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目ざめよ! 1985
目85 12/22 15–17ページ

若い人は尋ねる…

親に話すべきだろうか

『親に知られなければ,親も傷つかない』。あなたは,深刻な問題を抱えているとき,あるいは間違いをして親に知られるのを恐れているときなどに,このように自分に言い聞かせたことがありますか。

14歳のハービーは,試しにマリファナをずっと吸っています。両親はハービーが麻薬にどれほど深入りしているか全く知りません。「親に言うのが怖いんだ」と,ハービーは言います。

自分の親に打ち明けたがらないのはごく普通のことで,少しも珍しくありません。なるほど,最近行なわれた2,000人の若者を対象にした調査では,若者は学校や家庭や職業に関する問題を両親に相談するという結果が出ています。しかし,デートや性など,より重要で気を遣う事柄が関係しているときには,友達のところへ行って相談するのです。前述の調査報告書の共同執筆者である心理学者のジャックリーン・スモラー博士は,「親は必ずしも賛成してはくれないが,友達のほうはよく分かってくれることを子供たちは知っているのだ」と説明しています。

あなたは重大な問題を抱えていたり,何か間違ったことをしたりしたならお父さんやお母さんに相談しますか。それとも,両親はあまりにも時代遅れで,とてもではないが物分かりのよい有益な導きは得られないと思い込んでいますか。あるいはご両親をがっかりさせることを恐れているでしょうか。いずれにせよ,あなたの抱えている問題を親に隠すことは,問題の解決にはなりません。むしろ問題をひどく悪化させるだけに終わることもあります。

隠し立てをしてはいけない!

聖書の伝道の書 7章20節には,「常に善を行なって罪をおかすことのない義なる者は,地にひとりもいない」とあります。間違いをするのはごく普通のことであるのに,間違いを認めるのは何と難しいのでしょう。うそ,婚前交渉,喫煙などの重大な悪行が関係している場合にはとりわけ難しくなります。若い人々はたいてい,親に知られたらどういうことになるだろうかと思います。しかし,悪行を秘密にしておくときに支払わねばならない代価のことを考えたことがありますか。

とがを覆い隠そうとする若者は,良心の傷の痛みに苦しむことが少なくありません。(ローマ 2:15)昔の詩編作者の場合と同じように,そのとがは,あまりにも重くて耐えられないほどの「重い荷」となりかねません。(詩編 38:4)そして必ずと言っていいほど,親にうそをついたり,親をだましたりして悪事を重ねざるを得なくなります。そうなれば,親子の間の意思の疎通を阻害する障壁ができ,親の援助の手は届かなくなります。

そのうちに問題を隠すことは習慣となってしまうかもしれません。聖書の中で,「その良心に焼き金によるような印を付けられた者たち」と描写されている者のように,無情で無感覚な人間になります。(テモテ第一 4:2)そういう人の心は,「その中で悪を行なうよう凝り固まって」しまうおそれがあります。(伝道の書 8:11)したがって神との関係は大きく損なわれます。

「自分の違犯を覆い隠している者は成功しない。しかし,それを告白して捨てている者は憐れみを示される」と,聖書は述べています。(箴言 28:13)悪事をいつまでも隠しておこうとする試みは無駄であることに注目しなければなりません。そういうやり方は成功しません。ビンスという名前の若者は,「そういうことをすると,あとで必ず裏目に出る」と言いました。なぜでしょうか。19歳のベティが言っているように,「いずれにせよエホバはすべてを見ておられる」からです。そのうちに,その悪事が露呈するように計らうことがおできになります。

したがって取るべき賢明な道は,悪事を告白することです。まず,祈りによって悪事を告白し,エホバの許しを求めます。「そのみ前にあなた方の心を注ぎ出せ」と,詩編作者は言いました。(詩編 62:8)そうすれば,確かに良心の呵責はある程度和らぎます。しかし,問題をそこで終わらせるわけにはゆきません。『なぜ終わらせてはいけないのか。神がそのことを知っておられ,こちらが悪かったと思っていればそれで十分ではないか』とあなたは反論するかもしれません。

懲らしめを求める

間違いをした若者は神に罪を告白するだけではなく,それ以上のことをしなければなりません。「子らよ,父の懲らしめに聴き従って注意を払い,理解を得るようにせよ」と,聖書は説明しています。(箴言 4:1)あなたはそのような懲らしめを恐れるかもしれません。その気持ちは分かります。しかしあなたにはまさにそれが必要なのかもしれません。賢い人でも時には戒めや懲らしめを必要とします。箴言 9章8節と9節には,「賢い人に戒めを与えよ。そうすれば,彼はあなたを愛するであろう」とあります。どうしてでしょうか。そうすれば,「彼はさらに賢くなる」からです。

しかし,もしあなたが賢くない行ないをして,難しい問題を抱え込んでしまったなら,その時こそ懲らしめが必要な時であることは言うまでもありません。これはその問題をご両親に告げるということです。ご両親は人生経験が深いので,あなたがその間違いから足を洗って,再びそれを繰り返さないよう助けを差し伸べられる場合が少なくありません。もしご両親が神を恐れる人であればなおのことそう言えます。悪行を告白するのがやさしくないことは事実です。それでもエホバは,「あなたの父と母を敬いなさい」と,若い人々に告げておられます。(エフェソス 6:2)エホバは懲らしめを与える役目をご両親に与えておられるのです。ですからもしご両親が罰を与える,あるいは制限を加える必要があると見られたなら,それを,自分に対するご両親の愛の表われとみなさなければなりません。

愛ですって? そうです,罰を与えることに愛が関係しているなど,信じにくいことに思えるかもしれません。しかし,「エホバは,父がその楽しみとする子を戒めるように,ご自分の愛する者を戒められる」という箴言 3章12節の言葉に注目してください。実際,あなたを懲らしめるほどにあなたを愛している親を持つほうが,どうなろうと少しも構わない親よりもどんなに良いかわかりません!

その益

しかしあなたはまだ,自分が行なった間違いをご両親に告げて懲らしめを求めることの価値を認識するのが難しいかもしれません。それで,いわば付加的な益を幾つか考えてみましょう。その一つとして,自分の間違いを率直に認めるなら清々した気分になります。18歳のクリスは,「話してしまうと本当に自分にとってためになります。気に掛かっていることを言ってしまうと,ようやくほっとした気持ちになれます」と言いました。またデービッドという名前の若者は,「秘密にしておく限り,そのことが心から離れることはない」と言っています。

問題を明かすと,心配をしなくてもよくなります。ベティの言葉は先ほども引用しましたが,彼女は,自分の過ちを神が知っておられることを認めるのは一つの重大な事柄ですが,「そのうえ親に知られるのではないかと心配しなければならないので,とても自分の手に負えないような気がします」と言いました。しかし,秘密のベールを引きはがすと問題は扱いやすくなります。

ご両親と共に問題を正す努力は,正しい事を行なおうとするあなたの心と思いを強めることにもなります。クリスがさらに述べているように,「間違いをしたことを話さないなら,どうしてもその間違いを繰り返しやすくなります」。

でもある若者は一見困難な要素に見える点を指摘して,「子供の時には,問題を親のところへ持って行けば,本当に親との関係が損なわれてしまうと考えるものだ」と述べています。確かに両親は最初心を痛め,がっかりした気持ちになるでしょう。しかし,親が根掘り葉掘り事実を聞き出さなくても,自分のほうから親のところへ行けば,子供の側に本当に勇気が要ったことを親は認めるでしょう。子供がどれほど親を愛し信頼しているかを,親はしみじみ感じるのではないでしょうか。長期的には,親は子供に対する信頼を一層深めることにさえなるでしょう。親であれば,自分の子供たちが悪に打ち勝つ良い特質を持っていると信じたがるのが普通です。ですから子供が親に対して正直であれば,子供は自分にその特質があることを実証しているのです。

信頼は対面交通であることも忘れてはなりません。イエスは,「裁くのをやめなさい。そうすれば,あなた方が裁かれることは決してないでしょう。……あなた方が量り出しているその量りで,今度は人々があなた方に量り出してくれるのです」と言われました。(ルカ 6:37,38)あなたのご両親についてもある程度これと同じことが言えるでしょう。あなたに対するご両親の生来の愛を信頼していることをご両親に示さなければなりません。問題を打ち明け,指示と援助を求めなければなりません。ご両親は指示を与え,援助を差し伸べることを心から願っておられるのです。

最後に,親の賢明な忠告に耳を傾けることの益を考えてみましょう。幾人かの若い人たちはこの点について次のように述べました。

「わたしが感情的な何かの問題のただ中にいるとき,両親はわたしよりも客観的に物事を見ることができます」。

「わたしの両親は問題の解決方法がほかにもあることを考えるよう助けてくれます」。

「親が中に立って教えてくれる幾つかの面を改めなければならないかもしれない」。

それで,もしあなたが深刻な問題を抱えているなら,ためらわずに両親のところへ行って相談することです。ご両親にあなたを援助する機会を与えてください。親が知らないことは親を傷つけることはないかもしれませんが,親が知らないということはあなたに取り返しのつかない害が及ぶ結果になることが少なくないのです。ですからご両親に打ち明けて,自尊心と,清い良心と,思いの平安を得るようにしましょう。

また,「[神]の目に」隠れているものは何もなく,「この方に対してわたしたちは言い開きをしなければ」ならないことを忘れてはなりません。(ヘブライ 4:13)エホバがご存じであるということを知っていれば,親にも少しは話しやすくなるかもしれません。親にも知る権利があるのです。

[16,17ページの図版]

あなたが抱えている問題を解決するのを助ける点でよりよい資格を備えているのはどちらですか。同じ年ごろの仲間ですか,それともご両親ですか

    日本語出版物(1954-2025)
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