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  • 6,000年にわたる人間の支配は終わりに近づく ― 何が成し遂げられたか

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  • 6,000年にわたる人間の支配は終わりに近づく ― 何が成し遂げられたか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
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    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
塔76 1/15 35–37ページ

6,000年にわたる人間の支配は終わりに近づく ― 何が成し遂げられたか

陰暦によるユダヤ人の新年が1975年9月に始まって以来,人類の歴史は重大な時点に達しました。それはどんな時でしたか。聖書に基づく時の計算によれば,人類が地上に生存して以来,6,000年がその時に終わったのです。最初の人間アダムは,神の支配の下でずっと従順を保ったならば今なお生きており,この年の9月で6,000歳に達していたことでしょう。

では,これは神ご自身,大「安息日」として『祝福し,神聖なものとされた』7,000年の期間の中で人類の生存が6,000年に達したということですか。そしてこの「安息日」の最後の1,000年であるキリストの千年王国統治が1975年9月から起算されるという意味ですか。―創世 1:27,31; 2:2,3。啓示 20:1-6。

そうではありません。なぜですか。聖書の記録の示すところによれば,その7,000年の「安息日」のすぐ前の「日」における神の創造は,アダムの創造をもって終了したのではありません。アダムの創造と彼の妻エバの創造の間には時間的な隔たりのあることが示されています。その期間に神はアダムに動物の名前を付けさせました。その期間が何週間,何か月さては何年に及んだものかはわかりません。それでエホバの偉大な「安息日」がいつ始まったのか,正確なことはわからないのです。また,それがいつ終わるのかも,はっきり知ることはできません。キリストの千年統治の始まりについても同じことが当てはまります。日付を確定する方法は聖書中に与えられていません。ゆえにその日付がいつであるか憶測するのは無益なことです。―創世 2:18-25。マタイ 24:42,44。

しかし聖書に記された時の記録は,人類歴史の6,000年が1975年という年に終わることを確かに示しています。神の「安息日」の初めごろにアダムは神の支配に反逆しました。こうして人類歴史が始まって以来の6,000年は,その大部分が人間の支配によって特色付けられています。人間の独立した支配はこの六千年期つまり各千年の六つの区間に何を成し遂げましたか。これらの千年期を順番に概観することにしましょう。

最初の千年

エデンの楽園における人間の幸福は,アダムとエバが創造者エホバ神の主権に反逆したときに終わりを告げました。当然に神は男とその妻を楽園から耕されていない地へと追い出し,彼らが選んだ独立した支配の下で生きるようにさせました。おそらくその支配は族長政治の形をとったことでしょう。しかしアダムに残された900年余の生涯の間,罪にまとわれた人類は暴力,殺人,偽りの宗教,放縦な生き方にますます深入りして行きました。それは死の道にしかすぎませんでした。―ローマ 5:12。創世 3:12,16-19; 4:10,11,23,26。

二番目の千年

人間の支配の下で「人の悪」は増し加わり,遂に神は適当な警告を与えてのち,世界的な洪水をもたらし,世を『乱し』て地を暴虐で満たしていた人々を滅ぼしました。神は忠実なノアとその家族を彼らの義のゆえに生き残らせましたが,彼らの子孫はエホバ神を無視して人間の政治にかかわりました。大洪水から200年たたないうちに,ニムロデはかこくな独裁者また王となっています。彼は至高の神に敵対して自分を高め,そのことから『エホバの前にあるかの力ある狩人ニムロデのごとし』ということわざができたのです。彼が狩ったのは動物だけでなく疑いなく人間も含まれていました。それで彼は暴政によって人類を支配しました。彼の反逆の道がバベルという都市および『頂きが天に達する塔』の建設によって頂点に達したとき,エホバは人類の言語を乱すという奇跡を行なわれました。このために人々は建設計画を放棄することを余儀なくされ,全地に散らされました。人間の最初の独裁支配はあえなく崩壊しました。―創世 6:4,5,11; 10:8-12; 11:1-9。

三番目の千年

部族は部族に,都市国家は都市国家に,王国は王国に敵対して人類の間には戦争がありました。エジプトは支配的な世界強国になりましたが,神の民イスラエルを圧迫したために神から罰せられます。諸国民は異教の偶像崇拝にますます深入りして子供を犠牲にささげることさえしました。圧制的な独裁支配が起こり,大衆は支配者の道具にされて苦しみました。―創世 14:1-16。出エジプト 1:8-11; 6:1-6; 14:26-31。申命 18:9-12。

四番目の千年

エジプトのあと,野心的な王たちの治める世界帝国が相次いで起きました。これらが顕著になったのは第四の千年期です。アッシリア,バビロン,メディア・ペルシャ,ギリシャそしてローマはいずれも強大な軍隊をもって戦い,順次,世界を支配しました。これらの国々はまたイスラエル国民に対する支配権を獲得し,それを行使することを許されました。ダニエルと啓示の預言はいずれもこのように強力な政治国家を「獣」に例えています。偽りの宗教はこれらかこくな独裁支配を支持する点でいつも大きな役割を果たしてきました。―ダニエル 7:2-8,17; 8:3-8,20-22。啓示 13:1,2; 17:3-8,11。エゼキエル 21:25-27。

五番目の千年

ローマ帝国が今や多くの土地をその支配下に収めました。ローマ帝国の領土においてバプテストのヨハネは首を切られ,イエス・キリストは杭につけられ,帝国の軍隊はエルサレムを滅ぼし,クリスチャンは迫害されました。このすべては西暦の第一世紀に起きています。西暦四世紀のこと,バプテスマを受けていなかった皇帝コンスタンチヌスは僧職者を有するキリスト教世界を組織し,ローマの政治宗教的な組織が作られました。そしてカトリックの教階制は暗黒時代をもたらし,大衆とくに神に仕えようとした人々は惨めにも圧迫されました。西暦800年,ローマ法王がシャルルマーニュに神聖ローマ帝国の王冠を与えたとき,教会と国家の連合は光栄を加えられました。―マルコ 6:25,27; 15:25,37。ルカ 21:20-24。テサロニケ第二 2:3。

六番目の千年

ローマ帝国は相対立する圧制的なヨーロッパ諸国に細分化しました。これらの国々は軍艦を海外に派遣して,地球上のいわゆる「異教の」地を植民地にしたのです。英国が支配的な世界強国となります。植民地のアメリカは英国からの独立を宣言し,また獲得しましたが,英米世界強国という形で緊密な同盟関係を続けました。十八世紀は産業革命の時代であり,二十世紀は世界大戦の時代の幕を開けたと言えます。このような戦争はほとんどすべての政治国家を巻き込み,また主要な宗教の支持を得てきました。民主主義の「南の王」の支配はドイツ人の「北の王」によって挑戦されました。しかし今日,共産主義の大国が独裁支配のドイツに代わって「王」の座に就いています。これら政治支配の諸形態のうち,その国民に真の幸福と安全をもたらしたものは一つもありません。そして今や核軍備競争は人類の生存を脅かしています。革命,権威に対する反抗,放縦な社会のまんえん,犯罪と公害の急速な増加は,人間の問題をいやがうえにも増し加えています。―ダニエル 11:27-40。啓示 11:18。

概観

人間生存のこの6,000年の期間は,その初期における楽園の喪失によって特色付けられました。そのとき以来,ざ折を味わった人類は,少なくとも何らかの形の物質的な楽園を回復しようと努めてさまざまな種類の支配を試みて来ました。しかし何が成し遂げられたでしょうか。その結果は世界的な混乱です。今の時代についてイエスが預言したとおり,人類は破滅に直面しています。「地上では……逃げ道を知らない諸国民の苦もんがあるでしょう……同時に人びとは,人の住む地に臨もうとする事がらへの恐れと予想から気を失います」。しかし神のことばは希望を差し伸べています!―ルカ 21:25,26。

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