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赤ちゃんが死ぬのはなぜか目ざめよ! 1972 | 2月22日
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のもとで生き返り,決して二度と死ぬことのない機会に恵まれるのを知って喜んでいます。たとえ子どもが死の眠りについても,そのために自分たちが永遠に苦しめられるのではないことを知って慰められるのです。
昔も今も同様ですが,年若くして死ぬ子どもはさまざまのきびしい悩みや苦しみを経ないですむということを知るのも慰めとなります。ヨブも自分自身の悲惨な状態と比べて幼子の死をそのようにみなして,こう述べました。「何とて我は胎より死て出ざりしや何とて胎より出した時に気息たえざりしや……否らずば今は我伏て安んじかつ眠らん然らば[死んで]この身やすらひを(らん)」― ヨブ 3:11-13。
死およびそれに伴う悲しみをもたらしたのは神の律法の違背であることを悟るなら,命を得るために,自分の生活を神の義の要求に合わせるよう勤勉に努めるべきではありませんか。自分自身と子孫に害をもたらしたアダムとエバのように,決して神の律法に故意にそむいてはなりません。それで,これからも引き続き,たとえ幼子の場合であれ,罪の払う価が支払われるのを見ても,復活の希望から確かな慰めを得るとともに,神の命令に対する服従が命に至る道であることをさらに深く認識できるでしょう。
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世界展望目ざめよ! 1972 | 2月22日
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世界展望
珍しい鳥
◆ アメリカに産するひれあし科の水鳥の一種がからだについている袋にひなを入れて運ぶ事実が最近発見され,鳥類学者を大いに驚かせた。その一つはメキシコの人里離れた所で観察された。巣に近づくと,巣を守っていた雄は飛び立つや,近くの川の中に飛び込み,水中を泳いで逃げようとした。船頭がその鳥をつかまえていると,鳥のわき腹の左右に翼にかくれてひとつづつ袋があり,その中にひながいた。親鳥が水中を泳いでも,ひなはなんともなかった。
事前の地震警報
◆ 明らかに,大きな地震の起きる前には間欠泉の噴出の頻度が増すようである。アメリカのイエローストーン国立公園では,その地方で大きな地震が起きる2年ないし4年前から,オールド・フェイスフルという間欠泉で噴出度数の増加が観察された。はるか遠方の地震のひずみでさえその間欠泉に影響するようであり,1964年にアラスカを襲った大地震の前がそうであった。
大学卒の就職難
◆ 最近アメリカでは,就職できない大学卒業生のあいだで問題が深刻化している。約19年間学校に行って博士号を得たひとりの化学者の場合はその良い実例である。彼が250通の就職申込書を出したところ,そのほとんどの返事は雇わないというものだった。大学の教職の空席23を埋めるため,昨年6月に化学者を求人したところ,819人の申込者があり,そのすべては博士号を持っていた。
ロック音楽の影響
◆ 最近,ローマのある祭りで14の楽団がロック音楽を演奏したところ,付近のニワトリ5,000羽が狂乱しておりの棚に殺到し,200羽が下敷きになって死んだ。
食糧をくさらせても損をしない
◆ カナダの,1971年10月2日付トロント・デーリー・スター紙の報道によれば,カナダの大草原の農夫たちは,「何千トンものばれいしょを畑で凍って腐るままにしておいて損をしない」のだという。その理由が生産過剰であることはいうまでもない。地球
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