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休暇開拓の特権を楽しんでください王国宣教 1970 | 2月
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喜びも一層大きくなるでしょう。―コリント前 15:58。
今まで,4月を休暇開拓の月とした人は大ぜいいます。それで疑いなく,皆さんの多くは再び休暇開拓を行なおうとしておられるに違いありません。しかし3月は今年の特別な活動の始まる月ですので,3月と4月の2か月間休暇開拓をしたいと望まれるかもしれません。両方の月の間休暇開拓を行なえるなら,あなたと会衆の両方にとってすばらしい祝福となるではありませんか。もちろん,それに携われるかどうかを決定できるのはあなただけです。しかし,このことについて積極的な態度で考えてください。パウロも述べた,あなたを強めるというエホバの約束に全幅の信頼を置いてください。パウロはこう述べました。「我を強くし給ふ者によりて,すべての事をなし得るなり」― ピリピ 4:13。
最近バプテスマを受けた人も休暇開拓をできる
非常に喜ばしいことに,多くの休暇開拓者の登場する新しい大きな分野があります。昨奉仕年度中,120,905人の新しい伝道者がバプテスマを受けました。バプテスマを受けるまであなたには,休暇開拓になる資格がありませんでした。昨年バプテスマを受けた人の大多数はまだ休暇開拓を経験していません。しかし,今やこの奉仕の特権はあなたがたに開かれているのです。
それで,新たにバプテスマを受けたかたがたに休暇開拓奉仕をとらえることをお勧めします。今までその経験のある人に話してください。今,他のだれが休暇開拓を計画しているか尋ねてください。野外でいっしょに働く仲間を取り決められるかもしれません。休暇開拓には大きな喜びがあります。ある姉妹は,「休暇開拓を始めた時ほど,人生で楽しかったことはありません」と述べました。一兄弟も次のような手紙を寄せています。「わたしは休暇開拓の味を見てみました。それはとてもよい味だったので,さらに多くあずかりたいと願いました。今わたしは正規開拓者になっています」。それで『エホバのめぐみふかきを味わい知って』ください。(詩 34:8)可能なら,休暇開拓を計画してください。
あなたは家族の援助で休暇開拓できる
多くの神権的家族は,家族の中のひとりかふたりが休暇開拓に参加して喜びを得ています。あなたの家族もこの喜びにあずかることができるかもしれません。一姉妹は,「家族はわたしが休暇開拓をするのを助けてくれました」という手紙を寄せました。あなたの家族も同じようにあなたを助けることができるでしょう。
監督である一兄弟は,「わたしたちは開拓奉仕を行なえないので,妻が奉仕のこの特権にあずかれるように喜んで援助しています」と述べています。妻であるかたたち,ご主人も同じように感じておられるかもしれません。ご主人に尋ねたことがありますか。一姉妹は次のように述べました。「わたしには4人の子供がいます。主人の協力だけでなく,子供たちの良い協力のおかげで,わたしはこの特別な月に休暇開拓できました」。あなたも家族の援助で休暇開拓をできるかもしれません。そのことを家族に尋ねてごらんになってはいかがですか。
親と子供がともに集まって,家族のひとりかふたりが3月と4月の間休暇開拓を行なえるかどうか調べるのはいかがですか。わずかな計画でも,驚くほどのことを成し遂げられるものです。一例として,10人の子供をもつ父親は,子供たちすべてが1年の間いつか休暇開拓を行なえるように取り決め,全員がその目的のために協力しました。その結果は喜ばしいものでした。年上の3人は今では特別開拓者です。最近学校を卒業した子供は正規開拓にはいり,一方,母親と残りの年若い子供たちは夏の休暇開拓を続けています。あなたの家族も同じように協力できるならすばらしいではありませんか。それはなんという祝福でしょう。
休暇開拓は踏み石
休暇開拓は正規開拓奉仕という,より大きな喜びと特権への自然の踏み石です。ある姉妹は,「5か月間の休暇開拓の後,わたしは開拓奉仕をやめられないことに気づきました。それはわたしの生活の一部となっており,しないでいるのはもったいないほどになりました」と語っています。ひとりの兄弟は次のように述べました。「休暇開拓者として過ごした何日間かの喜びと満足のために,正規開拓奉仕を自分の目標にすることを強く願うようになりました」。
あなたも休暇開拓をするなら同じように感じるにちがいありません。あなたは正規開拓者になることを考えたことがありますか。多くの人と同じように,あなたもそれが想像するほどむずかしくないことに気づくでしょう。一姉妹は,「わたしは休暇開拓がさほどむずかしくないことに気づきました。それで今では娘とわたしはともに開拓奉仕をして,その一刻一刻を楽しんでいます」と述べ,さらに,「休暇開拓は正規開拓奉仕へのすばらしい踏み石です」とつけ加えています。確かにそうです。もし毎年何か月間も休暇開拓ができるなら,もう少し努力を払うことによって正規開拓者になれるかもしれません。エホバに厚くよりたのんでください。エホバはあなたの努力を祝福されるでしょう。
開拓奉仕の祝福
聖書は,「エホバの祝福は人を富す 人のほねをりはこれに加ふるところなし」と保証しています。(箴言 10:22)全時間宣教の報いはこのことの生きた証拠です。
ある姉妹は,「休暇開拓はわたしだけでなく家族全体の益となりました。わたしには6人の子供と真理にいない夫がいます」と書いてきました。ひとりの兄弟は,「休暇開拓奉仕で得た喜びの一つは,宣教において妻とともに働けたことです。今では妻の能力を一層良く認識できるようになりました」と語っています。休暇開拓をしたある父親は次のように言いました。「7歳になるむすこはほとんど毎日わたしといっしょに奉仕に出かけました。これにより,むすこがエホバにさらに良く奉仕するように訓練し援助する時間を多く持つことができ,わたしにとって大きな喜びと祝福になりました」。これは確かに豊かな祝福ではありませんか。
休暇開拓をしている間に健康が増進したことに気づいた人もいます。ある中年の姉妹は医者からあとわずかしか生きられないと言われ,しかも,死ぬと予想される月までも告げられました。そこで姉妹は自分の棺おけを買い,葬式の取り決めを設けました。しかし死ぬ前に休暇開拓をしたいと思い,それを実行しました。その後医者は彼女が危険な状態から脱したと述べたのです。それ以来4年経過しましたが,姉妹は今なお開拓奉仕を楽しんでいます。
別の姉妹は医者から長い距離を歩くことはできないであろうと言われました。なぜなら姉妹は「目が悪く,心臓を患い,足も悪かった」からです。しかしこの姉妹は開拓奉仕を始めました。そして次のように述べています。「開拓奉仕のおかげでわたしは霊的にささえられ,からだの健康もよくなりました」。
健康のよくなった理由が,運動,新鮮な空気,精神的高揚,あるいは霊的な激励のどれであろうと,一つのことは確かに言えます。つまり開拓奉仕が理由なのです。―箴言 17:22。
兄弟たちが証言するとおり,開拓奉仕は確かに多くの面で益をもたらします。それは,「わたしをエホバの偉大な組織に,いっそう近づかせました」。「それによってクリスチャンとしての円熟に進歩するのを助けられました」。「開拓奉仕はわたしがより効果的で組織だった伝道者になる助けとなりました」。「そこからほんとうの喜びを見い出せました」。「開拓奉仕は自信と信仰を増し加えました」。「気落ちした心を慰めてくれます」。これらは考慮に価する祝福ではありませんか。
開拓奉仕はほんとうに特権です。それによって自分を最大限にささげる貴重な機会が得られるだけでなく,豊かな祝福がもたらされます。それで,もしできるのなら,少なくとも年に一度は休暇開拓を試みてください。
エホバの組織がより大きな証言のため特別の努力を注ぐ3月と4月の間,あなたは何をしているでしょうか。休暇開拓をしてエホバを賛美する特権を楽しむことができますか。それをする人には豊かな祝福が待っています。(マラキ 3:10)「エホバをほめたゝへよ われらの神をほめうたふは善ことなり楽しきことなり 称へまつるはよろしきに適へり」。「いきあるものは皆ヤハをほめたゝふべし」― 詩 147:1; 150:6。
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正規開拓者を目ざす人々王国宣教 1970 | 2月
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正規開拓者を目ざす人々
昨年の4月,聖書のばつすいをしるした本を通勤電車の中で読んでいた,福岡市の若い女の人は,エホバの証人から偶然の証言を受け,2冊の雑誌を求めました。そして次の日から1週間,毎朝その伝道者から聖書の話を聞き,いろいろ質問をしては,伝道者から聖書の答えを得ました。次の週から毎朝,車中で「見よ」の小冊子を用いて聖書研究が行なわれました。その女の人はよく予習し,また多くの質問をしました。その次の週からは,会社の昼休みや土曜日の午後に聖書研究が定期的に行なわれるようになりました。5月からすべての集会に出会するようになった彼女は,7月から伝道者になり,8月には,一つの研究を司会するようになりました。そして東京の国際大会でバプテスマを受け,今年の1月には休暇開拓の喜びを味わい,今は正規開拓奉仕にあづかれる日を楽しみにしています。
昨年の7月5日,唐津市のひとりの男の人が「真理」の本を用いる聖書研究に応じました。特別開拓者は週2回ずつその人と研究を行なった結果,研究が始まってからわずか42日目に,その人は奉仕に参加しました。その後も驚くほどの進歩を続け,東京の国際大会で献身を表明しました。それは聖書研究が始められてから,わずか3か月と12日後のことでした。その人は今何をしていますか。近い将来,開拓奉仕を行なうための準備をしています。
以前,親族から真理について聞いていた,山口市のある女の人は,特別開拓者の訪問を受けて,自分の友人とともに聖書研究に応じました。深い関心を示したそれら2人のかたは,「真理」の本を用いて毎週2回の研究を行ない,2か月半後には伝道に参加し,約5か月後の東京国際大会でそろってバプテスマを受けました。ふたりとも家族の反対を受けていますが,今ではパートタイムの仕事をしながら,開拓奉仕の計画をたてています。
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