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目ざめよ! 1974
目74 10/22 28–30ページ

世界展望

宗教と世界的危機

◆ 人類が直面している危機と闘うための計画に対する宗教による妨害を世俗の指導者たちはどのように見ているだろうか。「極東経済レビュー」誌の主筆デリック・ダビースは,香港で「人口と経済」セミナーの聴衆に,『やさしく説得するための知的な討論の時は過ぎ去った』と語った。彼は次のように述べた。「問題が余りにも大きな比重を占めるようになったので,政府はもう人々の選択の自由を維持することはできない。大家族を直接かつ公に規制することが,残念ながら,今,必要である」。回教徒の四人の妻を持つ‘権利’や豚肉を食べないこと,ヒンズー教徒の牛の神聖視,カトリック教徒の産児制限に対する立場などを例に挙げて,彼は次のように主張している。「世俗の政府は……世界の主な宗教によって作られた時代遅れな法や道徳体系を取り除くことに,何年も前に着手しているべきであった。……戦いのためには,あるだけの手段を使うべきであって,時代遅れの宗教法や独身主義者の神学などに制限されてはいられない」。

政府の危機

◆ ヨーロッパ共同市場に属する九か国全部の大統領もしくは首相は過去一年半の間に少なくとも一回は交替している。加えて,カナダ,オーストラリア,日本,インド,イスラエル,ポルトガル,アイスランド,エチオピア,ニジェール諸国においては,政府が倒されたり,危機を経験したりした。「多数の現政権の崩壊はもう十分である,それよりもこの現象を説明する理にかなった仮説が必要とされている」とワシントン・スター・ニュース紙の社説は述べ,「しかし,今のところこの前例を見ない政治的大変動を説明する都合のよい,ととのった理論はない」とつけ加えている。

僧職者のアル中

◆ エードリアン・ドミニコ派の修道女,テリースゴールデンは,アメリカの修道会を悩ましているアル中と麻薬中毒撲滅のための運動を行なっている。一般の飲酒家のうち,アル中になるのは10人に1人であるが,全米アルコール中毒問題聖職者協議会の推定では,「聖職者の間では,この比率は上昇して8人ないし9人に1人となる」。彼女の主張によると,修道女にその『神秘的イメージ』にそった生活をさせようとする圧力が緊張を生みだす。そのために緊張からのがれようとして『アルコールや〔処方された〕麻薬を選ぶ人が悲劇的に多いのである』。アル中の修道女を治療するためには,普通以上に長い時間がかかる,と彼女は言う。なぜならば,「このイメージとアル中という現実との間の驚くべき相違は,非常に一致させにくいものだからである」。

石油危機のプラスとマイナス

◆ アメリカでは,1974年の前半に自動車事故で死ぬはずであった人たちの四分の一が,まだ生きている。石油危機以来のスピード制限の強化に感謝すべきである,と全米保健統計センターは発表した。他方,運輸省の一委員会によると,エネルギー危機以来自転車事故による死亡者は,優に三分の一以上増えている。一年間に売られた自転車の数は,1960年以来4倍になった。同委員会は,道路計画者たちに,道路を設計する時,自転車に乗る人のことも考慮に入れるよう提案している。

見込み違いだった小麦

◆ 「世界中のバイヤーたちは一時,カナダの大草原を,需要の緊迫した小麦の供給地と見ていたが,今のところ,今年の収穫は平年並みがせいぜいのところと見られている」とニューヨーク・タイムズ紙は報じた。豪雪とそれに続いた雨のために種まきが遅れた。収穫は,去年よりも20%減少するものと見られている。カナダは,その小麦の五分の四を輸出している。

“最も殺人的な麻薬”

◆ 全米麻薬中毒協会の理事長,ロバート・ダポント博士は,タバコを制御しにくい惑でき性を持つものとしてヘロインと同じ部類に入れている。彼は,タバコに次のようならく印を押した。「我々の社会において最も殺人的な麻薬である……タバコを吸う人は,ヘロイン常用者と同じ問題を持つ」。というのは,自分の問題に関して自制心を働かすのに非常な困難を覚えるからである。

‘驚くべき’たつまき

◆ 今年の四月,アメリカはたった一日のうちに90のたつまきに襲われたがその通り道をつなぐと実に3,200キロという距離になる。1973年全体の記録である8,480キロと比較して見るとよい。たつまきの専門家であるテツヤ・T・フジタ博士によると,記録されている歴史の中でこのたつまきに匹敵するものはない。復旧にさいして,感謝の心をいだいたある被災者は,テネシー州のルイスビル・クーリエ・ジャーナル紙に一文を寄せ,次のようにのべた。援助してくれた人々の中で,「ひときわ目立っていたのは,トラックと動力のこぎりを持って木曜の朝早く助けに来たエホバの証人のグループであった……彼らは,腕のいい建築屋であるが,無料で奉仕するために自分たちの仕事を後回しにしたのである。彼らは,見ている人々が驚くほどの,組織された正確さで働いた」。

旅行と身なり

◆ 「ミニスカートやからだにぴったりくっつくズボン,かつらや長髪でタンザニアを訪ずれるアメリカ人は,最高無期懲役に服すことになりかねない」とUPIは報じた。婦人の肌もあらわなショーツやある種のメーキャップ,男性の“ベルボトム”(ラッパ・ズボン)なども昨年の10月から非合法化された。ウガンダでは,ヒッピー風の服装やヘアースタイルの訪問者は,入国を拒否されるか,違反行為を正すまで拘束される。長い髪の男性や,ミニスカートやズボンをはいた女性は,髪を切ったり,服を替えたりしない限り,リビアやサウジ・アラビアに入国することはできない。シンガポールは,男性の長髪を許していない。

祈とう師とスポーツ

◆ ケニアのスポーツ記者,ヒゼキヤ・ウェプクールは,自国の主なフットボール(サッカー)チームの9割が,試合に勝つために祈とう師を雇っていると見ている。彼は,次のように述べた。「時には試合前に,他のチームが競技場に魔術をかけないようにするため,スタジアムにピケを張ることがある……選手たちはまじないがかけられているといけないので正門を避けて入る……護符が入っていると思われるボールは,ゲームの最中に割って開けられる」。東アフリカのスポーツ祈とう師の中でいちばんよく知られているシャリフ・オマールは,英国チームがワールド・カップで必ず勝利を得るようまじないをかけることを勧める手紙を書いた。オマールに言わせると,「彼らはそれを無視して」負け「高い代償を支払った」。

死ぬまで飲む

◆ フロリダの二人の男は,どちらがアルコールに強いかという長年の論争に決着をつけた。それも永久に。950ccから1,400ccのジンを一時間足らずの間に飲んだ二人は両方とも,二日のうちに死んだ。医師によるとそのアルコールの量は,「致死量を超えたもの」で,心臓や呼吸のまひ,脳の腫脹などを起こして死を招く。

‘無責任社会’

◆ 「ヨーロッパの従順な労働者たちが,経済復興の希望に燃えてある程度の自己訓練や節制を受け入れた時代は過ぎ去った」とヨーロッパの指導的な経済人のひとりは述べた。ドイツのある分析家は,要求ばかりする「無責任者の社会」が登場しつつあり,それに対して彼らを満足させる政府の能力はしぼんできている,と考えている。また,ヨーロッパの社会経済学の一専門家は,次のような予報をしている。「すべての問題は,突然からみ合って,西側諸国を全体主義に走らせるかもしれない。……なぜなら第二次大戦後,民主主義と自由企業を動かしてきた市民の精神つまり責任感がなくなってきているからである」。

“本当の悩みの種”

◆ ヨーロッパの実業雑誌ビジョンは,新聞をにぎわしている見出しは,「先進ヨーロッパ諸国における一つの悩みの種を覆い隠してしまった。それは,欠勤サボである」と述べた。スウェーデンにおける1975年の予想される無届欠勤者の数は,一日あたり40万人で,1960年の4倍近い数である! 西独で「病欠」と報告する人の数は1966年から1972年までに三倍に増えて11%に達した。イタリアの欠勤サボも同じ期間中三倍になり15%にものぼった! ビジョン誌は,次の点に注目している。「『病気』の大部分は奇妙なことに良性である」。それは,「ほとんどの午後の時間を,週中のフットボールの試合に参加したり,ピクニックや買い物あるいはとばく場へ行くことに費やしている『病人』の数からして」明白である。

メソジストの“道”

◆ 新しい,1974年アメリカ,カナダ教会年鑑は,プロテスタントの主な教派が会員を失っていることを示している。連合メソジスト教会(UMC)のW・マクフェリン・ストウ主教は,次のように警告している。「我々が今たどっている道をこのまま続けて歩むならば,それは神に至る道とはならず,かえって地獄への道となるであろう」。彼は,教会の指導者たちが,「飢えた羊たちが助けを求め,霊的に養なわれていない」のに道徳的な導きを与えなかったとして痛烈に非難した。

宗教と食糧不足

◆ エチオピア正教会は,同国の何百万もの飢えた人々に何をして来たであろうか。その地域で五週間過ごした後,英紙ガーディアンの特別欄執筆者マーティン・ウォーカーは,次のように書いた。「かんばつであろうとなかろうと,国土の三分の一を所有している教会は,やせ細った小作人たちから小作料を取り立てている……。小作人と農夫たちは……収穫の九割を小作料と税金に取られてしまった」。ニューヨーク・タイムズ・マガジン誌に載ったウォーカーの報告は,次のように述べている。ある州知事は,「自分が収穫した穀物の全部を,普通の価格の三倍の価格で売り終えるまで,救援食糧を配給することをがんめいに拒んだ。……この州知事は一か月に500ドルずつ(約15万円)教会に寄付していた。司祭は,町の人々に,もしも知事を襲撃するなら集団破門にすると脅した」。

“心を感じさせる犬”

◆ オハイオ州立大学付属病院の精神科では,普通の治療法に加えて“心を感じさせる犬”を使うことによって18人の精神分裂症の患者の治療に成功したようだ。患者たちは,病院の同じ階に置かれた実験用の犬と遊ぶことを許され,それはビデオテープ・カメラを用いて観察された。「ペットは,人間的なふんい気を病室にもたらすうえで非常に役立った」とこの実験の責任者は述べた。

タバコでない“紙巻きタバコ”

◆ タバコの葉を使わない“紙巻きタバコ”も,タバコの葉から作ったものと同じ程の害を呼吸器系に与えることが明らかになった。レタスとウシクサの“紙巻きタバコ”を用いた,ノックスビルにあるテネシー大学の研究者たちは,どんな可燃物質から出る煙も呼吸器に障害を起こすとの結論に達した。この報告は「環境と保健の記録」誌の最近号に載ったものである。

タバコに関する矛盾

◆ 喫煙を思いとどまらせるため紙巻きタバコのラジオやテレビによる広告を禁止する米国政府の努力は後退している一方,タバコの栽培を助ける努力のほうは進歩している。米国農務省は,1973年,三年連続のタバコ消費量の増加を報告した。4.6%の増加にあたる5,910億本という記録は,人口の増加率をはるかにしのぎ,この国の一人につき平均2,800本以上の紙巻きタバコが吸われたことを意味している! またデトロイト・ニューズ紙によると,「農務省の役人は,1974年度のタバコに対する政府の価格援助は,昨年の率を8.7%ほど上回ると述べている」。

ナイジェリアにおける侵食の被害

◆ ナイジェリアでは土壌の侵食が激しく,同国の新聞デーリー・タイムズは,侵食が“驚くほどの率”に達していると報じた。幾つかの大峡谷ができあがり,そのうちの一つは深さが120㍍余で,2.6平方㌔ほどの広さに及ぶと言われている。また,一年間に1,500万㌧もの土壌が流失するものと推定されている。むろん,同地の増大する人口を養うのに必要な穀物や有用な建築材も,土壌の侵食に伴って減少する。問題の原因は何だろうか。タイムズ紙はこう報じている。「この原因の一部は,集中的な開墾にある。我が国原産の熱帯植物が急激に減少したため,高地の森林地帯にごく小さな群れを成して残っているにすぎない」。

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