2014年の神権宣教学校予定
日本手話の集会のための指示
2014年の神権宣教学校の司会は以下の取り決めのもとで行なわれます。
使用する出版物: 「新世界訳聖書」[聖12],「聖書の初歩的な教え ― DVD」[初],「わたしの聖書物語の本 ― DVD」[物]。
学校は歓迎の言葉で始め,下記の要領で進めます。それぞれの部分が終わるごとに,学校の監督は次を紹介します。学校の監督は,ステージの広さが十分にあり,ステージ上にテーブルを置いてそこに座った状態で助言を述べたいと思うなら,そうすることができます。あるいは,ステージ近くの聴衆席の一つに座り,助言は講演台から述べることもできます。
聖書通読からの大切な点: 10分。最初の4分間 で,資格ある長老か奉仕の僕がその週の聖書通読の範囲から,聖書に関する大切な点を取り上げます。話し手は,よく選んだ数節に注意を集中し,あまり多くの点を扱わないようにします。少数の節を十分に扱うほうがよいでしょう。また,可能なら,地元に適用し,資料が今日のわたしたちにどう影響するか,という点に重きを置きます。(校 47ページ2節–48ページ1節)
話し手は,最初の部分に指定された4分間を超過しないように注意します。聴衆の参加のために必ず6分間を残すようにし,その週の聖書通読の範囲で特に大切と思った点や感銘を受けた点について30秒以内の短い 注解を述べてもらいます。この後,生徒は学校の監督の指示のもとにそれぞれの教室に分かれます。
週ごとの聖書通読はこれまで幾年も神権宣教学校の特色となってきました。この聖書通読を定期的に行なうなら多くの報いを得られます。毎日,早朝や就寝前にほんの数分を取り分け,その週の範囲の聖句を通読して黙想しましょう。
第1の話: 4分以内。この話は一人の兄弟が行ないます。DVD の手話をただまねして行なうのではなく,物語の内容をまとめて,自分にとって自然な仕方で話すのが最善です。生徒が物語の内容をまとめるなら,出席者は役立つ情報を知ることができますし,その物語の要点を理解できるからです。学校の監督は,生徒が内容を理解して正確に話すように助けます。また,流ちょうに,ふさわしい顔の表情で,強調と適切な休止を置き,抑揚をつけ,空間をうまく用い,体の向きをふさわしく変えながら,自然な感じで話すように助けます。
第2の話: 5分。これは一人の姉妹に割り当てられます。この割り当てを受ける生徒が用いる場面(状況)は,学校の監督から指定されるか,でなければ「神権宣教学校の教育から益を得る」の本の82ページのリストから自分で選びます。生徒は割り当てられた主題を用い,地元の区域で現実的また実際的な野外奉仕の一つの分野に当てはめます。「聖書の初歩的な教え ― DVD」の割り当て範囲の手話の質問と話の主題とは必ずしも一致しないかもしれません。ですから生徒は,主題をよく裏づけている聖句や状況に合った聖句を,活用できる引用聖句や引照聖句の中から選びます。学校の監督は,生徒がどのように資料を発展させるか,また相手にどのように聖書に基づいて筋道立てて考えさせ,話の要点を理解させるかに特に注意を向けます。学校の監督は相手役を一人決めます。
第3の話: 5分。これは一人の兄弟か姉妹に割り当てられます。この話は「聖書物語 ― DVD」または「聖書の初歩的な教え ― DVD」から取られた論題に基づきます。生徒は,資料に出ている参照聖句を研究して,その論題をはっきり理解するようにします。その後,割り当てられた主題に沿って話を組み立て,用いる適切な聖句を選びます。「聖書物語 ― DVD」に基づく話の場合,主題に調和した聖書の原則を際立たせる付加的な聖句を含めることもできます。聖書中の人物を取り上げる話の場合,その実例から何を学べるかを示すことが目的です。忠実さ,勇気,謙遜さ,利他的な態度の表われた行ないは倣うべき良い手本となり,信仰の欠けた行動や望ましくない特性はクリスチャンが不適切な歩みから離れるべきことを示す強力な警告となります。兄弟に割り当てられる場合,王国会館の聴衆を念頭に置いた話として行ないます。姉妹に割り当てられる場合は第2の話の要領で行ないます。第3の話に星印が付いているなら兄弟に割り当ててください。
助言: 1-2分。学校の監督は,生徒が取り組む話の特質を発表しません。第1,第2,第3の話の後,学校の監督は,褒めるべき一つの点について積極的な観察を述べ,なぜ効果的だったかに具体的に注意を向け,「宣教学校」の本に言及します。各生徒の必要に応じ,集会後や別の機会に,それ以外の建設的な助言を個人的に与えることもできます。
時間: どの部分も時間を超過してはなりません。助言者の短評についてもそうです。第1から第3までの話については,時間が超過したなら,巧みな仕方で終えてもらいます。聖書通読からの大切な点を扱う兄弟が時間を超過したなら,個人的に助言を与えてください。すべての人は時間を守るように注意してください。プログラム全体は30分間です。
助言用紙: 「宣教学校」の本の中にあります。
補助助言者: 可能ならいつでも,話し手として経験のある長老をこの奉仕の特権に用いてください。補助助言者の責任は,長老や奉仕の僕の果たすどんな話の割り当てに関しても,必要であれば個人的な助言を与えることです。それには,聖書通読からの大切な点,奉仕会の各部分,公開講演,また「ものみの塔」研究や会衆の聖書研究の司会が含まれます。話し手また教え手として有能な長老が皆さんの会衆に何人もいるなら,年ごとに別の長老がこの責任を担えるかもしれません。補助助言者は,長老や奉仕の僕が割り当てを果たすたびに助言する必要はありません。少しの励ましや実際的な提案を述べればその兄弟の進歩に役立つと思う時にだけ,そうすることができます。
神権宣教学校の復習: 20分。2か月ごとに学校の監督は復習を行ないます。聖書通読からの大切な点を扱ってから,この復習を行ないます。復習は,その週を含めてそれまで2か月間に学校で取り上げられた資料に基づきます。神権宣教学校の復習の週に巡回大会や巡回監督の訪問があるなら,復習は1週延期して,翌週に予定されている第1,第2,第3の話を行ないます。週ごとの聖書通読や聖書通読からの大切な点の話の予定は変更されません。