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支部の手紙王国宣教 1977 | 11月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
「勤勉な者の手は人を富ますものである。洞察力をもって行なう子は夏の時期に集めている」。これは賢い王ソロモンが箴言 10章4,5節で語った言葉です。みなさんは『勤勉な働き人』として文字通り『夏の時期に集める業』に加わりましたか。8月中,東日本は降雨が続き,西日本は雨がない猛暑が続くという異例な天候でしたが,それにもかかわらず全日本の伝道者はとても勤勉に働きました。
8月中伝道者は合計4万1,695人の新最高数に達しましたが,これは昨年の平均を15%も上回るものでした。野外では15万冊を超す厚手の書籍が配布され,引き続き大きな関心が示されています。みなさん,本当に夏の間よく奉仕なさいました!
8月で終わった一年間の奉仕,つまり1977奉仕年度の奉仕の合計がこの「王国奉仕」3ページに示されておりますから,この手紙を読みながらその表を参照していただきたいと思います。この一年間もわたしたちの勤勉な働きをエホバは豊かに祝福してくださいました。伝道者最高数は4万1,695人に達し,伝道者の平均は初めて4万人を超えました。昨年中,毎月平均して5万5,800件以上の家庭聖書研究が司会され,この中から,4,762人がバプテスマを受けたこともわたしたちの大きな喜びです。特別,正規開拓者の時間の要求が調整されましたが,奉仕時間の合計は前の年とほとんど変わりないものでした。この調整により,より多くの方が開拓奉仕に入るようになり,すべての立場の開拓者がより平衡の取れた奉仕や生活を楽しんでいます。
際立って大きな増加が見られたのは補助開拓です。最高数は5,222人で前年の最高数を66%も上回るものでした。一日わずか2時間を奉仕に当てるよう計画すればよいので,多くの人はこの奉仕の特権を楽しんでいます。神戸市の一主婦は補助開拓の取決めが発表された時,「これこそ私に与えられたエホバの愛ある備え」と考えて計画を立てました。一か月を10日ごとの三つに区分し,各10日ごとに20時間を奉仕できるよう計画し,家事や個人研究をよく整えました。結果として
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必要としていたものが手もとにあります王国宣教 1977 | 11月
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必要としていたものが手もとにあります
1 今日の十代の人々は不安定で,混乱した世の中で成長しています。十代の多くの人々は実際に人生とは何かについて,その答えを見いだそうとしています。生活状態は彼らの親たちが発育ざかりにあった20年,30年前とは大いに異なっています。今日の若い世代の問題もまた異なるものです。それで十代の人々に役立ち,しかも興味を引く出版物の必要が大きくなりました。そして今,必要とされていたものがわたしたちの手もとにあるのです。―「あなたの若い時代,それから最善ものを得る」という新しい書籍です。
2 この新しい書籍は若い人々に優れた助けとなるでしょう。しかし,若い人々がそれから益を得るため,彼らはそれを手に入れて読まねばなりません。そうするのはわたしたちの特権です。「若い時代」の本は5ページで次のように述べています。「青年時代は挑戦の時代です。……今日,人生の行路には数多くの難所があります。それに立ち向かうには勇気がいります。しかし,難所を切り抜ける方法を早くから学べば,残りの行程はあなたにとってはるかに容易なものになります」。この本は若い人々の目を神の言葉に向けさせ,生活の諸問題を正しい仕方で取り扱い,生活をもっと満足のゆくものにし,また,人がどのようにしてエホバに喜ばれる者となれるかを示しています。
3 今日エホバの組織内には大勢の若い人々がおり,さらに幾千人もの人々が入ってきています。事実,かなりの数の十代の人々が親からの反対にもかかわらず真理を受け入れています。彼らは伝えられた良いたよりを聞いた時,真理の響きを認めます。彼らはそれを受け入れ,自分たちがまだ若い時に,エホバとの献身した関係に入り,エホバに仕えたいとの願いを示します。(伝道 12:1)新しい「若い時代」の本は若い人々が物事に関するエホバの思いを知り,自分の思いをエホバの考え方に従って変化させるのを助けます。―ローマ 12:1,2。
ほかにもだれがそれを必要としているか
4 若い伝道者のほかにも,だれがこの本を必要としていますか。親や祖父母も家族内でこれが本当に役立つことを知るでしょう。それらの人々は自分の子供たちや孫たちが自分でそれを読むよう励ますべきです。またみながこの本を一緒に読むのもよいでしょう。そうすれば家族全員は共に益を受けられます。「若い時代」の本は大勢の親が子供たちや十代の人々の今日直面している問題をもっとよく知るように助け,親が子供たちと意思の疎通を図るのに助けとなるでしょう。このようにして親や祖父母は子供や孫たちを霊的にそして生活上の他の面で援助するのにより良い立場に立つことになります。
どこで配布できるか
5 あなたが知っている人で,この新しい出版物から益を得られる人を考慮してください。近所の人か親せきに,十代の子供をもっていて,その本を感謝すると思える人がいるかもしれません。また青少年の問題を扱う人,学校当局者,そして警察官でさえ自分たちの仕事でこの本が役立つと考えるかもしれません。年若い伝道者や親たちはこの本を教師に示し,それを読んでみるよう勧めたいと思うでしょう。ある伝道者は高校,専門学校,大学の近くで街路伝道を行ない,そこで会う若い人々に「若い時代」の本を提供したいと思うかもしれません。あなたの知っておられる年配の方の中には,自分の親せきの若い人や友人や子供たち,これから親になる人にこの本を贈り物としたいと考えている人がいるかもしれません。しかし,配布のための最善の機会は家から家の野外奉仕であり,この業にみな力を注ぎましょう。
6 わたしたちすべてはこの新しい優れた出版物を個人的に,また野外で使用できることをうれしく思っております。わたしたちの必要としていたものが手もとにあるのです。多くの人が「若い時代」の本から益を受けるよう助けてまいりましょう。
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家族のみなさん,共にエホバを崇拝してください王国宣教 1977 | 11月
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家族のみなさん,共にエホバを崇拝してください
1 わたしたちすべてはクリスチャンとして種々の責任があります。わたしたちは神のみ言葉を学ばねばならず,クリスチャンの集会に出席し,クリスチャンとしてふさわしく振る舞い,定期的に野外奉仕に参加しなければなりません。兄弟たちの中には会衆内で長老または奉仕のしもべとして責任を持っている人もいます。親であれば子供たちに対する責任がそれに加わります。
2 神のみ言葉は子供たちをエホバ神からの相続財産として描いています。(詩 127:3-5)創造者から相続財産を受け継ぐということは重大な事柄です。親のみなさん,その責任をどのように果たしておられますか。あなたとお子さん双方の生命が関係しているのです。自分の子供を正しく世話するという責任は,それを避けたり,他の人に転嫁したりすることのできないものです。エホバは賢明な父親として愛情深くも,ご自分のみ言葉の中に助けや助言を備えておられます。(詩 119:105。箴 13:24)マノアが幾世紀も前に行なったように賢明な両親はエホバの助けを願い求めるべきです。―士師 13:8。
3 今日親となっているかなりの人はエホバの組織の中で成長してきており,組織が備えたものをたいへん感謝しています。それらの人々は,「神を真とすべし」とか「楽園」の本の助けにより聖書の基礎的な知識を得てきました。そして親から,優れた懲らしめや世話を受けて成長したのです。
「若い時代」の本を用いる
4 親と子供たちは今「あなたの若い時代,それから最善のものを得る」というもう一つの時宜にかなった備えを用いることができるようになりました。これは,親がクリスチャンとしての責任を果たしてゆくのに何と優れた助けなのでしょう。多くの人はもうすでに子供たちとそれを学び通しました。あなたはどうですか。意思の交流に問題があるかどうかにかかわらず,この本は子供がどんなことを考えているか,そうです,子供の心に何があるかをあなたが見いだすことができるよう意思の経路を開くものとなります。
5 確かに「若い時代」の本は家族の討議のために家族が用いるのに優れた書籍です。家族の討議は形式的な質問と答えによる研究でなければならないということはありません。事実,「若い時代」の本は家族の全員が加われるよう,グループとしての討議のために整えられています。
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