贖いから益を受けるよう人々を助ける
4月12日に執り行なわれるキリストの死の記念式
1 神の民はどのようにして贖いに対する感謝を表わしますか。
1 「その言いつくしえぬ無償の賜物のゆえに,神に感謝がささげられますように」。(コリ二 9:15)この言葉は,わたしたちの気持ちを見事に言い表わしています。み子イエス・キリストを通して神がご自分の民に差し伸べておられる善良さと愛ある親切に,わたしたちは深く感謝しています。4月12日,キリストの死の記念式に集うとき,そのような感謝の気持ちが特に明らかになります。
2 記念式に,エホバの僕たちと共にどんな人たちが出席していますか。その人たちは,贖いから益を受けるために何をしなければなりませんか。
2 毎年,エホバの僕たちと共に,約1,000万人が記念式に出席しています。出席することによって,キリストの犠牲に対する幾らかの認識を示しているのです。とはいえ,贖いから益を受けるには,贖いに信仰を働かせなければなりません。(ヨハ 3:16,36)そうした信仰が育ってゆくように,出席した人にどんな援助ができますか。この記念式の時期に,個人的な聖書研究を行なうように,また毎週開かれている会衆の集会に出席するように勧めることができます。幾つかの提案を考えてみましょう。
3 記念式に招待する時,どのように聖書研究を始めることができますか。
3 聖書研究: 関心のある人を記念式に招待する際に,『聖書の教え』の本を用いて聖書研究を始めるのはいかがですか。記念式の説明として,206-208ページの「主の晩さん ― 神に誉れを帰する式典」という項目を話し合います。その部分を,1度か2度の訪問で扱えるでしょう。玄関先での聖書研究として行なうこともできます。その後,5章の「贖い ― 神からの最大の贈り物」という部分に移れるでしょう。定期的な聖書研究として軌道に乗ったなら,本の最初に戻り,1-4章を扱ってください。
4 この記念式の時期に,どんな人との聖書研究を始めることができますか。
4 この方法を用いて,どんな人との聖書研究を始めることができますか。職場の同僚や学校の友達,あるいは近所の人の中に,話し合いに応じる人がいるかもしれません。兄弟たちは,会衆の姉妹の未信者のご主人たちを訪問してみてください。あなた自身の,エホバの証人でない親族も見過ごしてはなりません。さらに,会衆と活発に交わらなくなっている人たちを記念式に招待することにも,特別な努力を払いましょう。(ルカ 15:3-7)こうした人たち皆が贖いから益を受けられるように助けることを目指しましょう。
5 毎週の会衆の集会に出席するよう,どのように聖書研究生や関心のある人たちを励ませますか。
5 会衆の集会: 多くの聖書研究生や関心のある人たちにとって,記念式は初めて出席する集会となります。では,会衆の他の集会からも益を得るよう,どのように励ませるでしょうか。「王国宣教」2005年4月号,8ページには,以下の提案がありました。「次の公開講演の題を伝えてください。『ものみの塔』研究や会衆の書籍研究で考慮する資料を見せましょう。神権宣教学校や奉仕会について説明してください。自分が学校で割り当てられている話を実際にやってみせることができるかもしれません。集会で提供された事柄の中から際立った点を話しましょう。出版物中の写真を使い,集会で行なわれることをイメージできるように助けてください。最初の研究の時から,集会に出席するよう勧めましょう」。
6 心の正直な人が贖いから益を受けるよう,どんな二つの方法で助けることができますか。
6 心の正直な人は,定期的な聖書研究を行ない,会衆の集会に定期的に出席するとき,しばしば急速な霊的進歩を遂げます。ですから,そのような人がこうした霊的備えを活用して贖いという神の最大の賜物から益を受けるよう,励ましてゆきましょう。