ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目86 5/22 6–8ページ
  • 核爆弾と人間の将来

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 核爆弾と人間の将来
  • 目ざめよ! 1986
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 安全に対する他の脅威
  • 人間による解決策
  • 神の解決策
  • 核戦争 ― 脅威の源はどこにあるのか
    目ざめよ! 2004
  • 核の脅威 ― 終結からは程遠い
    目ざめよ! 1999
  • 核のジレンマ
    目ざめよ! 1988
  • 聖書は核戦争について何か述べていますか
    ほかのトピック
もっと見る
目ざめよ! 1986
目86 5/22 6–8ページ

核爆弾と人間の将来

核時代に安全を求める努力は実を結びにくく,大量破壊の兵器が大量に備蓄されるという結果を招いてきました。

情報に通じた人々は,挑発を受けた諸国家が冷酷にも武器を実際に使用してきたことを認めています。実に,抑止力の要となっているのは,武器を使うことをはばからない態度です。米国戦略航空総軍の司令官,B・L・デービス将軍は最近,次のように書きました。「つまるところ,確実な抑止力を維持する我々の能力には,互いに依存する二つの要素が関係している。第一に,我々は戦闘のどんな段階においても敵国の目標を阻むだけの力を持たなければならない。敵となる国々も我々がそうした力を有していることを理解しなければならない。第二に,我々は国益を守るため,国家としてその力を行使する意志を持たなければならない。敵国は我々がそうした意志を有していることを認めなければならない」(下線は本誌)― エアー・フォース・マガジン誌,1985年7月号。

ここ40年の間,怒りにまかせて核兵器を使用する,というようなことはありませんでしたが,これまで抑制されてきたことは,将来も抑制されることの保証とはなりません。最近行なわれた全米での調査によれば,軍備競争が続けばやがて核兵器は使われる,と考えている人々がアメリカ人の68%を占めています。

そのような不安を抱く人は世界中にいます。シエラレオネの18歳の一学生が書いた事柄を考慮してください。「核戦争はこの地球に住むありとあらゆる人間に影響を及ぼすであろう。……それゆえにアフリカの人々も,超大国の領域から遠く離れているとはいえ,警告を感じ取らねばならない。……概して人々は,研究者が“心的活動停止”と呼ぶもの,すなわち,思考を一切拒む態度をもって全地球的な大破壊の脅威に対応している。しかしながら,世界の緊張が高まるにつれ,感情をもみほぐすこの離れ業によってその脅威をただ無視することは,いよいよ難しくなる」。

安全に対する他の脅威

しかし,超大国間の計画的な戦争の脅威を別にしても,人類の安全は他の面で脅かされています。一つの危険は,今後核兵器を保有する国がますます増えてゆくことです。既にそれを保有していることが広く知られている五つの国以外にも,少なくとも六つの国が既に自国の原子爆弾を所有しているか,近い将来に所有する予定です。今世紀の終わりには20を超える国々が核爆弾を保有するものと専門家たちは見ています。

もう一つの危険は,それらの武器の一つがテロリストの組織の手に渡ることです。原子爆弾を手にしたテロリストが何を行なうか,考えてみるとよいでしょう。一つの都市全体を人質に取って身の代金などを要求することができるのです。

テロリストのグループはどのように核爆弾を入手することができるのでしょうか。二つの方法のいずれかです。一つは盗むことです。5万発の中から選べることを思い起こしてください。また,自分たちで造ることもできます。原爆を造る技術はもはや極秘のものではありません。必要な基本材料であるプルトニウムはますます手に入りやすくなりました。その証拠に,2000年までには,民間の核開発計画だけでも,毎年長崎型の爆弾を75万個製造できるほどのプルトニウムを生産できるものと見られています。

安全を脅かすこれらのものに加えて,事故,計算違い,機械の作動不良などの可能性もあります。

人間による解決策

科学者,学者,将軍,政治家などがこの問題について書き記している事柄は広範に及びます。彼らは,核の軍備競争が費用のかさむ,無益な,極めて危険なものであるとの認識を次第に深めています。そしてさまざまな解決策を提唱します。完全な武装解除を要求する人もいれば,核の製造の凍結を望む人もいます。さらには,“スター・ウォーズ”計画による防衛を提案する人もいます。今年の1月,超大国の二人の首脳が励みとなる声明を発表しました。ミハイル・ゴルバチョフは2000年までに地上から核兵器を段階的に除去することを提案しました。ロナルド・レーガンは,その申し出に感謝すると述べました。これは平和を実現させようとする真面目な構想なのでしょうか,それとも宣伝を目的とした策略なのでしょうか。この種の提案に必ず見られる共通点があります。それは,例外なく人間による何らかの解決策を指摘するということです。

このことから根本にかかわる次のような質問が生じます。つまり,そもそも人間がこの危機を生み出してきたのに,核戦争の危機を切り抜けさせるものとして人間に信頼を置くのは実際的なことだろうか,という質問です。人間は死と破壊をもたらすコンピューター化された武器を駆使することに恐ろしいほどの才覚を発揮してきましたが,人間自らの本性を服従させてきたでしょうか。この世代が2度にわたって経験してきた残忍な世界戦争の規模と破壊の程度は,人類史上の他のどんな戦争をも凌ぐものでした。さらに第二次世界大戦後の40年間に,規模は小さいものの,150ほどの戦争が行なわれ,3,000万人が死亡しました。

神の解決策

「高貴な者にも,地の人の子にも信頼を置いてはならない。彼らに救いはない」と聖書が述べていることには何の不思議もありません。エホバは,核のジレンマを解決するご自身の方法を定めておられます。神の解決策は人間のそれとは違い,究極的に戦争を完全にまた永久に除き去ります。―詩編 46:9; 146:3。

その解決策は神の王国,つまりどこにいようとも平和を愛する人たちに永続する安全をもたらす世界政府にあります。地上の200以上の国々にいる300万人の人々は,この王国がまもなくその権威を地に及ぼし,核による大破壊の見込みを永久に終わらせることを悟っています。それらの人々とはエホバの証人です。

その王国の義の律法に従う彼らは,ミカ 4章3節の預言を成就しています。こう記されています。「それで彼らはその剣をすきの刃に,その槍を刈り込みばさみに打ち変えなければならなくなる。国民は国民に向かって剣を上げず,彼らはもはや戦いを学ばない」。世界の科学者の4分の1は国防に関係した仕事に携わっています。その中にエホバの証人は一人も含まれていません。軍事関係の仕事に直接従事している人々は7,000万人ほどになります。その中にエホバの証人は一人もいません。

しかしエホバの証人は,手をこまねいて核のもたらす苦境を観察する人々ではありません。それどころか,事態を正すために神が行動されることを,愛をもって人々に教えます。そのことは,あなたご自身の聖書の中に記されています。こうした事柄について理解するための助けを必要とする方は,ご近所のエホバの証人と連絡をお取りください。喜んでお手伝いをさせていただきます。

[7ページの拡大文]

問題の要:超大国は互いに対して不信感と恐れを強めている

[8ページの拡大文]

約7,000万人が軍事関係の仕事に直接従事している。その中にエホバの証人は一人も含まれていない

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする