか』と異議を唱える人がいるかもしれません。

      ところが,それは実際にあり得るのです! たとえば,神の意志を行なっていると唱えながら,そうせずに,神のみことばの代わりに自分勝手な考え方を好んだユダヤ教の宗教制度のことを考えてみてください。(マタイ 15:1-9,12-14)その指導者たちに向かって,神のみ子イエス・キリストはこう言われました。「見よ,あなたがたの家はあなたがたのもとに見捨てられています」。「神の王国はあなたがたから取られ(ます)」。そして,そのとおりになりました。神はその全宗教制度を退けられました。結果として,その制度は単に徐々に滅びるどころか,西暦70年に ― その神殿と祭司たち,および崇拝者たちもろとも,神のみ子が予告したとおりに一掃されてしまいました。―マタイ 23:38; 21:43。ルカ 19:41-44。

      あなたの教会についてはどうですか。それは神に対してどのような立場を取っていますか。それを知る方法があります。

  • 真のキリスト教のわざ
    目ざめよ! 1973 | 12月22日
    • 真のキリスト教のわざ

      神に是認される真のキリスト教は,神の要求に従うものであり,それは神の示されたわざを行なう宗教です。さもなければ,それは真のキリスト教ではありません。

      では,真のキリスト教のなすべきわざとは何ですか。

      その顕著な責務の中に,神のみ子イエス・キリストがご自分の追随者に対して,「それゆえ,行って,すべての国の人びとを弟子とし……教えなさい」と命じて割当てたわざがあります。また,彼らの宣べ伝えるべき特定の音信をさし示して,イエスはこう言われました。「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう」。(マタイ 28:19,20; 24:14,新)聖書の示すところによれば,『わたしたちの神から見て清い宗教』を実践する人びとはそのようなわざを行なう一方,自らを「世から汚点のない状態に」守らなければならず,世の霊を示したり,世の政治問題に干渉したりなどしてはなりません。―ヤコブ 1:27,新。

      教会はそうしていますか。ブラジル・バプテスト会議の外国宣教委員会の後援のもとに発行されたある冊子は次のように認めていますが,その趣旨は世界宗教の諸派すべてによく当てはまるものと言えます。

      「イエスはご自分の弟子たちのもとを去るさい……彼らに唯一の仕事を与えられた。それは世界をキリスト教化することであった。……実をいえば,われわれは,イエスから行なうよう命ぜられたその一つの仕事を除いては,他のあらゆることを行なっているのである……われわれは福音を全世界に伝えることはしてこなかった。イエスの命令は遂行しなかったのである」。

      諸教会が全世界で「福音」を宣べ伝えてはいないということは,多くの人びとの目にとって明らかなことです。最近のこと,教会は人びとの必要とするものを充満させているかどうかについて質問を受けた,社会史家ウイル・ハーバーグはこう言いました。「ほとんどの教会はその正当な唯一の宗教活動,つまり福音を宣べ伝えるという意味では,一度もそうしたことがなかったと私は思う」― 1973年6月4日号,USニュース・アンド・ワールド・リポート誌。

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