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  • 父と母はなぜ別れてしまったのだろう
  • 若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え,第1巻
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若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え,第1巻
質1 4章 28–33ページ

4章

父と母はなぜ別れてしまったのだろう

「父が出て行った時,わたしは母と一緒に家にいました。まだ6歳だったので,何が起きているのか分かりませんでした。床に座ってテレビを見ていると,母が泣いて『行かないで』と父に言っているのが聞こえました。父はスーツケースを持って階段を下りてきて,ひざをついてわたしにキスしました。そして,『パパはずっとお前のことを愛しているからね』と言って,出て行きました。それっきりでした。その時から,母もいなくなるのではないかと不安でたまりませんでした」。―イレイン,19歳。

親が離婚すると,世界が崩れ去ったかのように感じ,『これからはずっと惨めな人生になるんだ』と思えるかもしれません。恥ずかしさ,怒り,不安,見捨てられるのではないかという恐れ,罪悪感,憂うつな気持ち,深い喪失感に襲われることもあるでしょう。仕返ししたいとさえ思うかもしれません。

あなたも,親が別れて間もないのであれば,同じような気持ちでしょう。それも無理はありません。創造者は,子どもが父親と母親の二人によって育てられることを意図しておられます。(エフェソス 6:1-3)それなのに,あなたは愛する親の一方と一緒に暮らせなくなってしまったのです。7歳の時に親が離婚したダニエルはこう言います。「僕は父をとても尊敬していて,父と一緒にいたいと思っていました。でも,母が僕たちの親権を得ました」。

なぜ別れるのか

親が問題を隠していたので,別れるなんて思ってもみなかった,という子どもは少なくありません。15歳の時に親が離婚したレイチェルはこう言います。「ショックでした。親は愛し合っている,とずっと思っていました」。言い争う親の姿を見ていたとしても,親が別れると,強い衝撃を受けるでしょう。

別れる原因は,一方の側の不倫かもしれません。そのような場合,神は,潔白な側に離婚を選ぶことを許し,再婚の自由も与えておられます。(マタイ 19:9)また,「憤り,わめき,ののしりのことば」が暴力に発展し,親の一方が,自分と子どもの身が危険にさらされていると感じる場合もあります。―エフェソス 4:31。

とはいえ,ささいな理由で別れる夫婦もいます。問題を解決しようとせず,「一緒にいても幸せでない」とか「もう愛していない」といった身勝手な理由で離婚する人もいます。神はそのような『離婚を憎まれ』ます。(マラキ 2:16)イエスが言われたように,夫婦の一方がクリスチャンになると家族に分裂が生じるかもしれません。―マタイ 10:34-36。

あなたの親は離婚について全く話してくれませんか。質問してもあいまいな答えしか返ってこないでしょうか。だからといって,あなたを愛していないということではありません。自分自身が傷ついているために,離婚について話しにくいだけかもしれません。(箴言 24:10)自分たちの失敗を認めるのを気まずく恥ずかしく思っている,という場合もあります。

あなたにできること

自分が何を不安に思っているかを見極める。親の離婚によって生活が一変し,今まで気にしなかったようなことを心配していますか。そうだとしても,何が不安なのかを見極めると,心配を和らげることができるでしょう。あなたが一番不安に思うのは,どんなことですか。✔を付けるか,「その他」に書いてください。

❏ もう一人の親にも見捨てられるのではないか

❏ 家族が経済的にやっていけなくなるのではないか

❏ 自分のせいで親が離婚したのではないか

❏ 将来,自分も結婚に失敗するのではないか

❏ その他 __________

つらい気持ちを打ち明ける。「話すのに時がある」とソロモン王は言いました。(伝道の書 3:7)ですから,良い時を見計らって,先ほど見極めた不安について親と話し合いましょう。どれほど悲しいか,どんなに戸惑っているかを伝えます。親は,事情を説明して,不安を和らげてくれるかもしれません。もし親に支えてもらえないなら,円熟した友に相談できます。そのような友を自分のほうから探しましょう。話を聞いてくれる人がいるだけで,気持ちがずいぶん楽になります。―箴言 17:17。

だれよりも,「祈りを聞かれる方」である天の父が耳を傾けてくださいます。(詩編 65:2)エホバに心を注ぎ出しましょう。『神はあなたを顧みてくださるから』です。―ペテロ第一 5:7。

すべきでないこと

恨みを抱かない。先ほど出てきたダニエルはこう言います。「僕の両親は自分勝手でした。子どもたちのことも,自分たちの行動が子どもにどんな影響を与えるかも,全然考えていませんでした」。その気持ちは理解できますし,実際にそのとおりなのかもしれません。とはいえ,以下の点を考えてみるのはどうでしょうか。あなたの答えを書いてみてください。

怒りや恨みを抱き続けるなら,ダニエルはどんな害を受けかねませんか。(箴言 29:22を読みましょう。)__________

難しいとしても,受けた傷のことでダニエルが親を許そうとすべきなのはなぜですか。(エフェソス 4:31,32を読みましょう。)__________

ダニエルは,ローマ 3章23節にある基本的な真理を踏まえて,どのように親を客観的に見ることができますか。__________

自滅的な行動を避ける。デニーはこう言います。「親が離婚した後,僕は惨めな気持ちになり,落ち込んでいました。学校でも問題を抱えるようになって,1年留年しました。その時から……クラスで,ばかげたことばかりするようになりました。しょっちゅうけんかもしました」。

ばかげたことばかりするようになったのは,なぜだと思いますか。__________

しょっちゅうけんかをしたのは,どうしてだと思いますか。__________

悪いことをして親に仕返ししてやろう,という気持ちになったことがありますか。もしそうなら,正しい見方を保つうえでガラテア 6章7節の原則はどのように役立ちますか。__________

これからの生活

骨折などのけがは,完治するまでに何週間も,場合によっては何か月もかかります。同様に,感情面での傷がいえるのにも時間がかかります。離婚後3年たてば最悪の時期は過ぎ去る,と言う専門家もいます。3年は長いと思えるかもしれません。でも,生活を安定させるには様々な調整が必要です。

例えば,離婚によって家族の生活のリズムが崩れてしまったかもしれません。それを回復する必要があります。親が感情面で立ち直ってあなたを支えられるようになるのにも時間がかかります。とはいえ,生活がある程度軌道に乗れば,あなたも元気を取り戻せるでしょう。

第2巻,25章も読んでみましょう

次の章では…

親が再婚したので複雑な気持ちですか。もしそうなら,どうしたらよいでしょうか。

かぎとなる聖句

「いやすのに時がある」。―伝道の書 3:3。

アドバイス

親が離婚したのであれば,親の一方か両方が間違いを犯したのです。どんな間違いをしたのか考えてみましょう。自分が結婚したときに同じ失敗をしないためです。―箴言 27:12。

知っていましたか

親の結婚がうまくいかなかったからといって,あなたの場合もそうなるわけではありません。

やろうと思うこと

この人に自分の不安を打ち明ける(話したいと思う円熟した人の名前を書きましょう)__________

悪いことをして親に仕返ししたいと思ったら,その気持ちを抑えるためにこうする __________

この章の内容で親に聞きたいこと __________

考えてみましょう

● 親が離婚のことを話したがらないのはなぜだと思いますか。

● 離婚は夫婦間の問題で,親とあなたとの問題ではない,ということを覚えておくべきなのはなぜですか。

[32ページの拡大文]

“母が出て行ってから,わたしは落ち込み,毎日泣いていました。でも,何度も祈り,人のためにいろいろなことを行ない,円熟した友人と一緒に過ごすようにしました。そういったことを通してエホバ神が助けてくださったので,乗り越えられました。”― ナタリー

[33ページの図版]

親の離婚は,骨折に似ている。しばらく痛みがあるが,やがて傷はいえる

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