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目ざめよ! 1983
目83 9/22 29–31ページ

世界展望

倫理それとも恐れ?

● 最近,多くの宗教指導者たちが核兵器に関する討論を始めているが,そのことを正当化するために彼らは,核戦争は「新たな性質」を帯びていると考えられるゆえに倫理に反する,と強く主張している。しかし,戦略研究国際協会の会員であるロンドンのコラムニスト,グウィン・ダイアは,その意見に反対を唱え,こう述べている。「これは無論全くのナンセンスだ。戦争で人を殺すという行為の性質 ― 倫理性 ― は以前と全く変わらない。変化したのは,その結果として出る死者の数である。歴史上のほとんどすべての戦争を(両陣営で)正当化し,祝福してきた諸教会は,残りの人々を扇動してきた同じ状況に反応しているにすぎない」。彼ら自身の命が今瀬戸際に立たされているのである。

あなたはそれを望むか

● これにかかったら40%以上は死亡するという新しい病気,あの恐るべきAIDS発見のため,供与される血液を選別する方法に関して,医学的な権威者たちの間で意見が分かれている。カナダのザ・メディカル・ポスト紙の報道によると,「[同性愛者のような]危険率の高い供血者たちを“直接的な質問”によって排除することを推奨する全米血友病協会の見解とは対照的に」,カナダの団体は,「危険なグループよりも症状のほうを」検査することを提案している。カナダ協会の医学・科学諮問委員会の会長,ハンナ・ストローチンスキー博士はこのように主張している。「人々のプライベートな生活に踏み込む権利は我々には全くない……『あなたは同性愛者ですか』とか,『あなたは同性愛者の中でもやり手のほうですか。1年に60人以上の相手と交渉を持ちますか』などと質問しようとは思わない。今このような質問が正当化されるとは思わない」。どちらにしても,あなたはこのように自分の命を危険にさらすことを望むだろうか。

宇宙で初めて

● 太陽系外へ出る最初の宇宙船であるパイオニア10号は,時速4万8,000㌔以上のスピードで6月13日に太陽系の一番外側にある惑星の軌道を通過することになった。11年前に打ち上げられたこの宇宙船は,特に地球と太陽系の位置を知らせる銘板を載せているが,それは,その銘板を受け取るかもしれない何らかの「知的生命」の益を図るためである。「我々は今でも,人間の居場所を宇宙人に教えていると腹を立てる人々からおしかりの電話をちょうだいする」と,NASA(米航空宇宙局)の一スポークスマンは語っている。

● 昨年,ソ連の宇宙飛行士が宇宙に7か月間滞在するという記録を打ち立てたが,それが最近文字通りの実を結んだ。「約40日という短い生活環のアラビドプシスという植物を選び,宇宙飛行士が初めて宇宙で,あの手この手を使ってなんとか実を結ばせることに成功した」と英国のニュー・サイエンティスト誌は報じている。種の一部は地球に持ち帰られ,地上で発芽し,正常に生長した。「これは,宇宙で穀物を栽培し,長期間にわたる宇宙旅行で自給自足を計るためのささやかな第一歩である」とこの記事は言及している。

宗教に対する攻撃がかっさいを受ける

● 「シスター・メアリー・イグナチウスはそのすべてをあなたに説く」と題する劇が,最近ケニヨン・フェスティバル劇場大賞の2万5,000㌦(約600万円)の賞金を獲得した。フリーのコラムニスト,パトリック・J・バッカナンが,「アメリカの劇場で上演される劇のうちでも,恐らく最も反カトリック的で反宗教的な偏狭な劇であろう」と評したように,これは教会の生活と伝統の多くを愚ろうする劇である。映画のプロデューサー,ジョン・プライザーは,「宗教を公然とあざ笑うこの聴衆は一体だれか」と問いかけ,こう答えている。「私は劇場に行く人々をよく調べてみた。彼らは,30歳から50歳までの間の,裕福で,中流から上流階級の知的職業に携わっている白人たちである」。バッカナンは,「世代も変わったものだ!」とこぼしている。

「戦争に明け暮れる世界」

● 「戦争に明け暮れる世界」と題する米国国防情報センターの報告には,現在45か国が,世界のあちこちで行なわれている戦争に巻きこまれているとある。したがって,世界の国々の4分の1が,過去10年間に幾百万人もの人々を殺してきた40の戦争に参加していることになる。それらの戦争のうち10はアジアで,10は中東で,10はアフリカで生じ,七つがラテンアメリカ,三つがヨーロッパで行なわれている。

戦争を逃れ,犯罪を逃れ

● 「故国の戦争と飢えを逃れて……ニューヨーク市で新たな生活を始めたカンボジア人の7家族が,また逃げて行った」とニューヨーク・タイムズ紙は報じている。「こんどは,ブルックリン街の泥棒,抱きつき強盗,若いよた者たちから逃げたのである」。ペンシルバニア州のもっと安全な場所を求めて,40人以上の家族がニューヨークを去った。再定住の世話をしているある人はこう語った。「彼らがここにいる間に住みやすくしようと努力したが,警察の援助を借りてもそれができなかった。一日おきに,こそ泥からひどい殴打にいたるまで,何か事件が起きた。……我々が言っているのは,大きな犯罪,人々が眠っている間にアパートに忍び込んでおばあさんや子供たちを殴打する人々のことだ。あの人たちは殺されることを心配していた」。

光による話

● 2月10日,首都圏の中心部を結ぶ光学繊維による最初の電話線が,米国ニューヨーク市とワシントン特別区の間に開設され,その直後,米国カリフォルニア州の大都市間にも新しいシステムの最初の部分が出来上がった。光のパルスは,光を長距離伝達できるほどに純粋なガラス繊維を通し,一度に幾万もの会話を伝達する。ガラス製の電話線は,従来の金属製のものよりもはるかに細くて軽い。

科学: 常に客観的か

● 今は亡き人類学者,マーガレット・ミードの著わした「サモアにおける高齢の到来」と題する古典的な科学の教科書が,人を誤導するとして,最近,キャンベラにあるオーストラリア国立大学のデレック・フリーマン教授から攻撃されている。同教授は新しく出た本の中で,今なお人類学の授業で読まれている1928年発行の本を書くに当たって,ミード女史が誤ったデータを用いたと主張している。ロサンゼルス・タイムズ紙の説明によると,この論争は,「サモアにおける青年期というより,人類学について多くを語っているようである」。米国バージニア州のウィリアム・アンド・メアリー大学の人類学者,ビンソン・サトライブはこう主張した。「彼女はある先入観を持ってこの分野に入った。彼女は自分が求めている事柄を確証するデータを探し出し,社会科学のみならず時に自然科学においてもひんぱんに生ずることであるが,自分が求めていたものを見いだしたのである」。さらに,コロラド大学の人類学者,ポール・シャンクマンも同じ意見で,「ミードは自分の解釈を確立することに熱心な余り,事実を導き入れることを望まなかった」と述べた。

テレビゲームに興じる子供たちと犯罪

● テレビゲームに凝っている日本のある子供たちは,この遊びの資金かせぎのために犯罪に走った。英文読売は次のように伝えている。「警察の話によると,東京で8歳から13歳までの少年36人が,『テレビゲームのあるゲームセンターで気前よくお金を使う』ため,家や商店に侵入し,現金や貴重品や商品を盗んで逮捕された」。北の町仙台で生じた別の事件の場合,「10歳から11歳の少年5人から成るグループが[警察に]見つかったが,それらの少年たちの犯罪の型は成人の組織犯罪に似ているとのことである」。この小さな“本職たち”は4か月にわたって30件の強盗を働き,まんまと957万円を盗み,それを1回100円のゲームセンターのゲームで浪費していた。

「胎外で生育可能」とはどんなことか

● ザ・オレゴニアン紙の最新版は,米国各地で生じる出来事を毎日要約して伝える欄で,一見無関係に見える二つの出来事を知らせた。最初のものは,ケンタッキー州の最高裁判所が,妻の胎児を殺したとして訴えられていた男に関して,殺人の罪には問われないという裁定を下したことを伝えていた。裁判所は,胎児は法的に「胎外で生育可能」とはみなされないと述べた。

もう一つのニュース記事は受精後わずか22週(普通は9か月)で生まれた482㌘の女の赤ちゃんに関する最近の話を扱っていた。母親のかかりつけの医師の話によると,この赤ちゃんは生後50日で活発に動き機敏で,体重も340㌘増え,「健全」であった。「どんな基準をもってしても,この子については,胎外で生育可能とは言えなかった」と医師は驚いている。しかし,この子の場合よりも一層確実に「胎外で生育可能」と言える幾百万という赤ちゃんが,世界中で相変わらず中途で命を断たれている。

砂糖とガン

● 「食事の際に砂糖を摂取することと乳ガンによる死亡率との間に衝撃的な関係があることが20か国における」研究で明らかにされ,このニュースが最近英国のニュー・サイエンティスト誌に掲載された。その記事によると,「乳ガンはおもにホルモンによる病気である[が]……食事とも重要な関係があるものと思われる」。英国およびカナダの研究者たちによる統計学的な研究の結果,老齢の婦人で乳ガンのために死亡する人々(食事上の要素によってこの病気にかかる可能性が強い)の多い国を「多い順番に挙げると,英国,オランダ,アイルランド,デンマーク,カナダ,またその数の少ないほうとしては,イタリア,スペイン,ポルトガル,ユーゴスラビア,日本となる」ことが判明した。酷似する点だが,ニュー・サイエンティスト誌によると,「この地理上のパターンが,[列挙された順番にほぼ正確にしたがい]砂糖の消費のパターンと極めてよく合致する」ことを研究者たちが発見したということである。もちろん,統計の解釈には慎重を期すべきだが,大抵の医師たちは,食事で砂糖を余り取らない人のほうが健康であるという意見である。

「バルビーの片腕となっていた男」

● カナダ,トロントのグローブ・アンド・メール紙の報道によると,戦犯として近ごろフランスに送還されたクラウス・バルビーには,ジャック・ドゥ・ベルノンビル伯爵という名のフランス人の貴族で,ナチスに協力する点で「片腕となっていた男」がいたという。第二次世界大戦中のリヨンの軍事指導者として同伯爵は,伝えられている数々の残虐行為が行なわれた時,バルビーに次いで指揮を取る立場にあった。戦後,「ベルノンビルは,こっそりケベックに潜入した」と,その記事は述べている。この人物は(フランス抵抗運動の元成員の話によると)ケベックで「超カトリック的な貴族のお気に入り」として助けを得,5年のあいだ国外追放を免れた。グローブ・アンド・メール紙の記事はこのように説明している。「[国外追放]は,有力なケベック市民の努力のため,……また中央政府当局がケベックの全僧職者団を怒らせたくないと考えたため,妨害された。1940年代後半の新聞記事を見ると,ベルノンビル伯爵の強力な支持者には……教会の指導者やモントリオールの聖ヨハネ・バプテスト教会が含まれていたことが分かる」。同伯爵は,二度目の国外追放命令が出た後にブラジルに逃走し,後に殺害された。

ロンドンの場所が分からない

● 世界地図の上でロンドンを指摘するように言ったところ,学生の約半数はそれができなかった,とマイアミ大学のデイビッド・ヘルグレン教授は述べている。同教授はこう語った。「これは小学校で学ぶはずのことである。しかし我々の大学ではこれ以上地理を教えることはない」。学生たちの中にはロンドンをアイスランドに置いたりヨーロッパ本土に置いたりした人もいた。「英国の南部のどこかに置いた学生には点を上げた」と同教授は語っている。「しかし42%は南部に置くことさえできなかった」。しかし,場所が分からなかったのはロンドンだけではなかった。アルジェリアはメキシコに,ケープタウンは南アメリカに置かれ,自分たちがテストを受けているマイアミの位置さえ指摘できなかった人が8%いた。

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