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    ものみの塔 1968 | 3月1日
    • 『すべての国の民への証言』

      エホバの証人の1968年度年鑑より

      日本

      人口: 99,822,000人

      伝道者最高数: 4,914人

      比率: 20,314人に1人

      兄弟たちは2週間の御国宣教学校にはいるために多くの犠牲を払うことが必要でした。ひとりの聖書研究のしもべは,学校に行くか会社をやめるかの選択を強いられましたが,学校にはいりました。学校を終えて家に帰った時,姉妹だけの会衆が組織されたばかりの町で就職し,家族とともにそこに越しました。その兄弟はその会衆の監督となっています。

      別の兄弟はある会社の副社長の秘書をしていますが,その会社では休暇は最高1週間に限られていました。この兄弟が学校の手紙を副社長に見せたところ,副社長は一切の費用の負担を生徒に負わせないこの学校に感銘し,ちょうど自分が商用でアメリカに行き,会社を留守にする期間にこの兄弟が学校に出席するようにとりはからいました。この兄弟は学校から大きな喜びを得ました。会衆にもどった時,1時間のあいだ兄弟たちに学校のことを話し,それでも話し足りないほどでした。

      学校でクラスの委員に選出されたある若い伝道者は,委員になれないことを先生に話したところ,自分の立場をクラスの全員に説明するようにと言われました。それで政治的な事に参加できない理由を説明したところ,クラスの友だちは聖書に関心を示し,多くの質問をしました。彼女は二人の友だちと聖書研究を始め,そのひとりは自分がほんとうのクリスチャンではなかったことを悟りました。二人とも彼女と一緒に地域大会に出席しました。

      学校の友だち二人を献身に導き,美術の学校に通いながら正規開拓奉仕をしているひとりの姉妹がいます。昨年の冬,休み時間に教室のストーブを囲んで雑談中に興味をおぼえたひとりの学生は「進化論」の冊子を求めて読みました。熱心に研究した彼は東京から九州の母親に電話をかけました。聖書を勉強していることを話し,「だれと勉強しているの」と問われて「ものみの塔です」と答えると,母親の驚いた様子が伝わってきました。彼が東京に出て以来,母親もエホバの証人と勉強し,最近,伝道を始めていたのです。彼のアルバイトは偽りの宗教に関連したものだったので,バプテスマを受けるため仕事と下宿を変えました。今ではバプテスマを受けた彼は何か月目かの開拓奉仕をしており,特別開拓者奉仕に招待されました。

      年老いた伝道者が若い人の手本となることもめずらしくありません。大学生を下宿させていた73歳の姉妹は,自分の年を考えてあまり適任ではないと思いましたが,その大学生と家庭聖書研究を始めました。世俗の学問のために聖書研究がはかどらない時もありましたが,卒業の時までには真理を確信し,姉妹の喜んだことにはバプテスマを受けました。また孤独で暗い人であったのが聖書の研究によって変わり,兄弟たちとの交わりを楽しむようになりました。

      巡回のしもべは,町はずれから市の中心部に越してはどうかと二人の特別開拓者に提案しました。しかし市内は部屋代が高いのです。戸別訪問の伝道中,日に焼けた姉妹の顔を見て声をかけたひとりの婦人は,毎日長い時間をかけて町まで出てくることを聞くと,市内にある自分の家の部屋を提供し,町はずれの下宿と同じ額に部屋代を安くしただけでなく,敷金を受け取りませんでした。また以前の家主も前払いしてあった1か月分の部屋代を返して好意的にはからってくれました。引越しの様子を見た近所の人のひとりが無料でトラックを提供したので,二人は特別な支出をせずに巡回のしもべの提案を実行できました。今では市中に住んでいるので,その町の「羊」をもっとよく集めることができます。

      沖縄

      人口: 934,278人

      伝道者最高数: 275人

      比率: 3,397人に1人

      1年間に見られたすぐれた神権的な進歩の最高潮は,首都の那覇で開かれた「人々を弟子とする」地域大会でした。公開集会に出席した人の数は,今までの最高数で429人,浸礼を受けた人は16人です。

      高校在学中の少女が聖書の勉強を始め,急速に進歩しました。両親は反対して聖書を勉強することと集会に出席することを禁じましたが,彼女は両親に見られないように用心して勉強と集会への出席をつづけました。ある日,家族全部が集まって先祖に香をたくことになった時,彼女は参加しようとしなかったため,父親を非常に怒らせました。父親は大声で叱りつけ,打つこともしましたが,彼女は静かに自分の立場を守り,「殺されても偶像を拝まない」ことを心に決めていました。その後彼女は最初の大会で浸礼を受けましたが,それを知った母親は,娘は欺かれている,家族を残して自分ひとり修道院にはいるだろうと言って泣き出しました。そこで少女は,クリスチャンは尼になることを命ぜられていないこと,神のみこころはそれとは異なることを説明し,また人類の前途にある希望を聖書から説明したのです。安心した母親は,「なぜもっと前に話してくれなかったの。そうすればこんなに心配しなかったのに」と言いました。少女は卒業後,特別開拓者になる日を待ち望んでいます。

  • 読者からの質問
    ものみの塔 1968 | 3月1日
    • 読者からの質問

      ● クリスチャンが集まりの席で乾杯するのは正しいことですか。―アメリカの一読者より

      ある国々では知った者同志が別れる時,別れの杯をほし,何かのアルコール飲料がはいったグラスを上げて触れ合わせ,「健康を祈ります」あるいはその他類似のことばを述べます。同様に結婚の披露宴においても新郎新婦の健康と幸福を願って乾盃が行なわれることはめずらしくありません。そこでクリスチャンがこのような乾盃に加わることは聖書から見て正しいかどうかという疑問が起きるのは当然です。言うまでもなくクリスチャンが友人の幸福や健康を願うのは少しも悪いことではありません。またグループとしてそのような願いを表わすのも間違ったことではありません。1世紀においても,霊的に古い人々は,諸会衆にあてた手紙の結びに「なんぢら健かなれ」と述べています。―使行 15:29。

      しかし乾盃はただそれだけのものですか。乾盃するときグラスや盃をあげ,かちんと触れ合わせるのはなぜですか。それは何かの風習の模倣ですか。大英百科事典第11版第13巻121頁に出ている事柄に注目してください。

      「人の健康を祝して乾盃する風習は,神々や死者に乾盃する昔の宗教儀式からおそらく出ている。ギリシャ人やローマ人は食事のとき,神々におみきを献じ,また儀式的な宴の席で神々や死者に乾盃した」。このような異教の風習がスカンジナヴィア人やチュートン人の間に伝えられたことを述べたあとで,この百科事典は次のことばを加えています。「人の健康を祝して乾盃することは,犠牲をささげるのにも似たこれらの乾盃と密接に結びついていたに違いない」。

      乾盃に加わる人は異教の神々に乾盃する,つまり神酒をささげる風習にならっているとは夢にも思わないでしょう。しかしそれは大いにあり得ることです。忠実なクリスチャンは「〔エホバ〕の杯と悪霊どもの杯とを,同時に飲むことはできない」のを知り,異教のささげものの行為に実際に加わることをしないでしょう。そのことに疑問の余地はありません。(コリント第一 10:21)円熟したクリスチャンはまた偽りの宗教の行事にならうような行為さえも避けるでしょう。円熟を示すこの道はエホバに喜ばれます。神はイスラエル人が周囲の異教徒の宗教行事にならうことのないように特に警告を与えられました。―レビ 19:27; 21:5。

      クリスチャンが他の人の上に神の祝福を願うのであれば,それをする正しい方法は,エホバに忌み嫌われる異教の崇拝のならわしに従うことではなく,心からの祈りを神にささげることです。―ピリピ 1:9。コリント第二 1:11。

      世界にはさまざまの風習や伝統があります。ある特定の風習が直接に偽りの宗教に基づいていることを知っているならば,円熟したクリスチャンがそれを避けることは明らかです。しかしすべての風習が避けるべきものだと言うのではありません。あるものは,たとえば握手やおじぎのように単なる土地の風習あるいは礼儀であって,偽りの宗教に起源があるとは言えません。(創世 23:7)各人はある特定の習慣について自分の知る事柄を考慮し,それに関して自分の動機のいかんを考慮できます。なぜその事をしようとしていますか。また次のことも自問できます。このことをすると,他人をつまずかせないだろうか,あるいは近所の人はわたしの行ないを偽りの宗教と結びつけて考えないだろうか。(コリント第一 10:32,33)だれもある特定のクリスチャンのために良心の役をすることはできません。ゆえに各人がその事柄をよく考え,良心を清く保てるような決定を下さなければなりません。―使行 23:1,2。コリント第二 1:12。

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