10月12日,日曜日
[エホバ]が,皆さんをしっかりした人,強い人,揺らぐことのない人にしてくださるのです。(ペテ一 5:10)
聖書には,エホバに忠実に仕えた強い人について記録されています。でもそのような人たちも,自分は強いといつも思っていたわけではありません。例えばダビデは,「山のように強く」なったと感じたこともあれば,「私はおびえました」と言ったこともあります。(詩 30:7)サムソンは並外れた力を持っていました。でも,それはエホバが力を与えてくださっているからだ,ということを理解していました。それで,エホバの助けがなければ「力を失って弱くなり,みんなのようになる」と言いました。(裁 14:5,6; 16:17)ダビデもサムソンも,エホバが力を与えていたからこそ強い人になることができたのです。パウロも,エホバからの力が必要だと分かっていました。(コリ二 12:9,10)パウロは病気と闘っていました。(ガラ 4:13,14)正しいことをするのが大変だと感じたこともあります。(ロマ 7:18,19)心配や不安を感じることもありました。(コリ二 1:8,9)でもパウロは,「私が弱い時,私には力がある」と言うことができました。エホバがパウロに必要な力を与え,強い人にしたからです。塔研23.10 43:1-2
10月13日,月曜日
エホバは心の中を見る。(サム一 16:7)
自分には価値がないと感じる時,エホバご自身が私たち一人一人を引き寄せてくださったということを思い出しましょう。(ヨハ 6:44)エホバは私たちが自分でも気付かないような良いところに注目し,心の中までも知ってくれています。(代二 6:30)そういうエホバが私たちのことを大切に思っていることを伝えてくれるのであれば,それを信じたいと思いませんか。(ヨハ一 3:19,20)真理を学ぶ前にしてしまったことが原因で,罪悪感を感じている人もいます。(ペテ一 4:3)心を込めてエホバに仕えていても,自分の弱さと闘わなければいけない場合もあります。あなたも,エホバは自分のことを許してくれていないと感じることがありますか。そう感じるとしても大丈夫です。エホバに仕える人たちの中にも,同じような気持ちになった人たちがいます。例えば,パウロは自分の至らなさについて考えて,とても惨めな気持ちになりました。(ロマ 7:24)罪を悔い改めてバプテスマを受けていましたが,自分のことを「使徒のうち最も小さな者」とか「罪人の中でも最も罪深い者」と言っています。(コリ一 15:9。テモ一 1:15)塔研24.03 13:5-6
10月14日,火曜日
民は……エホバの家を捨て[た]。(代二 24:18)
エホアシュ王の例から,エホバを愛し,エホバに喜ばれることを行いたいと思っている人を友達にすることの大切さを学べます。そのような友達は,良いことを行うよう助けてくれます。どんな年齢の人とも友達になることができます。エホアシュも,自分よりずっと年上のエホヤダを友としていました。友達を選ぶ時には,次のように考えてみましょう。「この人はエホバへの信仰を強める助けになってくれるだろうか。エホバの基準を守るよう一緒に頑張ってくれるだろうか。エホバや聖書の真理についてよく話しているだろうか。エホバの基準を大切にしているだろうか。必要な時には勇気を持って助言してくれるだろうか」。(格 27:5,6,17)エホバを愛していない人は,あなたにとってためになる友達とは言えません。エホバを愛する人と友達になるなら,その人は必ずあなたの助けになってくれるでしょう。(格 13:20)塔研23.09 38:6-7