目的を持って再訪問する
1 再訪問の際,前回話し合った聖書的な論題に関し,家の人の知識を深める一つの聖句を用いるよう心がけてください。
2 雑誌の配布先を再訪問する際の目標の一つは,雑誌経路を確立することです。次のように簡潔に話すのが効果的かもしれません:
■ 「この間お渡しした『ものみの塔』の,__という記事をきっと楽しくお読みいただけたことと思います。今日は『目ざめよ!』の,『人生がこれほど短いのはなぜか』という記事をご紹介したいと思います。これは,もっともな質問だと思われませんか。ヨハネ 3章16節のイエスの有名な言葉には,永遠の命の約束が含まれています。どうぞこの雑誌をお読みになって神の言葉の差し伸べる確かな希望から励みを得るようになさってください」。次いで,次号の雑誌を届けるために再び訪問して,神が従順な人類に約束しておられる事柄についてもう少しお話ししたい,と説明してください。雑誌を届けるたびに再訪問を1件報告できることを忘れないでください。
3 「戦争のない世界 ― いつ実現するか」という記事を配布した場合,このように言えるかもしれません:
■ 「戦争は兵士だけではなく,老人や女性,幼い子供たちの命を奪います。テレビなどを通してそうした光景を見るとき,目を背けたくなりますね。多くの人々が期待しているのは,次のようなことではないでしょうか」と問いかけ,イザヤ 2章4節を読み,人を殺す目的で造られたすべての武器は平和目的の道具に造り替えられるようになることを説明します。次いで「仮に戦争がなくなったなら,この地上の生活はどのようなものになると思われますか」と尋ね,詩編 37編10,11節を読み,そのときの人々の生活の様子を話します。関心が示されるなら,ふさわしいブロシュアーを用いて話し合いを続けるよう取り決めます。
4 「人生がこれほど短いのはなぜか」という表紙と関係のある一連の記事を用いて話し合いを続けるなら,こう言えます:
■ 「先日お伺いした時は,人間の寿命について話し合いましたね。『目ざめよ!』の記事を読んでお気づきになったと思いますが,科学者は70歳ないし80歳という人間の寿命をこれ以上延ばせる見込みはほとんどないと言っています。でも,__さんは聖書の約束についてどう思われますか。[答えてもらう。] 聖書によれば,神は人間のために,はるかに優れた事柄を考えておられます」。次いでヨハネ 17章3節を読み,知識を取り入れることによってどのように永遠の命が得られるのかを説明します。家庭聖書研究を勧めるか,聖書的な話し合いをもう一度行なうよう約束できるでしょう。
5 聖書研究を始めることは,宣教の重要な目標の一つです。皆さんは,よく雑誌を受け取る人をご存じでしょう。このように話しかけてみてはいかがですか:
■ 「宗教や,それが今の生活にどのように役立つかということになると,人によって考え方はまちまちですね。神が悪を許しておられるのはなぜか,人が年老いて死ぬのはなぜか,という点についても,意見は分かれています。中には,どのように祈れば神に聞いていただけるのかを知りたいと考えている方もおられます」。聖書研究用の出版物の一つを開いて,家の人の興味を引きそうな論題を一つ選び,どのように研究が司会されるかを手短に示してください。
6 エホバは目的を持たれる神です。わたしたちは10月中,目的を持って再訪問することにより,エホバに見倣ってゆきましょう。