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支部の手紙王国宣教 1977 | 2月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
野外で熱心に働いているみなさんの経験を聞くことはベテルの兄弟たちの励みになります。現在沼津支部で開かれている王国宣教学校に出席している長老たちは,毎日みなさんの野外奉仕や会衆内での忠実さに関する経験を話しています。これらの長老たちは学校から多くの訓練を得て,いっそう立派な奉仕をそれぞれの会衆で行なってゆくことでしょう。今ベテルでは互いを励ます良い機会に恵まれています。エホバ神は立派な牧者たちを沢山お持ちになっていることが分かります。
今11月の野外奉仕報告を調べてみました。とても良い奉仕報告で,伝道者の合計は新最高数である3万9,186人に達しました。定期的に野外奉仕に参加しているみなさんの努力を感謝しています。また正規開拓者も新最高数の5,480人となり,9月と10月に引き続いて,3か月連続して1万人以上が開拓奉仕に参加したことになります。奉仕のための門戸がまだ大きく開かれているこの時を用いているこれら開拓者の熱意と忍耐にも感謝いたします。
こうした良い報告の中で,ひとつの分野に今みなさんの注意を引きたいと思います。それは雑誌配布の業です。11月に配布された合計は77万7,523冊でした。沢山の雑誌が配布されました。しかし,前月の104万冊に比較すると約28パーセントの減少になりました。これはここ数年間には見られなかったことですから,この減少の理由についていぶかっています。みなさんの区域は良く網らされていますから,人々は以前ほど多く求めないかもしれません。雑誌の配布が以前より難しくなってきていることはある程度事実でしょう。
大切な要素は,雑誌の内容に対するわたしたち自身の認識でしょう。わたしたちは「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌がどれほど楽しく,有益なものかを知っています。人々もそのような知識を必要としていませんか。彼らはまさに良いたよりを必要としており,雑誌は非常に近づきやすい方法でそれを提供しているのです。例えば昨年の12月22日号「目ざめよ!」31ページの索引を見てごらんください。そこの「人間関係」の見出しの下だけで
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すべての人に達する聖書の音信王国宣教 1977 | 2月
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すべての人に達する聖書の音信
1 創造者がすべての人種の人々に備えてくださった霊感の導きに対し当然期待する通り,聖書は広範に配布されてきました。聖書の全巻あるいはその一部は世界人口の97パーセントを占める人々が話す種々の言語で入手できます。近年の印刷術により幾百幾千万冊もの聖書が配布されるようになったのです。
2 聖書が人々に広く親しまれている理由の一つは,過去幾世紀にわたってそうであったように,それが読者の心を動かすという点にあります。なぜなら聖書は人々の問題を扱っているからです。農耕社会,漁業や船舶に関係する人々の社会,工業社会などどんな社会であろうと変わりはありません。すべての人はその音信をは握できるのです。人々の本性は変わっておらず,どこに住んでいる人にもどの時代に生きている人にも影響する問題を聖書は扱っています。
3 あなたはゆっくり座って,一時間か二時間聖書を ― 例えば,福音書,使徒たちの活動あるいはサムエル前,後書または列王紀上,下などをお読みになったことがありますか。それを読む時,どうして自分がその時代に住んでいるように感じ始めるのか注意してみてください。あなたの心は動かされているのです。そのような朗読は霊的に高揚する経験です。
聖書に語らせる
4 わたしたちが人々の所に行く時,人々が聖書を読むようにするのがわたしたちの目的です。ほとんどの人は聖書を読んだことがありません。それで信仰がこれほど欠如し,問題や悲しみが増しているのです。
5 2月中わたしたちは大変わかりやすく聖書を説明している「良いたより」の本を配布します。それで聖書について話し,人々がその価値を知り,その知恵を必要としていることを悟るようにさせましょう。わたしたちはどのようにして人々をより良く助けることができるでしょうか。また聖書を読むことを励まし,その中に含まれている事柄を示せるでしょうか。
6 会話を始めるに際し,まず家の人が聖書を持っているかどうか尋ねてみることができるでしょう。多くの人は持っているでしょう。もし持っているなら,この忙しい時代に家の人がそれを読む時間があるかどうか尋ねてみてください。それを理解する上で家の人にはなにか問題がありますか。これは,しばしば会話を続け,人々を聖書に引き入れる助けとなります。あなたは家の人に自分の聖書を持って来てもらい,それから一緒に読んでみるよう勧めることもできます。
7 例えば,邪悪な者の結末と比べて,神の目に正しい者の将来には何があるかを示して詩篇 37篇37,38節に言及できるかもしれません。聖書は邪悪と邪悪な人々とは間もなく神により取り除かれ,神と隣人を愛する人々は平和と幸福のうちに生きることができると述べています。
8 それからあなたはエホバの証人が近所の人々に紹介している特別な聖書研究の取決めについて告げ「良いたより」の本を示すことができます。この本を用いて共に聖書を学ぶなら,聖書とはどんな本なのか,なぜわたしたちは今そこに含まれている良いたよりを是非とも必要としているのか理解でき,聖書が差し伸べている幸福を自分のものとする機会を持てるのです。もし人が研究に応じないようであれば,自分自身で読んでみるよう2冊の雑誌を添えて配布できます。
9 人が神のみ言葉に対する認識を持つのを助けるためあなたは人々の家に行くのだということをもう一度はっきりさせておきましょう。「良いたより」の本は聖書を理解するための助けです。この本の中でわたしたちは,戦争,飢え,病気そして死さえも除かれてしまう神の新秩序につき学ぶのです。4ページの幸福な情景を示し,あなたが話しかけている人に,新聞を受け取った時この本の5ページ3節に述べられているような見出しが出ていたらどんなに良いと思わないか尋ねてみてください。「住宅不足は解消。すべての人が安定した仕事に就く」とか「病気や老齢はなくなり,病院や葬儀場は閉鎖される」といった見出しを読みたくない人がいるでしょうか。それは夢のように思えますか。それは夢ではなく,神が約束されたものであるゆえに現実のものとなるということを指摘できます。そして,「良いたより」の本には,この神の目的や他の大切な論題が十分に討議されています。
10 もし家の人がよく聞いているなら,人々が聖書を理解するのを助けるためにこの本がどのように組み立てられているか簡潔に指摘し,それから数節実際に行なってみることができるでしょう。そして書かれている事柄の証拠としていかに聖書がしばしば参照されているか示してください。(またページの下の質問の終わりにしばしば聖句が参照されていることにも注意してください。節の中に出てくるものに加えてこれらも読むことが勧められています。)数節,例えば5ページにある幾つかの節を取り扱った後,都合の良い時に再び訪れることを提案してください。
11 もしあなたの話しかけている人が聖書を持っておられないなら,これら優れた希望を十分に知るために聖書を求めることを勧めましょう。
12 2月中「良いたより」の書籍の配布を通して王国をふれ告げることは大きな喜びです。書籍を提供する際,是非2冊の雑誌を添えて提供しましょう。同時に,毎週必ず雑誌配布の活動に参加して,引き続き雑誌配布にも十分にあずかりましょう。
13 聖書の重要な音信が真理と命の道を探し求めるすべての人の手の届くものとなるよう,エホバが取り計らってくださっていることは,なんと感謝すべきことでしょう。エホバのしんぼうによりわたしたちは救いの道を学ぶことができるようになりました。時間がまだ残されている間に,み言葉の良いたよりをさらに他の人に広める業において,音信を携えるものとしてのわたしたちの分を果たしましょう。
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あなたの教え方を改善する助け王国宣教 1977 | 2月
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あなたの教え方を改善する助け
1 良いたよりを伝えるのを改善するため助けが必要だと感じておられますか。援助はあなたの会衆の中で得られるのです。さらに経験を積んだ伝道者からこの援助を受けることをためらわないでください。一緒に準備して,たとえ何軒かの訪問をただ見守るだけだとしても一緒に働くなら,多くのことを学べるのです。
2 現在までのあなたの野外奉仕での経験は冊子を配布することや雑誌配布にあずかることだけに限られていたかもしれません。あなたが他の人にエホバの救いの備えを告げることにいくらかでも参加するよう取り決めておられるのは称賛すべきことです。あなたはご自分の宣べ伝え教える業をもっと効果的で産出的なものとするため,今もう一歩,大切な段階をふみたいと望まれますか。イエスが弟子たちに与えた使命には『すべての国の人びとを弟子とし,彼らにバプテスマを施す』ことが含まれているということを覚えておきましょう。(マタイ 28:19,20)後ほど,啓示 22章17節で与えられた命令は「だれでも」良いたよりを「聞くものは」,『「来なさい!」そして命の水を価なくして受けなさい』と言いなさいというものでした。弟子を作るためにはわたしたちが教える者であることが求められます。そしてそのためにわたしたちはみなさんが再訪問と聖書研究の業に携わる,という次の段階を踏むようにお勧めします。
どこで助けを得るか
3 あなたの書籍研究の司会者または長老のだれかに語りかけて,あなたが自分の教え方を改善するためこのような助けが必要だということをお話しになってください。おそらく長老は,あなたと同じような奉仕の計画をもっている会衆内のさらに経験を積んだ伝道
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