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休暇開拓の特権を楽しんでください王国宣教 1970 | 2月
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開拓奉仕の祝福
聖書は,「エホバの祝福は人を富す 人のほねをりはこれに加ふるところなし」と保証しています。(箴言 10:22)全時間宣教の報いはこのことの生きた証拠です。
ある姉妹は,「休暇開拓はわたしだけでなく家族全体の益となりました。わたしには6人の子供と真理にいない夫がいます」と書いてきました。ひとりの兄弟は,「休暇開拓奉仕で得た喜びの一つは,宣教において妻とともに働けたことです。今では妻の能力を一層良く認識できるようになりました」と語っています。休暇開拓をしたある父親は次のように言いました。「7歳になるむすこはほとんど毎日わたしといっしょに奉仕に出かけました。これにより,むすこがエホバにさらに良く奉仕するように訓練し援助する時間を多く持つことができ,わたしにとって大きな喜びと祝福になりました」。これは確かに豊かな祝福ではありませんか。
休暇開拓をしている間に健康が増進したことに気づいた人もいます。ある中年の姉妹は医者からあとわずかしか生きられないと言われ,しかも,死ぬと予想される月までも告げられました。そこで姉妹は自分の棺おけを買い,葬式の取り決めを設けました。しかし死ぬ前に休暇開拓をしたいと思い,それを実行しました。その後医者は彼女が危険な状態から脱したと述べたのです。それ以来4年経過しましたが,姉妹は今なお開拓奉仕を楽しんでいます。
別の姉妹は医者から長い距離を歩くことはできないであろうと言われました。なぜなら姉妹は「目が悪く,心臓を患い,足も悪かった」からです。しかしこの姉妹は開拓奉仕を始めました。そして次のように述べています。「開拓奉仕のおかげでわたしは霊的にささえられ,からだの健康もよくなりました」。
健康のよくなった理由が,運動,新鮮な空気,精神的高揚,あるいは霊的な激励のどれであろうと,一つのことは確かに言えます。つまり開拓奉仕が理由なのです。―箴言 17:22。
兄弟たちが証言するとおり,開拓奉仕は確かに多くの面で益をもたらします。それは,「わたしをエホバの偉大な組織に,いっそう近づかせました」。「それによってクリスチャンとしての円熟に進歩するのを助けられました」。「開拓奉仕はわたしがより効果的で組織だった伝道者になる助けとなりました」。「そこからほんとうの喜びを見い出せました」。「開拓奉仕は自信と信仰を増し加えました」。「気落ちした心を慰めてくれます」。これらは考慮に価する祝福ではありませんか。
開拓奉仕はほんとうに特権です。それによって自分を最大限にささげる貴重な機会が得られるだけでなく,豊かな祝福がもたらされます。それで,もしできるのなら,少なくとも年に一度は休暇開拓を試みてください。
エホバの組織がより大きな証言のため特別の努力を注ぐ3月と4月の間,あなたは何をしているでしょうか。休暇開拓をしてエホバを賛美する特権を楽しむことができますか。それをする人には豊かな祝福が待っています。(マラキ 3:10)「エホバをほめたゝへよ われらの神をほめうたふは善ことなり楽しきことなり 称へまつるはよろしきに適へり」。「いきあるものは皆ヤハをほめたゝふべし」― 詩 147:1; 150:6。
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正規開拓者を目ざす人々王国宣教 1970 | 2月
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正規開拓者を目ざす人々
昨年の4月,聖書のばつすいをしるした本を通勤電車の中で読んでいた,福岡市の若い女の人は,エホバの証人から偶然の証言を受け,2冊の雑誌を求めました。そして次の日から1週間,毎朝その伝道者から聖書の話を聞き,いろいろ質問をしては,伝道者から聖書の答えを得ました。次の週から毎朝,車中で「見よ」の小冊子を用いて聖書研究が行なわれました。その女の人はよく予習し,また多くの質問をしました。その次の週からは,会社の昼休みや土曜日の午後に聖書研究が定期的に行なわれるようになりました。5月からすべての集会に出会するようになった彼女は,7月から伝道者になり,8月には,一つの研究を司会するようになりました。そして東京の国際大会でバプテスマを受け,今年の1月には休暇開拓の喜びを味わい,今は正規開拓奉仕にあづかれる日を楽しみにしています。
昨年の7月5日,唐津市のひとりの男の人が「真理」の本を用いる聖書研究に応じました。特別開拓者は週2回ずつその人と研究を行なった結果,研究が始まってからわずか42日目に,その人は奉仕に参加しました。その後も驚くほどの進歩を続け,東京の国際大会で献身を表明しました。それは聖書研究が始められてから,わずか3か月と12日後のことでした。その人は今何をしていますか。近い将来,開拓奉仕を行なうための準備をしています。
以前,親族から真理について聞いていた,山口市のある女の人は,特別開拓者の訪問を受けて,自分の友人とともに聖書研究に応じました。深い関心を示したそれら2人のかたは,「真理」の本を用いて毎週2回の研究を行ない,2か月半後には伝道に参加し,約5か月後の東京国際大会でそろってバプテスマを受けました。ふたりとも家族の反対を受けていますが,今ではパートタイムの仕事をしながら,開拓奉仕の計画をたてています。
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