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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
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読者からの質問

マタイ 5章22節でイエスは,どんな三つの事柄を避けるよう警告しておられますか。

イエス・キリストは山上の垂訓の中で,ご自分の追随者たちに次のように警告なさいました。「わたしはあなた方に言います。自分の兄弟に対して憤りを抱き続ける者はみな法廷で言い開きをすることになり,だれでも言うまじき侮べつの言葉で自分の兄弟に呼びかける者は最高法廷で言い開きをすることになります。また,だれでも,『卑しむべき愚か者よ!』と言う者は,火の燃えるゲヘナに処せられることになるでしょう」。―マタイ 5:22。

イエスは,法廷と最高法廷,火の燃えるゲヘナという,ユダヤ人になじみのあるものを用いて,罪が重くなるにつれて罰も厳しくなるということを示しておられます。

まずイエスは,自分の兄弟に対して憤りを抱き続ける者はみな「法廷」つまり地方法廷で言い開きをすることになる,と述べました。伝承によれば地方法廷は,成人男子が120人以上いる都市に設けられていました。(マタイ 10:17。マルコ 13:9)この法廷の裁き人たちは,殺人事件を裁く権威も有していました。(申命記 16:18; 19:12; 21:1,2)ですからイエスは,兄弟に対して心の中で憤りをくすぶらせる人は重大な罪を犯している,ということを示しておられたのです。

イエスは次に,『言うまじき侮べつの言葉で自分の兄弟に呼びかける者は最高法廷で言い開きをすることになる』と述べました。「言うまじき侮べつの言葉」と訳されているギリシャ語のラカ(脚注)には,「空の」あるいは「頭が空の」という意味があります。「新版 セアの新約聖書希英辞典」(英語)によれば,この語は,「キリスト時代のユダヤ人が用いた非難の言葉」でした。したがってイエスは,名誉を傷つけるような侮べつ的な語を用いて同国人に憎しみを表わすのは重大なことである,と警告しておられました。そのような言葉を使う人は地方法廷ではなく最高法廷で,つまり全員そろったサンヘドリンで裁かれることになる,と言っておられたのです。このサンヘドリンは,エルサレムに置かれた司法機関であり,大祭司および70人の年長者と書士たちによって構成されていました。―マルコ 15:1。

イエスは最後に,人がだれかに「卑しむべき愚か者よ!」と呼びかけるなら,その人は火の燃えるゲヘナに処せられることになる,と述べました。「ゲヘナ」という言葉は,ヘブライ語のゲー ヒンノームという言葉に由来しており,このヘブライ語には「ヒンノムの谷」という意味があります。その谷は古代エルサレムの西方と南方に位置していました。イエスの時代に,その谷はごみを燃やす場所になっており,きちんと埋葬されるに値しないとみなされた極悪な犯罪者の死体もそこで焼かれました。それで,「ゲヘナ」という言葉は,完全な滅びの適切な象徴でした。

では,「卑しむべき愚か者」という表現にはどんな意味があったのでしょうか。ここで用いられているのは,「反逆の」あるいは「反乱の」という意味のヘブライ語と似た響きを持つ語です。その語は,道徳的に無価値な人,背教者,神に反逆した者を指します。ですから,「卑しむべき愚か者」と仲間の兄弟に呼びかけるのは,兄弟のことを,神に反逆した者にふさわしい処罰 ― 永遠の滅び ― を受けて当然の者と言っているのと同じです。神の観点からすれば,他の人に対してそのような有罪宣告を下す者自身が,その重い刑罰すなわち永遠の滅びを受けてしかるべきです。―申命記 19:17-19。

このようにしてイエスは,追随者のための高い規準を定めておられました。モーセの律法の背後にある原則に見いだせる規準よりも高い規準です。殺人を犯した者は「[地方]法廷で言い開きをする」ことになると人々は考えていましたが,イエスはそれ以上のことを述べました。兄弟に対して敵がい心を抱くことさえ避けるべきである,ということを追随者たちに教えたのです。―マタイ 5:21,22。

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