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なぜ聖書を調べるべきですかものみの塔 1969 | 10月1日
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ように生じました。日本では少なくとも171宗が登録されています。しかしその大多数は,古い宗派の迷信にその源を有します。たとえば,霊友会,立正佼成会,創価学会は日連宗から出ており,いずれも法華経に帰依しています。つぎにかかげるのは法華経の教えの一例で,最後の章である28章から引用したものです。
「是の経典を受持せん者を見てその過悪を出さん,若しは実にもあれ若しは不実にもあれ此の人は現世に白癩の病を得ん,若し之を軽笑することあらん者は,当に世世に牙歯疎き欠け,醜脣・平鼻・手脚繚戻し,眼目角睞に,身体臭穢にして,悪瘡・膿血・水腹・短気,諸の悪重病あるべし
聖書の詩篇や,マタイ伝 5章から7章までの山上の垂訓を読んでこれとくらべてみてください。あなたはどちらの教えを好みますか。幼稚な迷信を離れる人々はさいわいです。それよりもはるかに大きな益があるのは,「理性的であり……あわれみと良い実に満ち」た「上からの知恵」,すなわちエホバの教えです。―ヤコブ 3:17,新。
どの宗教が正しいか
「すべての宗教が正しい」と言えないのは明らかです。バビロン的な宗教の世界帝国には今日,多くの混乱と,誤導と,退廃があります。聖書は,この宗派心の強い巨大な宗教制度について預言し,「大なるバビロン,地の淫婦らと憎むべき者との母」と呼んでいます。政党をつくって利己的な目的のために政治に手を出す宗教の霊的姦淫は,神の祝福を得るものではありません。それで現在,「バビロン」にありながらも真の宗教と命を求める人すべてに対して,「わが民よ,かれの罪に干らず,彼の苦難を共に受けざらんため,その中を出でよ」という緊急な呼びかけが行なわれています。今日見られる世界の状態のすみやかな悪化は,偽りの宗教の上に臨む神のさばきが近いことを物語っています。―黙示 17:5,15-17; 18:4。
しかし求められているのは偽りの宗教を捨てることだけではありません。エホバ神は,永遠の命を望む者に,真の宗教を学び,それを実践することを求めておられます。これは聖書を勉強し,エホバ神とそのみ子キリスト・イエス,および神の国に対する愛を培うことを意味します。エホバは御国をとおしてみこころを地上で行なわれます。(マタイ 6:9,10)聖書には,人間が書いたすべての百科事典や教科書を合わせたよりも多くの知恵が含まれています。聖書は命のための教育を施します。もしあなたが,ご自分とご家族のために明るい将来を計画することを望まれるならば,聖書の賢明な助言と教えは欠くことができません。エホバの証人は喜んで,無報酬で,あなたの聖書の勉強をお手伝いいたします。それはあなたが,真の宗教,およびとこしえの命に導く真理を見いだされるためです。
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学校での証言ものみの塔 1969 | 10月1日
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学校での証言
● 子供は親から良い訓練を受けると,学校で真理についてすぐれた証言をすることができます。これはイタリアのP市にある小学校に通う2年生の少女の経験です。ある日先生が数人の生徒に物語を話すように言いました。この若い伝道者の番がきた時に先生は,「あなたも聖書の物語をしてくれませんか」と言いました。少女はそれに応じましたが,聖書は作り話ではなくて,実際に起きた本当のでき事を述べていることに注意を向けました。そして男女の創造にかんする話から始めて,その二人が地上の楽園に置かれたしだい,どのように罪が入ったかということ,そしてわたしたちがその罪を受け継いでいることを話しました。彼女が話し終えると,クラス中の少女が拍手しました。すると先生は,どのようにしてこれらの事柄を覚えましたかと尋ねました。少女は「楽園」の本を用いてお母さんと聖書の研究をしていると答えました。先生がわたしもその本を見せてもらえますかと尋ねたので,少女は「楽園」の本を先生に持って行きました。また学友一人に1冊ずつ小冊子を配布しました。その結果,いまでは,学校の友だち二人が少女の家にきて,母親の司会する研究に参加してします。
― エホバの証人の1969年度年鑑より
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