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  • 「あなた方には忍耐が必要なのです」

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  • 「あなた方には忍耐が必要なのです」
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2015
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2015
塔15 6/15 30–31ページ
1組の夫婦と1人の年配の男性が,アルバムを見ながら思い出を語り合っている

「あなた方には忍耐が必要なのです」

アニータaは,バプテスマを受けてエホバの証人となった後,夫からひどく反対されました。こう言っています。「主人は,わたしが集会に行くことを妨害し,神の名を口にすることさえ禁じました。わたしがエホバと言うだけで,激怒しました」。

アニータにとって,子どもたちにエホバについて教えることも,容易ではありませんでした。「家の中ではエホバを崇拝することが禁じられていたのです。子どもとの研究を大っぴらに行なうことも,子どもを集会に連れて行くこともできませんでした」と述べています。

この経験からも分かるように,クリスチャンは家族から反対されると,神への忠誠を貫けるかどうかが試されます。また,慢性的な健康上の問題を抱えている場合や,子どもか配偶者を亡くした時,あるいは家族のだれかがエホバに背を向けた場合も,同じように試されます。では,エホバに忠実に仕え続けるために,何が助けになるでしょうか。

あなたは,そのような試練に直面したら,どうしますか。使徒パウロは,「あなた方には忍耐が必要……です」と述べました。(ヘブ 10:36)では,忍耐するのにどんなことが助けになるでしょうか。

祈りのうちにエホバに頼る

試練を耐え忍ぶのに必要な力は,おもに,祈りのうちに神に頼ることによって得られます。一例として,アナという女性とその子どものことを考えてみましょう。ある月曜日の午後,悲劇に見舞われました。30年一緒にいた夫が,突然,亡くなったのです。「主人は仕事に行って,それっきり帰って来ませんでした。まだ52歳だったのに」とアナは言います。

アナは,再び仕事に就かなければならず,その仕事が集中力を要するものだったので,幾らか気は紛れましたが,心の痛みは消えませんでした。では,どうしたでしょうか。「エホバに心を打ち明け,この深い喪失感に対処するための助けを懇願しました」と述べています。エホバはその祈りにお答えになったでしょうか。答えてくださった,とアナは確信しています。「ほかからは得られない神からの平安に包まれて,心が落ち着き,穏やかな気持ちになりました。エホバは必ず主人を復活させてくださるのです」。―フィリ 4:6,7。

エホバは「祈りを聞かれる方」です。(詩 65:2)ご自分の僕たちに,忠実を保つのに必要なものは何でも供給する,と約束しておられます。この約束を思い起こせば,信仰が強まるのではないでしょうか。自分も耐え忍べる,という気持ちになるでしょう。

クリスチャンの兄弟姉妹に支えられる

エホバはご自分の民をクリスチャン会衆を通して支えておられます。例えば,テサロニケの会衆が厳しい迫害を受けていた時,パウロはそれらのクリスチャンに,「互いに慰め,互いに築き上げることを,あなた方が現に行なっているとおりに続けてゆきなさい」と勧めました。(テサ一 2:14; 5:11)テサロニケのクリスチャンたちは,愛のうちに結ばれ,互いに助け合うことにより,信仰の試練を切り抜けることができました。忍耐に関するそうした記録を読めば,今日倣うべき良い模範を見ることができ,何が忍耐する助けとなるかが分かります。

会衆の成員たちとの友情の絆を強めてゆくなら,「互いを築き上げる事柄」を皆で分かち合うことができます。(ロマ 14:19)これは,苦難に遭っている時,特に重要です。パウロ自身,多くの患難を経験し,エホバから耐え忍ぶ力を与えられました。そうした励ましの多くは,信仰の仲間を通して与えられました。パウロは,コロサイの会衆の成員たちに個人的なあいさつを送る際,それらの人たちについて,「わたしを強める助けとなってくれて」いる,と述べたことがあります。(コロ 4:10,11)そうです。それらの人は,自分たちの愛するパウロが窮境にあったので,慰めや力を差し伸べたのです。恐らくあなたもすでに,会衆の人たちから同じように励まされ支えられていることでしょう。

長老たちからの支援

神は会衆内にもう1つ,支えとなるものを与えてくださっています。それは長老たちです。それら霊的に円熟した男子は,「風からの隠れ場,雨あらしからの隠れ場所,水のない地方における水の流れ,やせた地における重い大岩の陰のよう」である,と言えます。(イザ 32:2)なんと心強い言葉でしょう。あなたもそのような愛ある備えにあずかっておられますか。長老たちからの励ましや支援は,忍耐するための助けとなります。

もちろん,長老たちは奇跡を起こすことはできません。不完全な人間であり,わたしたちと「同じ弱さを持」っています。(使徒 14:15)それでも,長老がわたしたちのために祈願するなら,多くのことが成し遂げられます。(ヤコ 5:14,15)イタリアのある兄弟は,進行性の病気である筋ジストロフィーを患って,もう何年にもなりますが,こう言いました。「兄弟たちが温かい愛を抱いて,よく訪ねて来てくださり,それがわたしの忍耐する力になっています」。あなたも,長老という,エホバの設けておられる愛ある備えから,より一層益を受けることができますか。

決まった霊的活動の予定を守る

忍耐するためにできる事柄はほかにもあります。1つは,決まった霊的活動の予定を守ることです。例として,ジョンという39歳の男性のことを考えてみましょう。特殊ながんに冒されていると診断され,その時のことをこう述べています。「自分はまだ若いのになぜなんだ,と思いました」。がんと分かった時,ジョンの息子は3歳になったばかりでした。こう続けています。「そのため妻は,幼い息子の面倒を見ることに加え,わたしの世話もしなければならず,わたしの受ける治療すべてに関して手助けする必要がありました」。ジョンは,化学療法の治療を受けると,極度の疲労を感じ,吐き気を催しました。しかも,問題はそれだけではありませんでした。自分の父親が病気になり,末期症状を呈して,家族による世話を必要としたのです。

ジョンとその家族は,そうした難しい事態にどのように対処したでしょうか。ジョンはこう述べています。「わたしは,どんなに疲れていても,家族として必ず,決まった霊的活動の予定を守るようにしました。すべての集会に出席し,宣教奉仕に毎週参加し,家族の崇拝を難しい時でも定期的に行ないました」。実際ジョンは,何であれ問題を耐え忍ぶには霊性を維持しなければならない,ということを理解していたのです。それで,試練に直面している人に対するアドバイスとして,こう述べています。「最初に受けた衝撃が薄れると,思い煩いに付きまとわれることはなくなり,エホバの力と愛に満たされるようになります。エホバはあなたを強めることがおできになります。わたしにもそうしてくださったのですから」。

確かにわたしたちは,現在であれ将来であれ,どんな厳しい試練や事態に直面しようと,神の後ろ盾を得て耐え忍ぶことができます。ですから,祈りのうちにエホバに頼り,会衆の人たちとの友情の絆を強め,クリスチャンの長老たちからの支援を受け,決まった霊的活動の予定を守ってゆきましょう。そうすれば,「あなた方には忍耐が必要……です」というパウロの言葉に調和して行動していることになるのです。

a 一部の名前は変えてあります。

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