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  • 『マリファナは本当に有害ですか』
  • 目ざめよ! 1985
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目ざめよ! 1985
目85 7/8 15–17ページ

若い人は尋ねる…

『マリファナは本当に有害ですか』

「ただ,悪い宣伝が盛んに行なわれているにすぎない」。デービッドという名の若者は,自分がマリファナについて聞いた恐ろしい報道すべてをそのようなものとして片づけていました。なにしろ,友達の中にはこの麻薬を常用している人たちがいたのに,その人たちがばたばた倒れている訳ではなかったのです。デービッドの知る限りでは,マリファナを吸ったからといって,肺ガンで死んだり,脳障害で苦しんだり,生殖不能になったりした人はいませんでした。そこで,デービッドもこの麻薬を使うようになりました。

多くの若者はデービッド同様,反大麻宣伝と思えるものにそっぽを向いています。ある調査の明らかにしたところによると,若いマリファナ使用者の一グループの中の半数近くの人はマリファナを有害だと思っていませんでした。若者たちを脅してマリファナが有害だと信じさせる試みについてはどうでしょうか。「麻薬対策教育ジャーナル」誌は,「恐れを基盤にした,麻薬撲滅計画はうまくゆかないことが比較的多かった」と論評しています。

それに加えて,専門家の間でさえ,マリファナが有益なのか,有害なのかについて,意見の一致がないように見えるという事実があります。サイエンス誌に載せられた一記事はこう述べていました。「マリファナの使用が危険かもしれないという可能性は,科学者たちの間に著しい分裂を生じさせた。……事情に通じていない人々で,導きを求める人は,だれを信じてよいのか悩まされる場合が少なくない」。

しかし,マリファナをめぐってこれほど論争が白熱化するのはなぜでしょうか。マリファナについて悪く言う人は単に脅し戦法に訴えているだけなのでしょうか。本気にしていない若者は少なくありません。15歳になる一人の若者は,「僕たちを脅すために沢山の情報が活字にされているように思える。僕が読んだものはどれも納得のゆくような情報ではなかった」と述べています。確かに,自分の読むことすべてをうのみにすべきではありません。箴言は,「経験のない者はすべての言葉を信じ」る,と述べています。しかし次いで,「明敏な者は自分の歩みを考慮する」とも述べています。別の聖句の言葉を使って言えば,「明敏な者はみな知識をもって行動」します。(箴言 14:15; 13:16)ですから,自分自身でマリファナに関する事実を学び,その使用について理性的に決定を下せるようにならなければなりません。では,この問題についてなぜこれほどまで意見の相違があるのかを理解することから始めましょう。

論争があるのはなぜか

根本にある問題は,マリファナを研究するのが極端に困難だということです。マリファナは,その煙の中に400以上の化合物を含み,正に化学物質の倉庫とでも呼べるでしょう。これらの化学物質の中にはカンナビノイドと呼ばれるものが50以上あり,それはマリファナにしか含まれていません。実のところ,この麻薬の陶酔感を引き起こす有効成分は,それらの化学物質のうちひとつだけ,すなわち,デルタ-9-THCです。しかし,マリファナは異なった条件のもとで栽培されるので,その束ごとに効き目が大きく変わってきます。ですから調査の結果は混乱しかねません。a さらに事態を複雑にしているのは,一般にマリファナは注射されるのではなく,吸引されるという事実です。デルタ-9-THCを注射する以外に,調査の対象になっている人々に一定量の有効成分を投与するのは非常に困難です。しかし,注射をする方法だと,400以上のほかの化学物質と一緒に吸引されたときにその化学物質が人間にどんな影響を及ぼすかを科学者たちは判断することができません。

有毒な煙を吸い込むと健康に悪影響が及ぶことは常識で分かりますが,それを証明するのは容易ではありません。発ガン物質は知らぬ間にゆっくりと作用します。たばこの煙がガンを引き起こすということを医師たちが悟るまでに60年以上かかったのはそのためです。ですから,マリファナを吸う人がいま死んでいってはいないように見えるからといって,この麻薬が無害だということにはなりません。もっとも,マリファナ吸引者がいつの日か肺ガンにかかって倒れるとだれも断言することはできません。マリファナに含まれる400の化学物質が人体にどんな影響を及ぼすかをだれかが本当に知るようになるまでには幾十年もの歳月がかかるでしょう。

無害であることが実証されるまで有害とみなす

そうであれば,広く一般に普及したこの麻薬について,互いに相いれない意見がこれほど多いのももっともなことです。しかし,それだからといって,マリファナを吸っても構わないとみなす若者たちは,大きな間違いを犯しています。生物学の教授であるジョージ・K・ラッセルは自著「マリファナをめぐる現状」の中で,「薬理学者の間には,薬が有害ではないと実証されるまでは有害とみなさなければならないという全般的な了解がある」ことを,わたしたちに思い起こさせています。―下線は本誌。

長年にわたる研究と試験を経ずしてある薬を無害とすることには大きな危険の伴うことを医師たちはつらい仕方で学んできました。1950年代に,科学者たちは真に安全な睡眠薬あるいは鎮静剤としてもてはやされた薬を開発しました。大勢の妊産婦がこの薬を服用しました。そして,奇形児が生まれてくるようになったのです。このようにサリドマイド禍は,無害であることが実証されるまで薬には有害であるとのレッテルをはったほうが賢明だということを,恐ろしい仕方で思い起こさせています。

ジャマイカ調査

しかし,評判のよい出版物がマリファナの使用を大目に見ている,いや是認しているとさえ思えるのはなぜでしょうか。例えば,「今日の心理学」誌は,「[マリファナ]が有害だとするはっきりした証拠はほとんどない」と述べています。しかし,この結論は主に,ジャマイカで行なわれ,広く一般に知られている一調査に基づいています。「今日の心理学」誌は,この調査を「人類学的な研究の傑作」と呼んでいます。

この調査は一見,権威のあるもののように思えます。何と言ってもこの調査は,ほかならぬ(米国)国立精神衛生研究所の委託を受けたものでした。人類学者の一グループがジャマイカ(ガンジャすなわち強い種類のマリファナが幾世代にもわたって広く用いられてきた土地)へ出掛けて行き,ガンジャのヘビー・スモーカー30人とガンジャを吸わない人30人から成る一グループを選び出しました。この人たちに対して,一連の様々な医学的検査が行なわれました。どんな結果が出たでしょうか。「マリファナをめぐる現状」という本は,吸う人と吸わない人の間に「際立った相違は見られなかった」と報告しています。マリファナ推進派は大喜びしました。『とうとうマリファナが無害だということが実証された』と,考えたのです。

しかし,ジャマイカ調査はどの程度「人類学的な研究の傑作」と呼べるものだったのでしょうか。専門家たちはこの調査に重大な欠陥があったことを指摘しています。マリファナを吸う人で検査の対象として選ばれたのは,健康で,「りっぱに社会生活を営んでいる人」だけだったのです。吸う人と吸わない人の間に「際立った相違は見られなかった」というのももっともなことです。研究者たちは,マリファナによって身体面や感情面で害を受けた人々を調査の対象から外したかもしれないのです。b この調査はまた,分析技術がいい加減で検査方法も不十分だったとして非難されています。この問題の権威であるカールトン・ターナー博士の言葉が引き合いに出されていますが,それによると,この調査は大いに騒ぎ立てられているにもかかわらず,それは「科学雑誌で公にされたことが一度もなかった。この調査は科学的な点検過程に耐えることはできないのである」とのことです。

しかし,ジャマイカ調査を告発する最も重みのある証拠は,ガンジャを吸う人たちを長年のあいだ観察してきた医療関係者の言葉です。例えば,1965年以来ジャマイカのキングストン病院の薬剤部長を務めたジョン・A・S・ホール博士は1972年に,マリファナは無害だという主張に異議を唱えました。ガンジャのヘビー・スモーカーの間では,肺の障害や重度の情緒障害がよく見られることを同博士は伝えています。

「全国民が憂慮すべき由々しい問題」

これだけ論争があるとはいえ,科学者たちはマリファナについて幾つかの厳然たる事実を確かに学んできました。最近,米国政府が資金を出して,世に聞こえた,米国の医学研究所にこの問題について研究を行なうよう命じました。同研究所は,「大いに議論の的になっているこの分野で,あえて態度を明らかにしていない独立科学機関」です。同研究所の専門家で成る研究班は幾千もの研究論文を調べた末,次の不気味な結論に達しました。「現時点までに公にされている科学的な証拠は,マリファナが多岐にわたる心理学的また生物学的影響を及ぼすことを示している。そのうちの幾つかは,少なくとも特定の条件下では人間の健康に有害である。……マリファナが人間の健康に及ぼす影響についてはっきり分かっているほんのいくばくかの事柄,および疑いを抱く根拠のある事柄すべてからして,これを全国民が憂慮すべき由々しい問題とするのは当を得たことだというのが我々の主要な結論である」。―下線は本誌。

とはいえ,クリスチャンはこの問題をどう見るべきでしょうか。聖書は『肉を汚す』習わしを避けるようクリスチャンに命じています。(コリント第二 7:1)そしてさらに,「思考力を守れ」とも告げています。(箴言 3:21)では,マリファナが本当に人の思いと体にとって脅威になることを示す厳然たる証拠があるのでしょうか。今後掲載される記事ではこうした問題を探ります。

[脚注]

a 今日米国で入手可能なマリファナには(THCの含有量の点で)ほんの数年前に用いられていたマリファナの5倍以上の効き目がある,と科学者たちは述べています。マリファナに関する初期の調査で,この麻薬は比較的害が少ない,という結論の出ることが多かった理由を説明するものになると思われます。

b 調査の対象になる人を選択することも,科学者にとってはジレンマになります。病気の,あるいは情緒障害のあるマリファナ使用者を調査の対象にした場合,マリファナがそうした問題を引き起こしたとする証拠はないと論ずる人も出てきます。

[17ページの拡大文]

「マリファナが人間の健康に及ぼす影響についてはっきり分かっているほんのいくばくかの事柄からして,これを全国民が憂慮すべき由々しい問題とするのは当を得たことだ』― 米国の医学研究所が「マリファナと健康」という報告の中で明らかにした見解

[16ページの図版]

知的職業に携わる人々がマリファナを吸うのを見ると,若い人々はマリファナが有害だという主張に疑問を持つ

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