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伝達のクリスチャン経路ものみの塔 1955 | 8月15日
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出版物を用いて,明白に分つてくる予言の成就を宣べ伝えます。―テサロニケ前 5:20。黙示 11:3,4,新世。
31 第11に,キリストの会衆は,その業の変化を認識しなければなりません。すなわち,天的な特権を持つ『小さな群』を集める業が『他の羊』を集める業に変つたことです。楽園の地は,大アブラハムの約束を必らず成就して,永遠に存続いたしますが,『他の羊』は良い御国の住民になり,その楽園の地で永久に,かつ幸福に生活します。油注がれた残れる者だけが,1932年と1935年以来このことを経験しました。―創世 22:18。ルカ 12:32。ヨハネ 10:16。マタイ 25:31-33。
32 第12に,キリストの会衆は,ある特定の時を認識しなければなりません。それはヱホバが永遠に続く新しい世の制度として,『新しい天を植え,そして新しい地の基をすえる』時です。ただヱホバの証者だけがこのことを認識しており,そして,1919年以来正義の新しい世の社会は発展し,全地に充ちるということを知つています。―イザヤ 51:16; 65:17。ペテロ後 3:13。黙示 21:1。
径路と密接な連絡を保ちなさい
33,34 (イ)今日油注がれた残れる者の用いている合法の僕は,何ですか?(ロ)『忠実にして慧き奴隷』の公式な発表機関は何ですか?(ハ)今日,誰が神の径路と密接な連絡を持つべきですか? そしてなぜ?
33 それで,今日のヱホバのクリスチャン証者の中,油注がれた残れる者が,集合の伝達の径路を構成していることについては,異論をさしはさむことのできない程に多くの証拠があります。つけ加えるものとして,多くの詳細の事実は,ヱホバの証者の歴史について述べている『ものみの塔』内の連続記事の中に出版されています。これら油注れた者は,いまでも約1万7000人が地上に居り,その統治体はニューヨーク,ブルックリンのベテルにあります。その残れる者に,56万人以上の『他の羊』が交つています。油注れた者で構成されるこの小さな『忠実にして慧き奴隷』は,ものみの塔聖書冊子協会として知られる合法の僕を有しています。その協会は1884年に制度化され,『忠実にして慧き奴隷』を代表するために用いられています。
34 この『奴隷』級の公式な発表機関は,『ものみの塔』の雑誌です。『ものみの塔』はいまや76年間出版されて来ました。この雑誌は,霊感をうけているとは主張しませんが,しかし聖書の中に記録されていて,今日順次に成就して行く霊感の原則や予言に導れています。この唯一つの径路は,信頼すべき霊的な導きになつています。そして,この径路により,正義を愛する誠実で正直な人々は,ハルマゲドン後の新しい世における『完全な日』に導かれています。あなたへの招待は,油注がれた残れる者とともに前進して戴きたいということです。そして,神の導きのまま,その霊的な立場を順次に進めて行つて下さい。それは次の約束の言葉を成就するものです。『義人の道は暁の光のごとし。ますます輝きて完全な日にいたる。』― シンゲン 4:18,ア標。
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シエラ・レオネの開拓者の経験ものみの塔 1955 | 8月15日
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シエラ・レオネの開拓者の経験
この地の最初の休暇開拓者は,66歳の姉妹でした。2ヵ月の休暇があつたため,賢明にもヱホバの奉仕に用いようと決めました。内部の村々を訪問し,興味を持つた人々に会つて,51冊の本,165冊の冊子,143冊の雑誌を配布し,一つの予約を得,そして72の再訪問をしました。内部の村から村に旅行するためには,トラックに乗らねばならず,しかも多くの場合坐席は無いのです。運転手は,ごつごつした狭い道を大速力で運転するため乗客はがたがたゆられて,ひどくつかれ,旅行が終つた時には病気の状態です。(1955年度のヱホバの証者の年鑑より)
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アイス・ランドからの報告ものみの塔 1955 | 8月15日
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アイス・ランドからの報告
辺境の地区を伝道する開拓者の経験は,まつたく心を躍らすものです。ひとりの開拓者の姉妹は,ひとりきりで200マイル以上の悪路をバスで旅行し,ヒョードの群を訪問しました。午前9時に到着しましたが,旅館はいま閉鎖されていると知りました。少年たちが姉妹の本やカバンを持ち運んでくれましたが,彼女は1軒のコーヒー店を見出しました。その店の女主人に証言したところ,その店に滞在するよう招待をうけました。その村中の全部の人に証言した後,この親切な婦人は,次は何処へ行くのですかと姉妹に尋ねました。『次のヒョードの村です。』という答を聞いて,こう言いました。『そこにも旅館はありませんが,その地にいる私の母親に電話しましよう。母親のところに滞在しなさい。』このような具合で,2日間の旅行をして3つの村での9日間の証言の結果,190冊の本が配布されました。証者が信仰をもつて出かけ,第一に御国を求めるならば,ヱホバが道を開くという一つの例であります。(1955年度のヱホバの証者の年鑑より)
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