良いたよりを伝える ― 予約を勧めることに積極的でありましょう
1 “ものみの塔 ― エホバの王国を知らせる”。これほどすぐれた雑誌は,世界のどこにもありません。わたしたちはこの事実を認識しており,他の人も同じ認識を持つよう援助したいと願っています。92年前には,月1回,6,000部発行されていた「ものみの塔」誌は,1971年には,発行部数が6,800,000部となり,実に1,000倍以上の増加を示しました。この貴重な雑誌は,73の異なった言語で読まれています。
2 “貴重な”と言いましたが,まさしく,「ものみの塔」誌と,同誌に載せられる命を与える音信とは,金額でははかりえない価値を持っています。しかし,紙,印刷,郵送のための原価を償うために,寄付を求めることが必要であり,物価の上昇に伴い,その寄付の額を550円に引き上げることが必要となりました。それでも,利潤は全然考慮されていませんから,他の雑誌に比べると,まだまだはるかに安価です。しかも,この雑誌こそ,聖書預言の現代における成就と,命への道に人々を注目させるものです。わたしたちはこの点を認識してはいませんか。では,今行なわれている,「ものみの塔」誌の予約運動を,心臓と魂と力とをこめて,強調しましょう。そのうえ,特に深い関心を示す人々には,いつでも,「ものみの塔」と「目ざめよ!」両誌の予約を,1,100円の寄付で勧めることができます。
3 どのようにすれば予約を得ることができますか。良い準備をすることです。見本の雑誌数冊,贈り物の小冊子,予約用紙,聖書などを,きちんとしたカバンに,きちんといれます。清潔で明るい感じの身だしなみと快い笑顔も,王国の音信を引き立たせるものとなります。礼儀正しく,しかし,会話的な話しかたをし積極的でありましょう。家の人の関心を引くような日常の身近な話題を取り上げて,会話をかわすよう努力をしてごらんなさい。反応がないなら,予約か雑誌を簡単に提供し,気持ちよくその場を去ればよいのです。しかし,家の人が反応を示すなら,会話を聖書の話にもって行きましょう。そのあと,雑誌を数冊見せながら,できれば,それまで話し合った事柄に適した,1,2の記事に注意を向けさせます。予約の取り決めがどんなものかを,くれぐれもはっきりと説明してください。相手にまちがいなく理解してもらうため,雑誌がどのように郵送されるかとか,寄付その他について,別のことばを使って繰り返し説明できます。予約用紙の記入の仕方を教えられて,予約を励まされる人が多くいます。わずか550円という寄付から,どんなに貴重なものが得られるかを,家の人がほんとうに理解できるようにしてください。3冊の小冊子とともに,見本の雑誌を1冊忘れずに置いてきましょう。そして,最初の雑誌が郵送されてくるまでには,3,4週間かかることを話してください。
4 1つの重要な点は,配布する雑誌にわたしたち自身が精通することです。自分で読んで楽しんだ雑誌なら,他の人々にも読んで楽しんでもらえるよう,りっぱに援助できる立場にあると言えませんか。もちろんです。今日,地上のエホバの証人の主要な出版物である。「ものみの塔」誌に関して熱意を表わす理由は十分あります。過ぐる10月に行なわれた「目ざめよ!」誌の予約運動に,わたしたちは熱意を示し,30,294件の新しい予約を得ました。すでに始まった4か月にわたる「ものみの塔」誌の予約運動にも,同じ積極的な熱意を示そうではありませんか。そして当然のことですが,「目ざめよ!」誌の予約を勧めるのがふさわしければ,同誌の予約を得ることもできます。協会のこの2種類の雑誌を通して,心臓の正直な人々が引き続き豊かな祝福を得られますように。