ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 宣 87/7 3–6ページ
  • 海老名ベテルの増築工事 ― 完成まであと1年

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 海老名ベテルの増築工事 ― 完成まであと1年
  • わたしたちの王国宣教 1987
  • 副見出し
  • 工事の進捗 ― エホバが共におられる証拠
  • 工場2階の仮使用計画 ― エホバの導き
  • 神の民の増加 ― エホバの目的
  • あと1年 ― 自分の分を果たす
わたしたちの王国宣教 1987
宣 87/7 3–6ページ

海老名ベテルの増築工事 ― 完成まであと1年

「こんなに大きいとは思いませんでした」,「東名高速道路から近くに見えました」,「海老名駅からもです」。最近海老名ベテルを訪れる見学者の口をついて出るこれらのことばは,聖書文書を印刷する新しい工場がどれほど大きいかを感じさせます。コンクリート打ち込みがこの3月に屋上のペントハウスまで全部完了した6階建ての工場は堂々たる姿を現わしました。目下,内部の仕上げ,設備工事などが急ピッチで進んでいます。新しいベテル・ホームはどうでしょうか。工場の完成を優先させるため,そこでの仕事がしばらく中断されていましたが,11か月振りに再開され,4階のコンクリート打設作業が4月17日に無事に行なわれました。写真をご覧になってお分かりのように,現在5階のコンクリート打設の準備がさかんに行なわれており,6月上旬を目標にしています。建設工事に経験を積み,安全上の教訓も真剣に取り入れてきた約320人の建設奉仕者の若い兄弟たちが,外部から通って業を助けている11人の兄弟たちと共に数々の挑戦を受けて立ち,ここまで立派に増築工事を成し遂げてきました。では,最もよく奉仕の態勢を整えたこれら忠実な兄弟たちの努力とエホバの助けにより,建設の全体の工事はいつ完了する予定でしょうか。過去の経験に基づく綿密な計画によれば工場棟が来年春に,宿舎棟が夏までに終了する予定です。そうです,1983年12月に発表されたこの大工事もあと1年を残すのみとなりました。

工事の進捗 ― エホバが共におられる証拠

ここで,過去約半年間に現場で行なわれた活発な作業状況の一部を振り返ってみることにしましょう。1月半ばから2月にかけて,工場棟6階のコンクリート打設が実施されました。明け方には零下4度にまで冷え込む時期であったため,コンクリートの乾きは特別遅く,夜半には凍結の恐れもありました。そのため朝早く作業を開始し,昼食も交代でとり,できる限りコンクリートポンプ車を止めないで仕事を進め,作業終了が深夜にならないよう特別の工夫がなされました。そしてそのあと明け方の4時ごろ,割り当てられた数名の兄弟たちは再びそこへ行き,打ち上がったばかりのコンクリートの保温のため,気温が最低になる前にシート掛けを行ないました。忍耐やねばり強さの求められる仕事を一つ一つ果たして行く時,エホバの後ろ盾を強く感じることができます。1月末から工場屋上の防水工事が始まり,丁寧な施工がなされました。このころ幾度も雪に見舞われましたが,作業の手はゆるめず,足場の上から注意深く雪を取り除いたり,時にはお湯で解かしたりしながらどんどん仕事が成し遂げられました。例えばコンクリート打ち込みの後を追うように行なわれてきたのは型枠解体工事です。バールの反動で転倒したり,くぎをふんだりしないよう細心の注意が必要とされます。工場全体の型枠解体の量がどれほどかをご想像ください。何と約8万平方㍍もあります。これは海老名ベテルの敷地の面積を上回るものです。建物内部の仕上げもかつてないほどの膨大な量の仕事です。現在,所によっては5.7㍍に及ぶ高い天井,また壁や柱のすべての表面をきれいに水洗いし,ハイモルタルの左官仕上げのあとペンキ塗装がなされる作業工程が熱心に進められています。また,給湯,給水そして蒸気などの配管作業も工場の地下から上の階に向けて行なわれていますが,工場だけで鉄管あるいはステンレス管の配管やその保温材取り付けの作業は合わせて約5㌔の長さに達します。最初は気が遠くなるような仕事に思えましたが,この作業も着々と進む様子を目にして,兄弟たちは自分たちの手の業の成果を喜んでいます。ボイラーや焼却炉,自家発電機も据え付けが終了しました。電気配線工事やダクトの製作,取り付けも忙しくなっています。工場棟全体には窓ガラスが入れられました。また,スチール製のドアも屋上まですべて装着されました。一方,宿舎棟も11か月の休止のあと,3月から型枠工事に取りかかりました。工場と比べ,作業場所が非常に狭いところで複雑な鉄筋工事,型枠工事が注意深く行なわれています。「工場棟から宿舎棟の仕事に移ってまず感じることは,作業範囲が狭く,鉄筋や型枠用パイプが身にせまるようであることです。それで安全に関する協会の指示を真剣に守る必要があると思いました」,「コンクリートの打ち込みも,もう数か月で終わると思うと力が湧いてきます。型枠をはずした部屋の形を見ると完成した様子を想像でき,うれしくなります」。こうしたことばに兄弟たちの真剣さや喜びがうかがえます。このように速やかに仕事が進むのを見ると,ネヘミヤの時代に城壁が再建されるときに神のしもべたちが味わったその同じ感慨をわたしたちも抱きます。「この仕事が行なわれたのは,わたしたちの神によるものである」。(ネヘミヤ 6:16)確かに人間の力による業ではありません。

工場2階の仮使用計画 ― エホバの導き

昨年の終わりごろ,建設奉仕者たちに対して興奮を覚えさせる一つの計画が発表されました。統治体の承認のもとに,工場棟2階を他の部分に先行して完成させ,竣工させるという計画です。その予定日は3月2日と設定されました。工場棟2階部分だけでも約3,000平方㍍の床面積があり,これは以前の沼津ベテルの印刷工場全体の床面積にほぼ匹敵する広さです。もしここが1年早く使えるようになれば,3台のオフセット輪転機を駆使し,日本と近隣のアジア諸国の霊的必要物を供給する場所として,もはや身動きできなくなるほど狭くなった現在の工場も一息つくことができ,十分な量の巻紙を貯蔵することや作業を一層能率的に行なうことが可能になります。そればかりではありません。これは建設を支持してくださっている全日本の兄弟たちの愛にエホバが1年早く報いてくださることにもなるのです。その計画は順調に進んだでしょうか。その発表以来,建設各部門の働き人たちは一層精力的に自分の持ち場につき,予定の量の仕事を毎週こなすように努力を傾けました。加えて建築法上,消防法上の要求がきちんとその日までに満たされるよう注意が払われました。火災報知装置,消火用設備等すべて要求されている設備が取り付けられました。県や市の役所と繰り返し打ち合わせ,作業を正確に進めるよう皆でよく協力して作業を行なった成果はやがて明らかになりました。何と予定よりも早く官庁検査を受けることができ,2月27日に県と市の検査官を迎えることができました。「期待してはいましたが,これほど簡単に検査が済むとは思ってもみませんでした。それぞれの検査は順調で,私たちの工事に欠陥はありませんでした」と,検査に立ち会った建設委員の一人の兄弟はうれしそうに語りました。建設の兄弟たちの一致した努力と仲間の証人たちの祈り,そしてエホバの祝福と導きにより目標を達成することができました。

3月9日は海老名ベテルの家族,および建設奉仕や他の必要な協会の業務のために通っている兄弟たちとその家族にとって喜びの日となりました。家族としての「ものみの塔」研究の後,新しく出来上がったばかりの工場2階をはじめて見学する機会が与えられたからです。現在の工場の南側と新工場2階とは約8㍍の渡り廊下が架けられ,そのまま歩いて渡れます。急いで仮使用検査に間に合わせたため四方がコンクリートむき出しのままの,仕上げが後回しになった,がらんとしたフロアーを目にしたでしょうか。それとは逆に,壁も天井も完全に仕上げられた立派なオフィスを思わせる広々とした2階を目にしたのです。床には透明の保護膜が念入りに塗布されており,幅45㍍,長さ67㍍のそのフロアーは王国の業のために用いられるのを両手を広げて待っているかのようでした。ベテルに通って働いている兄弟たちの家族にとって,その日は特別に感動的であったに違いありません。ある家族は九州から海老名へ来てベテルの建設を援助しています。その家族の喜びのことばは次のようなものです。「見学のあと,ベテル家族が10人ほどの時からここまで拡大したいきさつについて,古い方々の経験をお聞きして感動しました。神の組織のすばらしい拡大の延長線上に自分たちの家族もいて,こうして何らかの面で組織のために働く特権を得ているのですから,そのことに感謝し,その特権をこれからも高く評価していきたいと思います」。今ではこの2階もほぼ半分が埋まるほどに出版物が貯蔵されています。エホバの導きのもとに増築の目的の一部が首尾よく達成されたことを全日本の皆さんと共に喜びたいと思います。

神の民の増加 ― エホバの目的

日本の野外の業もこの半年の間に力強く前進しました。新たに,過去6か月間で伝道者数は3,826人,聖書研究の数は1万1,991件の大きな増加を示しています。それで,これからも引き続き増加を期待しつつ働くことができます。聖書によれば増加を与えてくださることは神の目的であり,しかもエホバはご自身のみ名にかけてそれを保証しておられます。(イザヤ 60:22)霊的イスラエルの残りの者と大群衆のすばらしい一致と協力を喜ばれるエホバは,増加をもってその世界的な伝道の業を祝福してくださっています。その結果,現在約30の支部において,増加する業を世話するための建設工事が行なわれています。(詩編 115:14,15)どんな敵も神の目的と祝福を押しのけることはできません。わたしたちが今後もエホバの麗しいみ名と目的を広める国際的な業において「忠実で思慮深い奴隷」級に協力してゆくなら,必ず増加を期待することができます。(イザヤ 59:21)加えてこうした海老名ベテルの増築計画を含め,「奴隷」級の業を何であれ支持することは神の組織を支持することであり,かつそれは宇宙主権の論争においてエホバの側を支持することです。わたしたちにこれほど満足をもたらすことはほかにありません。

あと1年 ― 自分の分を果たす

他の奉仕同様,建設奉仕に携わる兄弟たちはそれをまれな特権とみなしています。それで,神の助けによって最後まで従順と謙遜とをもって自分の割り当てを果たすこと,また,文字通りの建物だけでなく自分のクリスチャン人格や霊性を築き上げることにより,神に感謝を表わしたいと願っています。そしてわたしたちすべてはどんな立場で奉仕していても,今日霊的な戦いを力強く指導しておられる大いなるギデオン,イエス・キリストと,ギデオンに従った300人の兵士で表わされていた油そそがれた者の行なう業に最後まで協力したいと思います。それには,霊的戦いの最前線である野外で活発に奉仕し,キリストの弟子となるよう人々を助けること,加えて,できる範囲で引き続き物質的な援助を自発的に差し伸べることが含まれます。そうすれば油そそがれた者たちはゆだねられた仕事を完了することができます。物価が高いと言われる日本で今回の増築のために多くの資金が全日本のエホバの証人やその仲間の人々から寛大に,自発的に送られて来ました。必要とされる費用の4分の3がすでに寄せられました。何とすばらしい支持でしょう。わたしたちはそのことを深く感謝しています。あと4分の1,約12億円が工事の完了のために必要とされています。エホバがご自身の民の群れを増加させてくださっているので,そのことを感謝しつつ,自分にできることをこれからも行なってまいりましょう。こうした霊的,物質的支持が,キリストの指導のもとにある業を全く認識しない世の人々からでなく,エホバとそのお目的を深く愛する比較的少数の人々からのみ来ていることをわたしたちは知っています。それらの人々は,キリストの兄弟たちを認識しない「やぎ」のような者たち,また昔ギデオンとその300人の兵士が「疲れてはいたが追跡を続けていた」時にパンを与えなかった非協力的な都市の人々とは自分たちが異なることをはっきりと示してきました。それらキリストの右側に置かれた「羊」に属する人々は神の是認と命の祝福を受けるのです。その一人となることは何という特権また祝福なのでしょう。―裁き人 8:4-6。マタイ 25:31-46。

最近も大勢の皆さんが,ある日には1,000人を上回るほどの人々が,ここ海老名ベテルを訪問し,エホバの組織の活動の一部をじかにご覧になりました。こうした各地からの見学者の皆さんにベテル家族は大いに励まされています。来年の夏ごろには,完成した6階建ての工場と8階建てのベテル・ホームをご覧になることでしょう。どうぞ楽しみになさってください。エホバがこの増築工事の背後にいてくださることを知っているすべての人々には完成した建物がことのほか大きく見えることでしょう。―詩編 127:1。

[3ページの図版]

屋上のペントハウスのコンクリート打ち込みが終了した6階建ての工場

[4ページの図版]

宿舎棟5階のコンクリート打ち込みの準備

足場を組んで天井の水洗いをする

外部から通っている兄弟たち(設計室にて)

ハイモルタル仕上げを急ぐ左官の兄弟

[5ページの図版]

工場地下室のおびただしい数のパイプに保温材を取り付ける

美しく仕上げられた工場2階

作業範囲の狭い宿舎棟で安全に注意しながら働く兄弟たち

すでに出版物の倉庫として活用されている工場2階

[6ページの図版]

工場棟完成予想図

宿舎棟完成予想図

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする