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支部の手紙王国宣教 1977 | 12月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
この秋は日本の神権社会にとって画期的な一時期となりました。10月25日から29日まで,62人の旅行する監督たちは沼津支部で開催された新たに改訂された王国宣教学校に出席しました。この機会に奉仕に関係する他の有益な事柄が数多く討議されました。
それに続いて,10月31日から11月4日まで,日本の八つの都市で2日間の王国宣教学校が開かれ支部の幾人かの兄弟たちは教訓者として奉仕しました。そしてこれら学校で学んだ兄弟たちの多くは,それぞれの巡回区において11月下旬に開かれる王国宣教学校において教訓者として奉仕します。このようにしてわずか数週間の間に約2,300人の長老と一時的な監督たちが新たに改訂された王国宣教学校で学ぶことができました。多くの場合同じ会衆の長老たちは同じクラスの王国宣教学校に出席しました。長老たちはパウロが述べているように「同じ思い,また同じ考え方でしっかりと結ばれて」,兄弟たちに仕えてゆくことができるよう優れた備えから益を受けました。
王国宣教学校課程が会衆全体にもたらす益の幾らかを,各長老団は奉仕会で復習する取決めができていることを知ってみなさんはうれしく思われるでしょう。王国宣教学校から戻る時,長老たちは野外奉仕を増やすこと,また自分たちの訓練や経験の益を分かち合うため伝道者や開拓者と共に働くことにもっと注意を向ける必要のあることを思いに留めているでしょう。
9月の奉仕報告は大層優れたものです。伝道者合計は4万2,183人の新最高数で,約18万冊の「良いたより」の書籍が野外で配布されました。12月の奉仕会でこの本を用いて効果的に再訪問する大変良いプログラムが組まれています。各人が一つの研究の司会を目ざしこうした提案から益を得ていただきたく思います。この体制が存続している間に聖書研究により人々を命に導く業にさらに十分にあずかることができますか。特別開拓者,正規開拓者も個人的に目標をもって励んでゆきましょう。そして伝道者も補助開拓を行なって研究の司会を目ざしてはいかがですか。
共に働くみなさんの兄弟,日本支部事務所
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新しい冊子を用いて会話を始める王国宣教 1977 | 12月
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新しい冊子を用いて会話を始める
1 新しい冊子,「家族 ― それは存続できますか」は会話を始めるのを助けるため特に意図されたものです。そして聖書についての会話は聖書研究につながるでしょう。それでこれは12月中わたしたちの二つの目標となります。すなわち,冊子を配布することと,会話を始めて聖書研究に導くことです。それで,会う人々の多くにもっと時間をかけますから,わたしたちは冊子の配布に月の全部を当てるでしょう。
2 すべての人は家族と家族の存続を気にかけています。現代の世代の圧迫や問題は,老若男女を問わず経済的にさまざまな階層の人々に影響を与えています。それで,戸口に来るのがだれであっても,その人が気にかけている話題をわたしたちは持っているのです。大切なことは述べることを簡潔にしかし力強いものにすることです。
3 家族に関する特別の知らせを携えて来たのだということを家の人に知らせてください。家の人に冊子を手渡し,それが無料であることを告げてください。そして,自分がその家にいる間に,冊子の中の幾つかの要点に家の人の注意を促すことを願っていることをはっきり述べてください。もう一部の冊子を開いて関心を引く次の諸点に言及してください。離婚は急増しており,現在では,結婚する夫婦三組にほぼ一組が離婚しています。一緒に暮らしている夫婦の多くも深刻な問題をかかえています。子供たちは親に反抗し,無法な若者は増加しています。会話を促進させ関心を高めるため,家族の存続を脅かすこれらの事柄をどう感じているか尋ねてみてください。
聖書にその答えがある
4 家族の一致を脅かす幾つかの事柄を話し合えば自然と話は聖書の方に向くでしょう。今日わたしたちがまさに目にする状態を聖書がいかに予告していたかを説明してください。冊子の2ページに出ている(またはもし家の人に時間があれば聖書から直接)テモテ第二 3章1-5節を抜粋して読みます: 「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人びとは自分を愛する者,……親に不従順な者,……自然の情愛を持たない者……となるからです」。
5 聖書は家族を脅かすこうした状態を予告するだけでなく,どうすれば家族がかなりの成果をあげ幸福になれるかをも示しています。この点を示した後,冊子の4ページを開き,そこに出ている質問の幾つかに注意を引くことができるでしょう。しかしながら,このような深刻な家族の問題が地域社会でも全世界でも存在していますが,わたしたちが話をしている人の家庭にもこうした問題があるのだということをほのめかすようなことはしたいと思いません。せん索しているような印象を与えないように注意してください。
6 これで,あなたは「良いたより」の本を紹介する準備ができました。18章の「神の目的のうちにある幸福な家族」を開いてください。最初の節(または自分で別の節を選んでもよい)をあなたが読み,家の人がそれに耳を傾けるよう勧めてください。最善の助言を得るために結婚や家族生活の創始者に助けを求めるのは理にかなったことではないかどうか尋ねてください。これは2節に結び付けるものとなるでしょう。それからこの章の中の二つの副見出しに言及し,この出版物の助けにより聖書を学んで益を得るため,「良いたより」の本と「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」に2冊の雑誌を添えて提供します。そして次の週にその先を少し一緒に読み合うために立ち寄ってもよいかどうか尋ねてみてください。
7 現実に,どの家でも家庭聖書研究を勧めるところまでゆくことは期待できないでしょう。しかし,できればどの家でも冊子を渡すようにしましょう。そして熱意を込め隣人に対する真の関心をもってこれをするなら,人々と会話を交わす機会は多くあるでしょうし,聖書研究の基礎を置くため「良いたより」の本を配布することができるでしょう。晩の証言活動や補助開拓奉仕は12月中冊子の配布に多くの人がより十分にあずかるための付加的な機会を開くものとなるでしょう。そして,聖書研究を持つことを目ざし,冊子を配布して会話を交わすという二つの目標をしっかり覚えておきましょう。
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自分に進歩が見られますか王国宣教 1977 | 12月
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自分に進歩が見られますか
1 あなたが初めて真理を学んだ時のことを振り返ってみてください。それはあなたの人生の転換点となったのです。あなたの歩みは神のご意志を行なう新しい方向に向けられました。(ヨハネ第一 2:17)もし身を入れてきたなら,あなたの進歩は明らかになるはずです。―テモテ第一 4:15,16。
2 進歩は真の崇拝の中の肝要な部分です。立ち止まることは後退を意味します。会衆のすべての備えは,わたしたちが「みどりご」にとどまるのではなく霊的に「成長したおとな」に進歩するよう助けることに向けられているのです。(エフェソス 4:11-15)時とともに,固い霊的食物が乳に取って代わり,学んでいる人が教える者となるのを可能にします。―ヘブライ 5:11-14。
どのように示されるか
3 進歩は弟子を作る業に示されます。最初,わたしたちの多くは腹蔵なく話すことに内気だったりためらいを感じたりしました。時がたつにつれ,わたしたちは聖書的な話し合いをするため聖書を用い始めました。あなたはそうしましたか。またあなたはご自分の聖書研究を始めるため再訪問を行ない続けておられますか。
4 進歩は集会で明らかになります。最初,多くの人は注解を述べるのに気後れします。関心が増し認識を示すようになると,参加するよう動かされます。神権学校がどんなに進歩を早めるかを知った時,彼らはそれに入ることに熱意を表わします。恐らく,あなたもそうなさったでしょう。毎回の話の後にあなたは自分から率先して教訓者に近づき助言を求めますか。これは進歩に対する意欲を示し,あなたの進歩に貢献するのです。
5 家族の進歩が明らかに見られるのもすばらしいことです。わたしたちの多くにとって,かつては,家族を一つに結び合わせるものはほとんどありませんでした。霊的な事柄に重きを置くようになってから,共通の関心事がわたしたちを一つに引き付け始めました。一緒に物事を行なうのは楽しい事だと気付きました。あなたもそのような経験をなさいましたか。今ではあなたは家族としてレクリエーション,集会そして野外奉仕,さらには神のみ言葉を定期的に家族で研究することなどを計画しておられることでしょう。確かに,意思伝達の間げきを埋めたり,自由にしかも敬意をもって自分を表現する方法を学ん
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