ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目74 10/22 30–31ページ
  • ガラテア人への手紙の内容(つづき)

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • ガラテア人への手紙の内容(つづき)
  • 目ざめよ! 1974
  • 副見出し
  • なぜ有益か
目ざめよ! 1974
目74 10/22 30–31ページ

『聖書全体は神の霊感を受けたものであり,有益です』

ガラテア人への手紙の内容(つづき)

9 クリスチャンは何に基づいて義と宣せられますか。

9 律法ではなく信仰によって義と宣せられる(ガラテア 2:15–4:31)わたしたちユダヤ人は,「人が義と宣せられるのは律法の業によるのではなく,ただキリスト・イエスに対する信仰を通してである」ことを知っている,とパウロは論じます。今パウロはキリストと結ばれた者として生きており,神のご意志を行なうため信仰によって生きています。「義が律法を通してであるなら,キリストは実際にはいたずらに死んだことになってしまうのです」― 2:16,21。

10 神の祝福を受けるために大切なものはなんですか。それで,律法の目的はなんでしたか。

10 ガラテアの人々は,信仰のゆえに霊を受けることで出発しながら,律法の業によって神への奉仕を全うできると信じるまでに無分別なのですか。重要なのはアブラハムの場合のように,信仰によって聞くことです。彼は「エホバに信仰を置き,彼に対してそれは義とみなされ」ました。今,神の目的によると,「信仰を堅く守る者は,忠実なアブラハムとともに祝福されて」います。そうした人々は,杭の上でのキリストの死によって律法ののろいからは解放されています。キリストがアブラハムの胤であり,430年後に立てられた律法はその胤に関する約束を廃するものではありません。では,律法にはどんな目的がありましたか。それは「わたしたちをキリストに導く養育係となったのであり,それは,わたしたちが信仰によって義と宣せられるため」でした。今わたしたちはもはや養育係の下にはおらず,またユダヤ人とギリシャ人の間の区別もありません。すべての者はキリスト・イエスと結ばれて一つであり,また「アブラハムの胤であ(って),約束に関連した相続人」です。―3:6,9,24,29。

11 (イ)ガラテア人はどんなものから解き放されたことを見落としていますか。(ロ)パウロはクリスチャンの自由をどのように例証していますか。

11 神は律法の下にある人々を解き放すためにみ子を遣わされました。それは,その人々が「養子とされるため」でした。(4:5)それゆえ,なぜ弱くて貧弱な基礎の事がらへの奴隷状態に逆戻りするのですか。今彼らが日と月と季節と年を守っているので,パウロは彼らのための自分の働きがむだになったのではないかと懸念します。パウロが初めて訪ねた時,彼らはパウロを,神の使いのようにして迎えました。今真理を告げるがゆえにパウロは彼らの敵となったのですか。律法の下にいることを願う人々は律法の述べる事がらを聞きなさい。こうです。アブラハムは二人の女によって二人の息子を得ました。一方の女は下女のハガルであり,シナイ山から来た契約の象徴となっています。それは奴隷身分に入る子どもたちを生み出すものであり,地上のエルサレムに相当します。他方の息子は約束により自由の女から生まれました。この女は上なるエルサレムに相当します。それは自由な立場にあり,それがわたしたちの母となっています。「聖書はなんと言っていますか」とパウロは尋ねます。こうです。「下女の子が自由の女の子といっしょに相続人となることは決してない」。そしてわたしたちは,下女の子どもではなく,「自由の女の」子どもです。―4:30,31。

12 (イ)ガラテア人は今何によって歩まねばなりませんか。(ロ)パウロは重要な点としてどんな二つのものを対照的に述べますか。

12 キリストの自由のうちにしっかりと立ちなさい!(5:1–6:18)割礼を受けているか,無割礼であるかは問題でありません。大切なのは,愛を通して働く信仰です。律法全体は,「隣人を自分自身のように愛さねばならない」ということばのうちに全うされます。霊によって歩んでゆきなさい。「霊に導かれているのであれば,あなたがたは律法のもとにはいない」のです。肉の業について,パウロはあらかじめ警告します。つまり,「そのような事がらをならわしにする者が神の王国を受け継ぐことはありません」。それとは鮮やかな対照をなすものとして,パウロは霊の実について描写します。霊の実を非とする律法はありません。そして,「霊によって生きているのであれば,また霊によって整然と歩んでゆきましょう」とパウロは付け加えます。自己本位の態度とそねみを捨て去りなさい。―5:14,18,21,25。

13 キリストの律法はどのように全うされますか。関心を持つべき重要な点はなんですか。

13 人が知らずして何か誤った歩みをする場合,霊的な資格のある人々は「柔和な霊」をもってその人を立ち直らせることに努めなければなりません。互いの重荷を負い合うことによってキリストの律法を全うできますが,各は,自分の仕事が何かを見きわめて各自の荷を担わねばなりません。人は自分のまいたものにしたがって刈り取ります。肉から腐敗を刈り取るか,霊から永遠の命を刈り取るかのいずれかです。ガラテアの人々に割礼を受けさせようとしている人々は,ただ人を喜ばせて迫害を避けようとしているのです。関心を持つべき重要な点は,割礼の有無ではなく,新たに創造されることです。平和とあわれみは,この行動の規準に従って整然と歩む人々,すなわち,「神のイスラエル」の上にあります。―6:1,16。

なぜ有益か

14 パウロはここで監督たちのためにどんな手本を示していますか。

14 ガラテア人への手紙は,以前は荒らしまわる迫害者でありながら,諸国民への目ざめた使徒となり,兄弟たちの益のために常に闘う備えのできた者となったパウロについて明らかにしています。(ガラテア 1:13-16,23; 5:7-12)パウロは,監督が問題を扱うために速やかに行動し,論理と聖書とによって虚偽の論議を抑えるべきことを手本で示しました。―ガラテア 1:6-9; 3:1-6。

15 この手紙はガラテアの諸会衆にとってどのように有益でしたか。今日のクリスチャンに対してどんな指導標を与えていますか。

15 この手紙は,キリストにおける自由をはっきりと確立し,良いたよりをねじ曲げる人々を信用してはならないことを明示する点で,ガラテアの諸会衆にとって有益なものでした。この手紙はまた,義とされることが信仰によること,また,割礼がもはやなんの価値も持たないことを明らかにしました。(ガラテア 2:16; 3:8; 5:6)そうした肉的な区別を取りのけることによって,この手紙はユダヤ人と異邦人を一つの会衆の中に一致させる働きをしました。律法からのこの自由は肉の欲望のための誘いとすべきものではありません。「隣人を自分自身のように愛さねばならない」という原則は依然保たれているからです。それは指導標として今日のクリスチャンも依然守るべきものです。―ガラテア 5:14。

16 ヘブライ語聖書について,信仰を築くどんな説明がガラテア人への書の中に見いだせますか。

16 パウロのこの手紙は教理に関連した多くの点でガラテア人を助け,強力な例証としてヘブライ語聖書を引用しています。この手紙は,イザヤ 54章1-6節に霊感の注釈を加え,エホバの女とは「上なるエルサレム」であることを明らかにしています。また,ハガルとサラに関する「象徴的な劇」について説明し,律法の束縛の下に残っている人々ではなく,キリストによって自由にされた人々が神の約束の相続者であることを示します。(ガラテア 4:21-26。創世 16:1-4,15; 21:1-3,8-13)この手紙は,律法契約がアブラハム契約に対して一時的なものまた副次的なものであることをはっきり説明しています。また,それら二つの契約の成立には430年間の隔たりがあることも指摘しています。これは聖書の年代上重要です。(ガラテア 3:17,18,23,24)こうした記録は,今日のクリスチャンたちの信仰を築き上げるために保存されました。

17 (イ)ガラテア人への書はどんな重要な点を明らかにしていますか。(ロ)王国の相続者とその同労者に対してどんな優れた訓戒が与えられていますか。

17 最も大切な点として,ガラテア人への書は,すべての預言者が指摘した王国の胤がだれであるかを明確に示しています。「その約束はアブラハムとその胤に語られました。……それはキリストのことなのです」。キリスト・イエスに対する信仰によって神の子となる人々は,この胤の中に加えられることが示されています。「キリストに属しているのであれば,あなたがたは実にアブラハムの胤であり,約束に関連した相続人なのです」。(ガラテア 3:16,29)ガラテア人への書に含まれる数々の優れた訓戒のことばは,それら王国の相続者やそれと共に労する人々も注意を払うべきものです。『キリストが得させてくださった自由のうちにしっかりと立ちなさい』。『りっぱなことを行なう点であきらめないようにしなさい。うみ疲れてしまわないなら,しかるべき時節に刈り取ることになるからです』。『すべての人,ことに信仰において結ばれている人たちに対して,良いことを行なおうではありませんか』― ガラテア 5:1; 6:9,10。

18 終わりにどんな強力な警告と訓戒が与えられていますか。

18 最後に,肉の業をならわしにする者は『神の王国を受け継がない』という強力な警告があります。したがって,すべての人は世の汚れや闘争から完全に離れ,「愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,柔和,自制」などの霊の実を生み出すことにひたすら心を留めましょう。―ガラテア 5:19-23。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする