宣教の技術を向上させる―関心を示した人の記録を付ける
1「自分自身と自分の教えとに絶えず注意を払いなさい」。(テモ一4:16)霊感のもとに使徒パウロはテモテにこのように述べました。この助言は,経験の長さにかかわらずわたしたちが進歩していくべきことを示しています。その助けとして,「わたしたちの王国宣教」に,「宣教の技術を向上させる」と題する新しいシリーズ記事が掲載されます。各記事で,宣教の技術の1つの大切な点が取り上げられ,それを向上させるための幾つかの提案も載せられます。その月の間,皆でその点を特に意識します。翌月の奉仕会で,そのように集中的に取り組んで得られた益について述べる機会が設けられます。今月は,関心を示した人の記録をつけることに注意を払いましょう。
2なぜ大切か:わたしたちにゆだねられた務めを果たすには,宣べ伝えるだけでは不十分です。関心を示した人を再訪問して教え,わたしたちが植えた真理の種に水をやらなければなりません。(マタ28:19,20。コリ一3:6-9)そうするためには,もう一度会い,その人が気にかけていることについて話し,前回話した事柄の上に築き上げていくことが必要です。ですから,関心を示した人の記録を付けることが必要なのです。
3どのように行なうか:
●証言かばんの中に,記録を取るための道具を入れておく。読みやすく整理して記録し,情報を更新していく。訪問後すぐに記録する。
●家の人についての情報を記す。名前,住所,電話番号,メールアドレスなど。家の人やその家族について,書き留めるとよい点があるか。
●会話の内容を詳しく記す。どの聖句を読んだか。家の人は自分の信条について何と言ったか。どんな出版物を渡したか。何月何日,何曜日の何時に訪問したか。
●次の訪問予定について記す。次に何を話題にすると約束したか。いつ訪問すると伝えたか。
●再訪問のたびに記録を最新のものにする。書きすぎて悪いことはない。
41か月間行なってみる:
●記録を付ける時,書き留めている点を,一緒に働いている人に話す。