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なぜ神は人間をつくつたかものみの塔 1957 | 4月1日
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物を打ちこわし,すべての思いをとりこにしてキリストに服従させます。―コリント後 10:4,5,新口。
『地的のもので,語られた言葉程に人間の心を影響するものはない。』とエドウイン・ジー・ローレンスは言いました。『その故に,教育を受けた言語は人間の持ち得る最大の武器と言える。』そして,言語の目的は『ひとりの人から別の人に考えを伝えることであり,広い意味では,その言語を聞く人に影響を及ぼす為である。』
それは,正しくキリスト教の目的です。その正しい希望に充ちた言語により,キリスト教は或る人々に影響して正義と生命に向わせます。善意を持つ人々といつしよに神の知識と,神の御国に分け与ることは,現在の生活にたいする最も高く,しかも最も高尚な目的であります。あなたが,この最も幸福な生活に与り得ますように。
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稲妻 ― 非常な肥料ものみの塔 1957 | 4月1日
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稲妻 ― 非常な肥料
科学が最近になつて知つたものに,稲妻のなす有益な働きがあります。その働きとは,土壌に肥料を与える,ということです。1956年7月号の「科学ダイジェスト」は,そのことについて,次のように説明しています,『稲妻は,土壌成分なる窒素化合物の世界最大の生産者だ。それがないなら,地上にある大部分の植物は,存在しないだろう。電光が空中を一閃するごとに,それから生ずる非常な熱で窒素と酸素を化学的に結びつけて,窒素酸化物をつくる。この窒素酸化物は,こんどは酸素および水と結合して,硝酸および硝酸塩に変る。これらの化合物は,稀薄ではあるが雨といつしよに地上に降下する。推定するところによると,この全地の表面では,稲妻は毎年10億トン以上の窒素化合物を生産している。その量は,世界の肥料工場全部で生産される量よりも幾倍も多いものである。もし稲妻がないなら,地上のすべての植物は枯れて亡びてしまうだろう,とも考えられる。』科学が今学んでいる他の多くの事柄と同じく,稲妻が電気的な作用で土に肥料を与える,という発見は,聖書が真の科学の本であり,その著者が全知の創造者,ヱホバであることを証明しています。ヱホバ御自身が,ヨブに次の質問を述べているからです,『誰が大雨をそそぐ水路を開き,いかづちの光の過る道を開き,人なき地にも人なき荒野にも雨を降し,荒かつ廢れたるところどころをうるおし,かつ若草を生出しむるや』。―ヨブ 38:25,27。
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産出の神なるヱホバものみの塔 1957 | 4月1日
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産出の神なるヱホバ
『私の父は今にいたるまで働いておられる。私も働くのである。』― ヨハネ 5:17 新口。
1 何によつて,ヱホバが宇宙の至上産出者なることを知りますか。
ヱホバは,宇宙の最高産出者です。『もろもろの天はヱホバのみことばによりて成り,天の万軍はヱホバの口の気によりて造られたり。』(詩 33:6)疑うことができますか。昔のアブラハムと同じように,あなたもいま天を眺めて,もしできるなら星を数えてごらんなさい。ヱホバは幾十億という多数の星をみなつくりました。(詩 147:2-4)まつたく,天の素晴らしさを見るとき,創造主はあたかも,広大無辺な空間いつぱいに,燦然と輝く宝石のちりばめられた巨大な幕を帳りめぐらしたように見えます。私たちの造り主なる御方の御稜威,創造の御業,産出の力には,ただただ驚嘆するのみです。詩篇を書いた人も驚嘆しました。そして,次のように書いたのです。『わが神ヱホバよ,なんじは至大いにして尊貴と稜威とを衣たまえり。なんじ……天を幕のごとく
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