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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「ゼバハ」

ゼバハ

(Zebah)[犠牲]

ミディアンの王。イスラエルに対する圧制に加担しました。ゼバハとツァルムナが支配者だったのは,ミディアンがイスラエルを襲撃し,畑を荒らし,貧困をもたらした7年の間だったと思われます。(裁 6:1-6)この二人はギデオンの家の者たちも殺しましたが,その時がいつなのかは明らかにされていません。―裁 8:18,19。

ギデオンがミディアンの13万5,000人の軍隊を撃ち破ると,ゼバハとツァルムナと1万5,000人の人々は激しい追跡をどうにか逃れて,かなり離れていたカルコルにまで進みました。しかし,そこでも再び撃ち破られ,とうとうとりこにされました。ギデオンがゼバハとツァルムナをとりこにして辱め,少なくともスコトにまで連れて帰った時,この二人は「我々のために神の住まいを手に入れよう」という高慢な言葉を自分たちが述べていたこと(あるいは,少なくともそのような態度を表わしていたこと)を思い起こしたに違いありません。その言葉は詩編の中に収められています。(詩 83:11,12)このミディアンの二人の王たちがギデオンの兄弟たちを殺したことを認めると,ギデオンは自らこの王たちを処刑しました。―裁 8:4-21。

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