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わたしたちの関心事王国宣教 1971 | 12月
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の巡回大会でバプテスマを受け,私たちのクリスチャン兄弟となりました。そしてこの人から導かれたもうひとりの男の人も,その巡回大会で伝道しはじめました。この新しい兄弟は現在,聖書研究を1件司会しており,また神権宣教学校でも良い話をします。この人は真理を知る前から世の悪に対して心を悩ましていました。特に公害問題に詳しく,人間の力では問題は解決できないので,何かがなければならないと絶えず考えていました。丁度そのころ伝道者が王国の音信を携えて訪問したために,すばらしい進歩を示しました。今この兄弟はエホバに深く感謝し,生涯をエホバ神のためにささげることを堅く決意しています。10月の巡回大会でもうひとりの姉妹が誕生し,会衆一同ほんとうに喜んでいます」。
6 戸別訪問や雑誌配布また再訪問のわざ,研究を始め,それを司会して新しい人たちを神の組織に導くわざ ― こうした平衡のとれた奉仕は,この緊急な時代の今,エホバの名前と目的をたたえるわざに十分あずかりたいという,わたしたちの深い関心を確かに表わすものといえます。
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歳末と正月の活動王国宣教 1971 | 12月
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歳末と正月の活動
1 普通,年末は日本の人たちにとって多忙な時です。エホバの証人にとってもやはり年末は忙しい時ですが,証人たちは年末の好機を活用して,広範に及ぶ証言を行ないます。人びとがクリスマスや正月を祝えるのはあと何年もありませんが,エホバの真理の輝かしい光は永遠に輝きます! エホバの民が,古い世の祝日の時期がもたらす好機を活用して王国奉仕のために積極的に『時間を買い取る』のはなんと時宜にかなっているのでしょう。
2 12月の最後の週と1月の第1週は,多くの人にとって奉仕のための余分の時間を持てる時期となります。昨年,大ぜいの人が機会を捕えてこの時期に休暇開拓を行ない,その結果,12月のほとんど2倍にあたる751人が1月に休暇開拓者として報告しました。それら休暇開拓者は多くの本を配布し,数多くの予約を得て,なんとすばらしい時を過ごせたのでしょう。あなたも今年12月25日から来年1月7日までの期間,あるいは他のお望みの期間,休暇開拓者として名簿に載せられて,この幸福な一群の奉仕者のひとりになれますか。しかし,こうした時期に開拓奉仕を行なえない場合でも,この「邪悪な時代」にあって特別の証言を行なう機会をぜひ1つ残らず捕えてください。―エペソ 5:16,新。
3 今年の“クリスマス”は土曜日にあたりますから,その日はさぞかし忙しい雑誌の日となるに違いありません。会衆は午前,午後そして晩の雑誌のわざを計画できますし,あなたはおそらくこれらの機会のうち,少なくともその2つにあずかれるでしょう。ぜひ十分の雑誌を野外に携えて行けるようにしてください。そうすれば,きっとそれらの雑誌を配布できます。「目ざめよ!」の12月22日号には人びとに訴える多くの記事が載せられていますが,なかでも,「あなたは気にかけていますか」と題する記事は,“クリスマス”にかかわる虚偽に人びとの目を見開かせずにはおかないでしょう。
4 他の日になされる証言にさいしては,引き続き本を提供します。年末が近いので人びとが忙しくしている場合には,証言を快活で簡単なものにしてください。聖書を取り出す時間さえない場合があるかもしれませんが,それでも,印象的なさし絵を見せたり,「永遠の生命」の本の31-35ページの年表を示したり,何か興味深い聖句を口頭で述べたりして証言できるでしょう。こうした貴重な本を求めるのに要する寄付の額はごくわずかにすぎないことを忘れずに指摘し,これらの本を今求めておいて歳末の忙しさが過ぎ去った新年に読むよう提案してください。
5 1月1日から3日までの正月は,会衆による証言運動のための絶好の機会ですから,この期間の午前,午後のために適当な取り決めを設けてください。この間に,「ものみの塔」の1年の予約(希望者は両方の雑誌の予約)を提供する運動に切り替えられますが,最初から熱心にこの運動を押し進めましょう。1月の最初の3日間は1年中で予約を得る最良の時期の1つです。新しい伝道者が要点をはっきり説明して予約を提供できるよう,ぜひ援助してください。10月の「目ざめよ!」運動中,ひとりの新しい伝道者が25円の寄付で雑誌1冊を提供していました。そこで,経験のある伝道者が,雑誌を1,2冊求められるということを言わずに1年の予約を積極的に勧める方法を新しい伝道者に示したところ,新しい伝道者はそれからひとりで証言して,喜ばしいことに予約を得ました。家の人が1年の予約を断わったなら,試験的に半年の予約を勧めるか,2冊の雑誌を一度読むよう勧めることができるでしょう。
6 予約を勧めるさい,何冊かの違った号の雑誌を見せるのはよいことです。1月1日号の「ものみの塔」はなんとすばらしい雑誌でしょう。この号には,「諸国民すべてが神と正面衝突する時」と題する,大会の講演の全文が収められています。聖書預言の成就から見て,その時は迫っていること,また人びとが救いのためのエホバの愛ある備えについて学ぶための時間はわずかしか残っていないことがわかります。わたしたちの関心事は,人間から崇拝を受けるに値するのはエホバだけであることを知らせ,かつ時間の残されている今,援助を欲する人びとを助けることです。「ものみの塔」(あるいは「目ざめよ!」)を郵送されて定期的に入手すれば,それらの人びとは確かにそうした援助を受けられます。
7 『時は縮まっています』。国の内外に山積する諸問題,「大いなるバビロン」の退廃の進む状態,またあの『荒廃をもたらす嫌悪すべきもの』つまり国連内部で進む政治工作を見るとき,この句の真意はなんと明らかでしょう。この邪悪な事物の体制に対する預言の成就の最高潮は間近に迫っています。この終わりの日にあって,もし,『主の仕事においてなすべきたくさんのことを常に持って』いるなら,わたしたちはなんと幸福なのでしょう。―コリント前 15:58,新; 7:29。
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休暇開拓を行なう機会を活用しましょう
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良いたよりを伝える ― 容易に会えない人たちに王国宣教 1971 | 12月
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良いたよりを伝える ― 容易に会えない人たちに
1 何度か訪問しても留守の人たちに個人的に会うには,どうすればよいでしょうか。週中の別の時間に,あるいは晩や週末に訪問してみるのも良いことです。しかし,それでも留守の場合,そうした人たちと個人的に会うには,どうすればよいでしょうか。
2 家の人の名前が玄関のベルのそばや郵便受けなどに出ている場合,それをノートに控えておき,その資料をもとにして家の人の電話番号を調べ,適当な時間に電話をして個人的に話し合うよう努力している伝道者もいます。電話で話すさい,それまでに何度か訪問しましたが会えなかったということを告げ,聖書がこの危機の時代について述べる事がらはたいへん重要なので,こうして電話で話し合うのは事宜を得たことではないかと思われる旨伝えます。良い判断を働かせ,簡潔に話すことがたいせつです。
3 雑誌か研究を勧めるちらしを相手の家に置いてきたのであれば,話の中でそのことを取り上げてもよいでしょう。電話を通して簡単で,しかも思慮深い仕方で話をすれば,すぐれた結果が得られ,かつ相手の在宅の時間に面会する特別の約束が得られる場合もあります。この提案はこれまでにも,留守の人を尋ねる場合だけでなく,管理人の許可が得られないのでアパートにはいって証言することはできないにしても,居住者の氏名を控えられる場合などにも実行され,良い結果が幾つか得られています。
4 何度訪問しても家の人が留守で会えないというような経験をした伝道者はいったい何人いるでしょうか。一方,電話は再訪問の予定を設けるのに活用できるのです。ある姉妹はこう書き寄せました。「ある日の午後,私は再訪問の記録を全部集めて,かつて研究をした人や雑誌の予約をした人すべての名前と電話番号のリストを作り,それらの人に電話をかけて,訪問する取り決めを設けてみました」。それら訪問の約束に応じた人はほとんど約束を守りました。その結果,この姉妹は野外奉仕に費やしうる自分の時間内に多くのことを成し遂げ,なかでも,幾つかの予約を得ることができました。
5 家の人が電話を持っていない場合,あるいは伝道者の希望であれば,きちんとした手紙を書いて,個人的に会えない人たちに送ることもできます。なかには,からだが不自由なため戸別訪問による宣教に携われない伝道者で,他の伝道者から受け取る留守の人の記録を用いて,そうした人たちに手紙を書き,りっぱな奉仕をしている人もいます。また,ある事情のため一時的に外出できなくなる場合,そうした手紙を書いて奉仕する伝道者もいます。
6 家を尋ねても容易に会えない人たちに接する別の効果的な方法は街頭伝道です。開拓者として奉仕しているある会衆のしもべはこう書いています。「過去2,3か月間,街頭で雑誌のわざに携わってきましたが,その間に幾つかのすばらしい経験を得ました。街頭で会う人々に証言して,たくさんの雑誌を配布し,予約を得たばかりか,聖書研究を3件始めることができました」。彼はまた次のようなすぐれた提案をも述べています。「街頭で証言するさい,あまりせわしくない町角その他の場所に立つほうが効果があります。ひとりで立っていれば,人目につきやすく,また,笑顔で“今日は”とあいさつして,人に近づくこともできます。そうすると,人々はいっそう親しい態度を取りますし,多くの人が立ちどまって話をします」。
7 こうした提案をできるだけ活用すれば,容易に会えない人たちの多くにも証言できるようになるでしょう。
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神権的ニュース王国宣教 1971 | 12月
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神権的ニュース
◆ 最近次の23の都市で開拓者や伝道者が王国伝道のわざを開始しました。紋別,名寄,富岡,黒磯,渋川,竜が崎,東金,武蔵村山,大月,小諸,須坂,大町,御殿場,高山,大府,犬山,関,常滑,中津川,有田,三田,小野田,甘木。9月以後23の孤立した群れが初めて新しい伝道者を報告しました。仙台・東,鹿沼,横浜・瀬谷,館山,豊田,津島,草津,箕面および洲本に新しい会衆が設立されました。他の多くの孤立した群れも会衆設立を目ざしてすぐれた進歩を遂げています。因島と隠岐島で新しい伝道者たちがすばらしい奉仕を行なっています。どなたか佐渡ヶ島で開拓奉仕をしたいと考えているかたはおられませんか。
◆ 引き続き開かれている一連のすばらしい巡回大会の出席者数と受浸者数。青森: 313,15。福島: 532,21。堺: 703,9。八代: 503,15。所沢: 941,32。東京・墨田: 683,14。
◆ インドネシアのジャカルタで開かれた地域大会に1,608人が出席しました。73人がバプテスマを受けました。さらに7つの大会が開かれる予定です。
◆ アルゼンチンの新しい支部の建物が完成し,すでに使用されています。アルゼンチンでは,22,000件以上の聖書研究が司会されています。
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日本の奉仕の報告: 10月王国宣教 1971 | 12月
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日本の奉仕の報告: 10月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 570 147.1 75.0 7.4 224.7
開拓者 1598 100.1 47.8 4.8 132.3
休暇開拓者 895 87.8 42.9 2.9 105.6
伝道者 9131 16.9 8.7 1.1 21.1
合計 12194 新予約: 23674
新しく献身してバプテスマを受けた人: 138
1972年の伝道者の目標: 11782
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発表王国宣教 1971 | 12月
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発表
◆ 12月に提供する文書: 「永遠の生命」あるいは「偽ることのできない」と「神のことば」に「良いたより」の小冊子を添えて300円の寄付で。1月-4月: 「ものみの塔」の予約を3冊の小冊子を贈り物として添え600円の寄付で。4か月にわたる予約運動中,会衆は1年の新予約に対して560円だけを送金します。差額の40円で3冊の無料の小冊子の代金を補えます。半年の予約に対する特別の割引はありません。開拓者は予約運動中も同じです。
◆ 各都市での集会場の住所と集会の時間に関する問い合わせがしばしば協会に寄せられます。協会はできるかぎり最新の資料をお知らせしたいと思っていますので,招待ビラの場所や時間を変更したなら「会場の住所変更」あるいは「時間変更」としるしてそのビラを一枚直ちに協会に送ってください。そうすれば,日曜日の集会について問い合わせる人に,そのビラを用いて知らせることができます。また,一時的な変更も知らせてください。(記念式の時など)
◆ 1972年の年鑑(英文)を求めたい人は会衆を通して注文してください。年鑑は1冊200円です。1971年7月1日以前から名簿に載せられている正規開拓者,特別開拓者,宣教者,巡回および地域のしもべで英語のよくできる人は。文書のしもべを通して年鑑を1冊無料で求められます。その数も会衆の注文に含め後日,それらに対し「無料の年鑑」として協会に払い戻し請求できます。開拓者はだれでも年鑑を1冊60円で求めることができ,それに対して会衆は「開拓者価格で渡した分」として払い戻し請求できます。製本した1971年の「ものみの塔」と「目ざめよ!」(日本語版か英語版)を今注文できます。1冊1000円です(伝道者も開拓者も同じ価格)。カレンダーは今後印刷されません。
◆ #24の聖書は入手できません。しかし協会には#12の聖書(新世界訳聖書,英語版,400円)が大量に在庫しています。必要に応じてどうぞ注文してください。
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