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弟子を作る王国宣教 1977 | 4月
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バプテスマを受け,エホバに対する奉仕を取り上げる時,何を担うことになるのかを知っているかどうかよりよく確かめることができるからです。第6章を,「ものみの塔」誌を研究するような仕方で研究することは勧められていません。むしろ,資料をじっくり話し合い,多分副見出しを討議すべき要点として用い,聖句を考慮できます。この資料を取り扱うために長老たちが費やした時間は野外奉仕の時間であり,そのように報告することができます。もし望むなら一人の人と資料を討議するのに別の長老が順番に行なうこともできます。
バプテスマの後
4 バプテスマに続いて,弟子たちを教えることで多くがなされねばなりません。イエスは新たにバプテスマを受けた人にご自分の命令を教える必要を強調なさいました。バプテスマを受ける人と研究している伝道者たちがその後も彼らと研究を続けるべきです。これはわたしたちの野外奉仕の一部です。ただ一冊の本から得られる知識では,霊的な訓練を完成するのに十分なものではありませんし,なすべき業そしてこの終わりの日にエホバに仕える人が直面する圧力に備えるために十分であるというわけでもありません。わたしたちは真理に入って来る人が少なくとも二冊の本を共に研究すべきだと思います。バプテスマを受けたばかりの人に最も益となる出版物を研究するのは望ましいことです。それで二冊目の本が終わるまで研究は続けられるべきです。人がバプテスマを受けた時,あなたはその人と研究をしていて,ある本の中程のところにいるならば,その本が終わるまで研究を続けてください。その間,あなたは引き続き家庭聖書研究としてその研究を報告し,この教える業でこの奉仕に費やした時間を数えることができます。
5 新しくバプテスマを受けた人は,仲間のしもべたち,特に自分を見付け家庭聖書研究を通して援助してくれた人々との親密な交わりに感謝することでしょう。それでわたしたちはさらに交わることを励ましたいと思います。これには新しい方を野外奉仕に伴うことも含まれます。この期間に,もし長老や奉仕のしもべたちも新しくバプテスマを受けた人々と野外奉仕を共に行なって彼らをよりよく知るようになるなら,それは大変良いことです。現在日本では5万5,000件程の家庭聖書研究が毎週司会されています。司会する方々は大切な真理を研究生の心の中にしっかり植え付けるように努力すると共に,やさしい思いやりや親しみを表わしながら研究生を助けましょう。わたしたちは新しい方々が会衆のすべての集会に出席し,イエス・キリストの弟子として奉仕している人々との交わりに大きな喜びを見いだすよう希望しています。
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宣べ伝えるよう兄弟たちを助ける王国宣教 1977 | 4月
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宣べ伝えるよう兄弟たちを助ける
1 わたしたちが入手する,会衆や巡回監督からの報告によると,ある方々は神がわたしたちに授けておられる宣べ伝え教える業に不活発になっており,他の方々は野外奉仕に不定期的であるとのことです。
2 なぜある人々は真理を他の人と分かち合うことから漂い出てしまったり,手をゆるめたりするのでしょうか。それは試練や迫害のためでしょうか。この事物の体制の思い煩いあるいは富の欺きの力によるものですか。(マタイ 13:18-23)わたしたちの兄弟を霊的に助けるために何ができるでしょうか。
3 もしあなたの会衆のだれかが,野外奉仕に不活発で,神の民の集会に出席することさえ怠るようであれば,彼らを助けるために何ができますか。愛のある,そして助けたいという精神をもって彼らの所に行ってください。彼らに話させるようにすることにより,彼らの霊的な問題の原因となっているものを見定めるよう努めてください。兄弟たちを助けることは神に対する奉仕の貴重な部分を占めており,この中には漂い出ている人や励ましを必要としている人を世話してゆくことも含まれているのです。(マタイ 18:12-14。使徒 11:23)神への崇拝を再び活発に行なうようにそれらの人々を助けることが可能かもしれません。
4 書籍研究の司会者として奉仕しているすべての長老や奉仕のしもべは自分たちの群れの各人の霊的必要に目ざとくあるべきです。時々伝道者カードを調べてみると,ある人の野外奉仕に関連して芽生えている傾向に気付けるでしょう。ある人が援助を必要としている時,研究司会者は個人的に注意を払ったり経験ある伝道者の助けを得られるようにすべきです。
5 もし問題は野外奉仕の報告を怠っているのであれば,正確な報告を早く提出することを一層励ましてください。月末近くの書籍研究でそのことを述べ,そこに報告用紙を用意しておくようにしましょう。不定期的になっている人々に直接励ましを与えたり,野外奉仕で一緒に働くよう取り決めるなどして,長老や奉仕のしもべそれに他の伝道者は,多くの人が神のご意志を行なう喜びや満足感を再び得るよう助けることができます。
6 地域そして巡回監督の訪問中,これら兄弟たちは不活発あるいは不定期な人々を助けるために自分の時間をもっと用いることができるでしょう。週の初め,旅行する兄弟たちはどれ程の援助が過去数か月間に与えられ,現在はどのようになされているか調べるでしょう。旅行する監督は訪問中援助を与えるためできる限りのことは行ないますが,彼が去った後に必要とされる一層の世話や注意に関する取決めについても長老たちと討議します。
7 わたしたちは「すべての人,ことに信仰において結ばれている人たちに対して,良いことを行な」うことを決して忘れてはなりません。―ガラテア 6:9,10。
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優れた雑誌配布を保ちましょう王国宣教 1977 | 4月
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優れた雑誌配布を保ちましょう
1 昨年11,12月に雑誌の配布数が大きく落ち込みました。協会は特別の手紙や「王国奉仕」を通しこの業の大切さを強調すると共にみなさんに幾らかの提案を行なってまいりました。1月の雑誌配布はどうでしたか。この「王国奉仕」4ページにある奉仕報告が示しているようにとても良いものになりました。1月中全日本で111万冊を上回る雑誌配布があり,りっぱな証言がなされました。それでみなさんの熱心な努力と提案を活用した優れた奉仕をうれしく思います。
2 ある会衆では土曜日だけでなく,もう一日雑誌の日を取り決めました。それにより週休二日制などで未信者の家族が土曜日在宅するような時にも大切な雑誌活動を支持できないというようなことがなくなり,他の方々もさらに多くの雑誌配布を楽しみました。別の会衆では土曜日の雑誌活動に参加できない兄弟たちが誘い合って日曜日の晩に一時間の雑誌配布の活動を取り決め,大勢がこの活動に参加し,優れた配布を楽しんでいるとのことです。学校に行っている奉仕者も参加できるよう,土曜日の午後の活動をやや遅めに取り決めたり,また小さな群れが合同して奉仕することにより,より大きな励ましが得られるようにした会衆もあります。
3 良い配布を保つためわたしたちが注意すべき幾つかの事があります。例えば,雑誌の表題を見ただけで「これは配布しにくい」などと考え,消極的な見方を培ってしまうことです。雑誌には耳ざわりの良い知らせでなく伝えなければならない音信が載せられていることを覚えておきましょう。内容をよく学べば効果的に用いられる優れた資料が必ずあるのです。また「この区域は何回も奉仕しているので雑誌が出ない区域だ」といった態度は避けねばなりません。そのような態度こそ配布を難しくしてしまうのです。
4 引き続き雑誌をよく読んで内容に精通しましょう。雑誌活動を積極的に支持し続けましょう。雑誌の日には一つの記事を用いながら,分かりやすく手短に話し,できるだけ多くの家を回りましょう。毎月の配布に個人的な目標を持ちましょう。それに文書などを取らない人にも是非2冊の雑誌を勧めるようにしてみてください。引き続き良い配布を保ち,立派な証言にあずかりましょう。1月は新最高数の3万9,924人の伝道者が報告しました。
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