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「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」王国宣教 1981 | 9月
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様々な非公式の機会も活用してごらんください。また,職場の同僚や,友人,知人の中にもこうした出版物を感謝する人がきっといることでしょう。また,別の種類の手引きを望む人にふさわしい出版物を提供できるよう,いろいろな種類のポケット版の書籍も用意しておくようにお勧めします。
6 様々な機会に目ざとくあることにより,隣人に対する自分の愛を表わすことができます。また,本の内容によく通じておき,子供たちに教える際にどんな方法を用いることができるかを戸口で家の人に説明できるなら,それは大変親切なことであり,家の人から感謝されるでしょう。そのようにして,資料の実際的な価値を知るように助け,人々に愛を示すことができます。こうしてわたしたちは,どのように自分自身のように隣人を愛することができるかについての情報の源である神の言葉に,人々を導くことができるでしょう。
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区域を徹底的に網らしましたか王国宣教 1981 | 9月
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区域を徹底的に網らしましたか
1 あなたはご自分で伝道している区域をどう見ておられますか。割り当てられた区域で行なうあなたの業は,勤勉さと人々への心底からの関心,それとも,無関心と冷淡さのどちらを反映したものですか。ある勤勉な奉仕監督は,鍛え抜かれたその不動の態度を言い表わして,「新たな戸口をたたくたびに,私はもう一人の人に対して義務を感じます」と語りました。群れで行なうにしても個人で行なうにしても,区域を定期的に網らする際,わたしたちは「義に飢え渇いている」人たちに深い関心を示すべきです。―マタイ 5:6。
個人および群れの区域
2 明確に指定された区域の境界線を定めることは,神の指示による取決めです。(コリント第二 10:13。ガラテア 2:9)第一に,このことはさらに徹底した証しがなされることを保証します。それはまた,努力が重複してしまい,時として家の人をいらだたせてしまうといったことを大幅に防ぎます。ある例ではそれとは知らずに数人の伝道者が同じ家の人を再訪問しました。区域の網らを徹底して組織すれば,わたしたちの努力が重複してしまうというこの問題を緩和する助けになるでしょう。
3 区域は異なった伝道者により周期的に網らされるべきですが,会衆によっては一つの区域,またはその選ばれた一部分を同じ人たちが数回にわたり奉仕するように取り決めているところがあります。家の人の名前を知ることは有利であるかもしれません。また,家の人は,訪問者が見覚えのある人の場合のほうが,よくドアを開ける傾向があります。
4 一つの区域を同じ伝道者たちが奉仕すれば,結果的に努力,時間,費用の節約になります。どうしてそう言えますか。まず第一に,不在訪問,再訪問,聖書研究がより範囲の限られた地域でなされるようになり,幾つもの異なる区域に散らばっていて長い距離を歩かねばならないといったことがありません。これは,ひいてはわたしたちの音信に興味を示す人すべてを再訪問しようという励みを一層与えることになります。もしあなたが区域の一区分を個人的に割り当てられているなら,「畑」のあなたの部分にいるすべての人と知り合うよう,勤勉で組織的な努力を払ってみてはいかがですか。(マタイ 13:38)そうする時,わたしたちはエホバご自身のあわれみ深い態度を反映しており,自分の地域に住む人々の命に対して個人的な責務を認めているのです。―ヨナ 4:11。
ひんぱんに網らされている区域
5 多くの会衆の区域で,不在の家がかなりの割合を占めているようです。そうした家を記録に取り,日をあらためて訪問している会衆は少なくありません。ある会衆では,その日働いた区域の不在の家々をすぐに戻って訪問しています。一,二時間の差で,最初訪問した時には一時的に留守にしていた幾人かの人に会えるという結果が得られています。こうして迅速に,組織的にすべての不在の家を訪問しなおすと,働ける区域の範囲が実質的に広がることになります。こうすれば,大きな区域は必要でなくなり,会衆の割当て区域が小さい場合にもこのような取決めが助けになります。
6 自分の責任をまじめに受け止めるなら,わたしたちは区域に住むすべての人が必ず訪問を受けるようにしたいと思うことでしょう。特にいなかの区域や,「難しい」,あるいはひんぱんに網らされている地域,またなかなか入りにくい区域においては,自分の使命をねばり強く,進んで果たす態度が必要です。それには,戸口ごとに得られた結果を個人的に正確に記録することが求められます。再訪問を一度だけすれば満足してしまうのではなく,関心が示されたなら幾度もねばり強く訪問してください。そのような不屈の態度の結果として,ある伝道者は80人の人と雑誌経路を取り決めており,何件もの聖書研究を司会しています。
7 自分の奉仕の務めを成し遂げたいのであれば,産出的であること,勤勉さ,決意は,ぜひとも培わねばならない資質です。(エゼキエル 9:11。ヨハネ 17:4)わたしたちの神への奉仕は,無造作で行きあたりばったりの仕方でなされるべきものではありません。むしろ,わたしたちは,エホバと仲間の人間に対する純粋の愛に動かされて,自分がどのように宣べ伝える使命を果たしてきたかを振り返ってみるはずです。
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特別な一連の「幸福」の講演王国宣教 1981 | 9月
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特別な一連の「幸福」の講演
1 「幸福 ― それを見いだす方法」という新しい本を手にしてわたしたちはどんなにうれしく思っているでしょう。多くの人は,この新しい出版物を手にしてすぐにそれを読み通しました。しかし,真の幸福とそれを見いだす方法についての優れた情報をすべての人が自分のものとするため,11月と12月中,一連の八つの話が準備されるでしょう。これらの話の主題は下記の通りです。
1 ―「幸福はどこに見いだせますか」(1-3章)
2 ―「生活上の諸問題に対処する助け」(4-6章)
3 ―「家族生活を成功させる方法」(7,8章)
4 ―「より健康で幸福な生活 ― どのように?」(9,10章)
5 ―「あなたは病気と死を克服できます」(11-13章)
6 ―「より良い将来を希望するどんな理由がありますか」(14,15章)
7 ―「政府と法に対するクリスチャンの見方」(16,17章)
8 ―「あなたは神の是認される仕方で神を崇拝しますか」(18-20章)
2 昨年の取決めと同様,これらの話のため筋書きは準備されません。この事柄に関し,会衆が受ける知らせはここに記されたものだけです。各会衆はこの一連の話が提供されるように直ちに明確な取決めを設けるようにしてください。資格ある講演者が話に割り当てられるべきであり,ある場合には,必要なら有能な奉仕のしもべを用いることもできます。ある会衆は有能な講演者が限られているので,隣接する会衆は,一つの会衆が11月1日から,別の会衆が11月8日から一連の話を行なうよう日付をずらすこともできます。このようにして,資格ある講演者が限られている場合でも,同じ兄弟が各会衆で同じ話をし,上記の話の順番を保つことができるでしょう。巡回大会,巡回訪問などの計画がある所では,一連の話を始める日付を繰り上げたり繰り下げたりすることができます。
3 この特別の講演を割り当てられる兄弟は,割当ての資料を何度も繰り返し学び,良い筋書きを作って講演を行なうようにしていただきたいと思います。聴衆もこの書籍を持参して講演会に出席し,講演者が指摘するページを開いて講演についてゆけば,この新しい出版物に載せられている資料に十分通じるようになるでしょう。新しい方々も含め,すべての方がこの出版物を持参して11月と12月の特別講演会に出席することを勧めましょう。そしてわたしたちは12月と1月の間,野外奉仕で主な提供物として「幸福」の本を用いますから,講演会を通してみなさんが本の内容に通じ,奉仕を十分に楽しまれるよう望んでいます。
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