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若い時の欲を避けなさいものみの塔 1963 | 9月15日
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たように,今も前もって言っておく。このようなことを行う者は,神の国をつぐことがない」。(ガラテヤ 5:19-21,新口)命を失う原因になりやすいこうしたふしだらな習慣に従ってはなりません。クリスチャンの両親は,いつも子供たちがいるところを知っていなくてはなりません。そして10歳代の子供たちは,どこにいたか,何をしたかを,堂々と両親につげられるようでなければなりません。
良い欲望をつちかう
14 若い人はだれを尊敬しなければなりませんか。
14 若い人たちが,他の人に対する尊敬を育成し,日常生活のなかで自分たちの上にいる人々に従うのはたいせつなことです。両親に,エホバ神の制度に,神がご自身の会衆に置かれた監督たちに対し,従順を示してください,「子たる者よ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことである。『あなたの父と母とを敬え』。これが第一の戒めであって,次の約束がそれについている,『そうすれば,あなたは幸福になり,地上でながく生きながらえるであろう』」という聖書のいましめがあるにもかかわらず,多くの若い人たちは従っていません。(エペソ 6:1-3,新口)エリシャの時代に起きたことを考え,その子供たちの敬意を欠いた行いの結果をみてください。預言者のエリシャは,ベテルに上っていました。すると小さい男の子たちが町から出てきました。彼らはエリシャを見ると彼に向かって,「はげ頭よ,のぼれ。はげ頭よ,のぼれ」と言いつづけました。エリシャはついに振り返って少年たちを見,エホバの名によって彼らをのろいました。エホバはそれに答え子供たちのその非礼な行いに対して怒りを表わされましたか。たしかにそうされました。林の中から2頭の雌ぐまが出てきて,その子供らのうち42人を裂いてしまいました。示すべきときに正しい尊敬を示さなかったために,何という代価を払ったのでしょう。―列王紀下 2:23,24。箴言 30:17。
15 (イ)いつエホバに奉仕し始めるべきですか。(ロ)正しい望みと計画のあるとき,新世社会ではどんな特権が若い人に提供され,拡大されますか。
15 若い奉仕者の皆さん,あなたの創造主に奉仕し,そのみわざを行なうことをあなたの願いとしてください。「あなたの若い日に,あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきた(ら)ない前に」。(伝道の書 12:1,新口)あなたの若い日に造り主を覚えて造り主に奉仕するなら,あなたは若い時の精力を,いちばん多くの喜びを生み出す仕事である全時間奉仕にささげるでしょう。休暇開拓者になっていまそれを始めてください。そしてそれをつづけてください。そうすれば,あなたの奉仕の特権は,正規開拓の仕事,特別開拓の仕事,あるいは巡回の仕事,地域の仕事へと拡大され,世界各地にあるものみの塔協会のベテルの家や支部で奉仕するすばらしい見込みも生まれます。生涯奉仕者として造り主に奉仕しようとする人々には,多くの奉仕分野が開かれています。これらのすぐれた特権の一つを楽しむには計画を立ててこれからしようとする事柄に心を注ぎ,それから目的に向かって仕事をはじめる必要があります。そしてどんなことがあってもわき道にそれてはなりません。ロマ書にはこのように書かれています。「あなたがたは,主イエス・キリストを着なさい。肉の欲を満たすことに心を向けてはならない」。―ロマ 13:14,新口。
16 問題や障害に直面したとき,それを克服するためのどんな道が開かれていますか。
16 全時間奉仕者としての目標実現に向かって働いているとき,あなたの心をくじくような問題がたくさん起きてくることでしょう。円熟していないのと,若さとのために,いくつかの間違いやあやまちを犯すかも知れません。もしそういうことがあれば,自分の間違いを認め,あやまちを告白して,両親のところか会衆のしもべのところへ行き,あなた自身の益になる助言を受けてください。神はいわれます。「もし,わたしたちが自分の罪を告白するならば,神は真実で正しいかたであるから,その罪をゆるし,すべての不義からわたしたちをきよめて下さる」。―ヨハネ第一書 1:9,新口。
17 (イ)若い人がいまエホバをおぼえるなら,エホバはいつ彼らをおぼえられるでしょうか。(ロ)若い人はエホバに奉仕することによって,現在と将来にあって,どんな喜びと祝福を享受しますか。
17 正義の新しい世をあなたの望みにしてください。あなたの造り主をいま覚えることによって,正義の新しい世をあなたの希望とし,そのためにあなたの生涯をささげるなら,エホバが,古い悪の世を滅ぼされるハルマゲドンの災難のときに,あなたを覚えてくださることはたしかです。いまは,この古い世の若い人たちがもつ欲から逃げる時です。彼らと一緒になって犯す一時の罪は,破滅に対して支払う高い代価です。新しい世の希望に根ざした健全な望みを固く保ち,神のみこころを行なうことを生涯の仕事としてください。そうするなら,心の清さと満足と喜びによって,いま,大きな益と喜びを得ます。そのうえに,生きながら新しい世の楽園にはいるので,大きな益と永久の幸福があるでしょう。
18 新世社会の若い人々は,同世代の人々にどのように良い影響を与えることができますか。
18 若い人たちよ,あなたと同じ世代の人々に良い影響を与えなさい。友だちに新しい世の永遠の生命について話してください。聖書はおとなと同じく子供にもわかるということを友だちに示してください。また,生活の中でいちばんたいせつなのは,新しいダンスのステップや,最新式のテレビジョンや映画スターの名前をおぼえることではなく,エホバ神とキリスト・イエスを知って見習うことであることを,近所の友だちや同じ学校の生徒に説明してください。あなたの模範と行いとによって,青少年に神の御言葉および造り主であられるエホバ神に奉仕するよう教えることが,今日の青少年犯罪の唯一の解決策であることを世のなかの人に証明してください。ですから,新世社会の若い人たちは,若い人を憎むサタン悪魔がしかけたわなにすぎない古い世の快楽,みだらな話,わるふざけ,物質主義,不道徳,および他の悪い欲望から逃げねばなりません。そして,今日の従順な若人の宿望である良いたよりの全時間奉仕者としての前途を考えてください。エホバのクリスチャン奉仕者になることは,今日の若い人々が従事しうる,あるいはそのたのめ訓練を受けうる,最もすばらしい生涯の仕事です。これこそ終りのない生命に通ずる道であり,またほかの人が生命を受けるための径路ともなるものです。若い奉仕者のみなさん,熱心に勉強し努力してください。そうすればあなたはエホバの新世社会のよりよい伝道者および代表者となって,エホバの御名にほまれと賛美を帰すことができます。
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ほんとうのキリスト教ではないものみの塔 1963 | 9月15日
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ほんとうのキリスト教ではない
◇ 公立学校の正規課目としての祈りを禁じたアメリカ合衆国最高裁判所の判決を論じて,エドワード・ミラーは1962年8月1日のザ・クリスチャン・センチュリーに次のことを書いています。「今まで政府の不干渉を一貫して主張してきたビジネス・リーダーは,政府の保護がなくなると,アブラハムとイエスの神を信ずる宗教が覆されてしまうと,今度は主張している。神を救うためにクリスチャンが政府の保護を求める事は,何時から始まったのだろうか。ローマのコンスタンチン皇帝がキリスト教を公認し,キリスト教を国教にしたとき,それはあやうく滅びかけた。カークガードがその著『キリスト教国に対する攻撃』の中に書いている通り,政府の保護を求めるたぐいのキリスト教は,それが新約聖書のキリスト教ではないことを自ら暴露している」。
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