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支部の手紙王国宣教 1977 | 11月
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この姉妹は昨年9月からずっと補助開拓を続けることができました。前橋市に住む71歳の老齢の兄弟は昨年9月から12月まで連続4か月間この奉仕を楽しみました。奉仕の場所は家から自転車で一時間も離れた赤城山のふもとなので,毎朝8時に家を出て9時から奉仕を行なって,お昼に家にもどることができました。4か月間にこの兄弟は62冊の書籍と383冊の雑誌を配布し,りっぱな証言にあずかりました。高槻市の4人家族の頭で世俗の勤めをもつ一兄弟も,休日の多い月々,年休を取りながら年に何度か補助開拓を楽しみました。この兄弟はこのようにして,正規開拓者である妻と共に働き,妻を励まし家族にりっぱな模範となりました。松戸市の高校生である一姉妹は学校の予定をよく考慮し学業がそれほど忙しくない6か月間を補助開拓者として働く計画を立て,エホバの助けにより目標通りこの奉仕を果たしました。いまこの高校生は4件の研究を司会しています。あらゆる年齢,違った立場の方々がこの奉仕を本当に楽しみました。あなたも是非このすばらしい奉仕を仲間と共に計画し楽しんでください。
昨年の奉仕をもう一度振り返ってみてこれから努力したい幾つかの点も見いだされます。例えば,(1)雑誌配布を高めること。この「王国奉仕」4ページの提案を学んで雑誌配布を各自改善するよう努力いたしましょう。それに(2)関心を示す人々を忍耐強く再訪問し,「良いたより」の本を用いて研究し人々を弟子にする業に力を注ぎましょう。
11月は「若い時代」の書籍を野外で初めて用いる喜ばしい機会です。この「王国奉仕」の中の優れた提案の数々を是非役立てていただきたいと思います。いままでと「同じ勤勉さを示して,希望に対する全き確信を終わりまで保つように」いたしましょう。―ヘブライ 6:11。
共に働くみなさんの兄弟
日本支部事務所
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必要としていたものが手もとにあります王国宣教 1977 | 11月
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必要としていたものが手もとにあります
1 今日の十代の人々は不安定で,混乱した世の中で成長しています。十代の多くの人々は実際に人生とは何かについて,その答えを見いだそうとしています。生活状態は彼らの親たちが発育ざかりにあった20年,30年前とは大いに異なっています。今日の若い世代の問題もまた異なるものです。それで十代の人々に役立ち,しかも興味を引く出版物の必要が大きくなりました。そして今,必要とされていたものがわたしたちの手もとにあるのです。―「あなたの若い時代,それから最善ものを得る」という新しい書籍です。
2 この新しい書籍は若い人々に優れた助けとなるでしょう。しかし,若い人々がそれから益を得るため,彼らはそれを手に入れて読まねばなりません。そうするのはわたしたちの特権です。「若い時代」の本は5ページで次のように述べています。「青年時代は挑戦の時代です。……今日,人生の行路には数多くの難所があります。それに立ち向かうには勇気がいります。しかし,難所を切り抜ける方法を早くから学べば,残りの行程はあなたにとってはるかに容易なものになります」。この本は若い人々の目を神の言葉に向けさせ,生活の諸問題を正しい仕方で取り扱い,生活をもっと満足のゆくものにし,また,人がどのようにしてエホバに喜ばれる者となれるかを示しています。
3 今日エホバの組織内には大勢の若い人々がおり,さらに幾千人もの人々が入ってきています。事実,かなりの数の十代の人々が親からの反対にもかかわらず真理を受け入れています。彼らは伝えられた良いたよりを聞いた時,真理の響きを認めます。彼らはそれを受け入れ,自分たちがまだ若い時に,エホバとの献身した関係に入り,エホバに仕えたいとの願いを示します。(伝道 12:1)新しい「若い時代」の本は若い人々が物事に関するエホバの思いを知り,自分の思いをエホバの考え方に従って変化させるのを助けます。―ローマ 12:1,2。
ほかにもだれがそれを必要としているか
4 若い伝道者のほかにも,だれがこの本を必要としていますか。親や祖父母も家族内でこれが本当に役立つことを知るでしょう。それらの人々は自分の子供たちや孫たちが自分でそれを読むよう励ますべきです。またみながこの本を一緒に読むのもよいでしょう。そうすれば家族全員は共に益を受けられます。「若い時代」の本は大勢の親が子供たちや十代の人々の今日直面している問題をもっとよく知るように助け,親が子供たちと意思の疎通を図るのに助けとなるでしょう。このようにして親や祖父母は子供や孫たちを霊的にそして生活上の他の面で援助するのにより良い立場に立つことになります。
どこで配布できるか
5 あなたが知っている人で,この新しい出版物から益を得られる人を考慮してください。近所の人か親せきに,十代の子供をもっていて,その本を感謝すると思える人がいるかもしれません。また青少年の問題を扱う人,学校当局者,そして警察官でさえ自分たちの仕事でこの本が役立つと考えるかもしれません。年若い伝道者や親たちはこの本を教師に示し,それを読んでみるよう勧めたいと思うでしょう。ある伝道者は高校,専門学校,大学の近くで街路伝道を行ない,そこで会う若い人々に「若い時代」の本を提供したいと思うかもしれません。あなたの知っておられる年配の方の中には,自分の親せきの若い人や友人や子供たち,これから親になる人にこの本を贈り物としたいと考えている人がいるかもしれません。しかし,配布のための最善の機会は家から家の野外奉仕であり,この業にみな力を注ぎましょう。
6 わたしたちすべてはこの新しい優れた出版物を個人的に,また野外で使用できることをうれしく思っております。わたしたちの必要としていたものが手もとにあるのです。多くの人が「若い時代」の本から益を受けるよう助けてまいりましょう。
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家族のみなさん,共にエホバを崇拝してください王国宣教 1977 | 11月
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家族のみなさん,共にエホバを崇拝してください
1 わたしたちすべてはクリスチャンとして種々の責任があります。わたしたちは神のみ言葉を学ばねばならず,クリスチャンの集会に出席し,クリスチャンとしてふさわしく振る舞い,定期的に野外奉仕に参加しなければなりません。兄弟たちの中には会衆内で長老または奉仕のしもべとして責任を持っている人もいます。親であれば子供たちに対する責任がそれに加わります。
2 神のみ言葉は子供たちをエホバ神からの相続財産として描いています。(詩 127:3-5)創造者から相続財産を受け継ぐということは重大な事柄です。親のみなさん,その責任をどのように果たしておられますか。あなたとお子さん双方の生命が関係しているのです。自分の子供を正しく世話するという責任は,それを避けたり,他の人に転嫁したりすることのできないものです。エホバは賢明な父親として愛情深くも,ご自分のみ言葉の中に助けや助言を備えておられます。(詩 119:105。箴 13:24)マノアが幾世紀も前に行なったように賢明な両親はエホバの助けを願い求めるべきです。―士師 13:8。
3 今日親となっているかなりの人はエホバの組織の中で成長してきており,組織が備えたものをたいへん感謝しています。それらの人々は,「神を真とすべし」とか「楽園」の本の助けにより聖書の基礎的な知識を得てきました。そして親から,優れた懲らしめや世話を受けて成長したのです。
「若い時代」の本を用いる
4 親と子供たちは今「あなたの若い時代,それから最善のものを得る」というもう一つの時宜にかなった備えを用いることができるようになりました。これは,親がクリスチャンとしての責任を果たしてゆくのに何と優れた助けなのでしょう。多くの人はもうすでに子供たちとそれを学び通しました。あなたはどうですか。意思の交流に問題があるかどうかにかかわらず,この本は子供がどんなことを考えているか,そうです,子供の心に何があるかをあなたが見いだすことができるよう意思の経路を開くものとなります。
5 確かに「若い時代」の本は家族の討議のために家族が用いるのに優れた書籍です。家族の討議は形式的な質問と答えによる研究でなければならないということはありません。事実,「若い時代」の本は家族の全員が加われるよう,グループとしての討議のために整えられています。
6 いくつかの節は大抵まとめられていて,それぞれの部分に一つ,二つまたはさらにいくつかの質問があります。最初に節を読み,それから質問を一つずつ考えます。次の事を覚えておいてください。目的は考慮している本のページから,おうむ返しのような答えが読まれるのを聞くことではありません。むしろ,目的は討議を励まし,家族の成員間で意思伝達の扉を開くことです。考慮している事柄について意見や経験を求めてください。これらの事につき彼らがどう感じているか,あらゆる努力を払って確かめてみてください。
7 「若い時代」の本の中には優れた章がたくさんあり,これらは家族の討議にとても興味深いものでしょう。親は十代の子供が討議したいと考えている章を前もって選ぶようにさせたいと思うかもしれません。また,みなさんはほとんどの章で,ページの下の所に幾つもの聖句が参照されているのを見付けることでしょう。これらは討議されている資料に関連があり,それらを読んで話し合い,その助言をどのように適用できるか調べてみるのは良いことです。このようにして,討議の間じゅう神の言葉が強調されます。「若い時代」の本は,親であるみなさんがクリスチャンとしての責任を果たすのを助ける上で,賢明で愛ある天の父,エホバからのすばらしい備えであると確信しています。
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冊子配布の新しい取決め王国宣教 1977 | 11月
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冊子配布の新しい取決め
1 今年,12月まる1か月を新しい冊子の配布のために当てます。この運動はいままでと異なったものとなります。冊子は多くの良い会話を行なうための基礎となるよう意図されました。それで多くの場合,人々が後で読むようただ冊子を置いてくるということはいたしません。冊子の主題は家族であり,わたしたちが会う大多数の人々はこのことに関心を持つでしょう。要点がはっきりと,論理的な配置で示されているので,あなたは冊子を用いてすぐ会話することができるでしょう。
2 会話は聖書研究に導くものであり,これはわたしたちの12月の目標です。ひとたび会話に入れば,冊子に基づく聖書的な見方から「良いたより」の本の18章「神の目的のうちにある幸福な家族」に入ってゆくことができるでしょう。多くの場合あなたはその章の初めから始めてゆくのが良いとお考えになることでしょう。冊子と「良いたより」の本のこの章とによく精通しているようにしてください。そうすれば家の人の特別の関心が家族生活のどんな面であるということが会話によって明らかにされようと,それに適応できるでしょう。
3 この業をどこで行なったらよいですか。長老と書籍研究の司会者は11月中,各書籍研究の群れの奉仕計画を立てるべきです。区域を選び,集合場所を明確に取り決めてください。だれか率先する人がいるようにしておいてください。各会衆が注文しなくとも協会は各会衆や群れに冊子を送るよう取り決めます。人が忙しかったり,留守ならば冊子を置いてきますが,会話を始めること,これが12月のこの業の主な目的の一つです。すべての冊子を12月末までに配布するようにしてください。
4 12月は特別の活動の月となるでしょう。どれ程の方々が補助開拓奉仕にあずかれるでしょうか。開拓奉仕を行なっている人は群れと共に働き,新しい方々が共に奉仕に行くよう助けることができます。この冊子を新しい仕方で用いる業を開拓者として楽しんでください。
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日本の1977奉仕年度の報告王国宣教 1977 | 11月
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日本の1977奉仕年度の報告
1977年 1976年 増加率
伝道者:
最高数(8月) 41,695 38,367 9%
月平均 40,176 36,180 11%
バプテスマを
受けた人数 4,762 5,895
最高数:
特別開拓者 1,055 984 7%
正規開拓者 5,480 5,294 4%
補助開拓者 5,222 3,148 66%
時間合計 15,176,223 15,623,782
書籍合計 1,370,120 1,476,373
新予約合計 111,690 158,715
雑誌合計 10,962,750 12,089,915
再訪問合計 6,393,200 6,374,347
月平均研究 55,813 53,991 3%
会衆合計 947 866 9%
会衆の月平均:
時間 15.1 17.6
再訪問 6.5 7.3
研究 0.8 0.9
雑誌 11.5 14.5
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発表王国宣教 1977 | 11月
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発表
◆ 野外での提供 11月: 「若い時代」の本に2冊の雑誌を添えて200円の寄付で提供する。12月: 研究を勧める「王国ニュース第24号」を用い,「良いたより」の書籍と「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」,それに2冊の雑誌を添えて500円で提供する。1月: 「目ざめよ!」の予約を提供する。一年の予約,3冊の小冊子を添えて1,300円の寄付で。あるいは半年の予約に「良いたより」の書籍を添えて800円の寄付で提供してもよい。関心ある人には両方の雑誌の予約を勧めることができる。
◆ 会衆は1月の「目ざめよ!」運動に備え十分の雑誌を特別注文しておくようになさってください。詳しくは1977年10月17日付の野外の監督にあてられた手紙を参照なさってください。
◆ 神権学校の監督への指示: 1978年1月22日の週の神権学校,第一の話は「ものみの塔」1977年12月1日号,728-732ページの資料を用いるよう変更いたします。
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