ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目91 7/22 25–27ページ
  • 視野を広げるために読書をしましょう

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 視野を広げるために読書をしましょう
  • 目ざめよ! 1991
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 克服する価値のある障害
  • 上手に読めるようになりましょう
  • 健全な読み物を選ぶ
  • 読むことに励む
    神権宣教学校の教育から益を得る
  • 読解力を向上させましょう ― あなたにもできます!
    目ざめよ! 1985
  • 神の民の間の識字
    目ざめよ! 1994
  • 読み方と覚え方
    神権宣教学校案内書
もっと見る
目ざめよ! 1991
目91 7/22 25–27ページ

視野を広げるために読書をしましょう

遠くへ旅行したいと思ったことがありますか。いろいろな文化を持つ人々に会いたいと思ったことがあるでしょうか。荘厳な滝や雄大な山や神秘的なジャングルといった自然の驚異を見て探検したいとは思いませんか。変わった鳥や動物や植物について学びたいと思ったことはないでしょうか。あるいは,海底に潜り,宇宙へ飛び出し,顕微鏡の世界をのぞき,脳や目や心臓の驚異について研究し,誕生の奇跡を目撃したいとは思いませんか。もしかすると,時計の針を戻すかのように,歴史や考古学を通じて過去を徹底的に研究したいとさえ思うでしょうか。

こうした胸の躍るような冒険はすべて印刷物を通じて体験できます。快適な家を離れなくても,あらゆる分野に及ぶ知識の宝庫である本や他の出版物を読むことによって,これらすべてのことを経験できるのです。聖書にあるとおり,『多くの書物を作ることには終わりがありません』。(伝道の書 12:12)上手に読めば,この知識の宝庫から何でも好きなものを引き出すことができるのです。

克服する価値のある障害

残念なことに,15歳を超える人で読み書きのできない人は世界中で8億人以上います。読み書きができなければ,学習したり意思を伝達したりする能力はたいへん限られてしまいます。思考力が抑えられ,読むことのできる人に頼らなければならなくなります。それで読み書きのできない人は,他の人にうまく操られたり利用されたりする危険にさらされます。

文字が読めない人にとっては,日常の基本的な活動でさえ落とし穴になり得ます。例えば旅行しても,道路標識,バスターミナルや駅や空港の案内などを読めなければ,まごついてしまうのが関の山です。また,個人的な手紙や書類を読んだり書いたりするとき,あるいは簡単な用紙に必要事項を記入するときでさえ,だれかに頼まなければならなくて不便に感じたり,恥ずかしく思ったりすることがあります。食べ物や薬に関する指示を読めない母親は,子供たちに有害なものを与える危険があります。

明らかに,文字が読めないことは大きな障害です。しかし,少しの援助があればそれを克服できます。マーサの状況はちょうどそのようなものです。彼女は70歳の時点でそれまで20年以上目が見えず,光と色の世界がどのように見えるかということは過去の記憶にすぎませんでした。その後,外科医に手術をしてもらいました。その結果,目の前にすばらしい視界が再び広がり,それと同時に読む楽しみも取り戻しました。それからもう一人,今70歳のカルがいます。彼は若いころ,本に対して“盲目”でした。読むことができなかったのです。しかし彼は読み書きの学校に入りました。今では三つの言語で読み書きができるようになっています。

マーサのような例はまれかもしれません。しかし,読み方を学んで障害を克服したカルのような人はたくさんいます。もちろん,一夜にして読めるようになるわけではありません。時間と努力,そして何よりも多くの励ましと助けが必要です。あなたはだれかを援助できますか。多くの国のエホバの証人は,カルを助けたのと同じような読み書きの学校を開いています。そのため,エホバの証人の間では識字率が高くなっています。例えばナイジェリアでは,エホバの証人の識字率は一般の人々より2倍以上高くなっています。

上手に読めるようになりましょう

あなたは読むこと自体には問題がないかもしれません。それでも,どのくらい上手に読めますか。読むのにとても骨が折れたり,逆行する,つまり行や文の途中で読むのをやめ,後戻りして読み直す癖があったりするかもしれません。また,発音を間違えたり,意味がよくつかめなかったりすることもあるでしょう。このような問題を克服できるでしょうか。

13歳のベアトリスは単語と意味を結びつけることはできましたが,発音するのが苦手でした。彼女は「person(人物)」を「somebody(ひと)」,「building(建物)」を「house(いえ)」と読んだりしました。ある人が彼女に単語の音声体系 ― 母音と子音が結びつくとどのような音になるか ― と,音節ごとに単語を発音する方法を教えました。その人はまた,「わたしの聖書物語の本」のカセットテープを聞きながらそれを読むように勧めました。a 彼女は単語がよく分かるようになり,発音もうまくなりました。今では読むのがずっと楽しくなっています。

あなたも音声体系をもっと上手に利用する必要があるかも知れません。この記事を読んでおられるわけですから,音節については既にご存じでしょう。その知識を発音の練習に生かしてください。一つの単語をとって音節に区切り,それぞれの音節を発音してみます。(例: は-つ-お-ん)それから単語を元通りにつなげ,一気に発音してください。他の単語でもこの練習をして,次に音節ごとに区切らないで読んでみましょう。実際に発音しなくても単語全体を読み取れるようにしてください。

上手に読む人は,一語一語読むことをしません。句全体を見て,ひとまとめになった考え,もしくは意味のまとまりとして語群をとらえます。ですから,一語一語止まりながら見るかわりに,一度に目に留まる数語を見るようにします。一度に目に留まる語群で無意識に目を止め,短く見るのです。練習すればこれができるようになります。ただし,逆行する癖に気をつけてください。後戻りしてどれかの文を読み直すならば,考えの流れが途切れてしまい,意味を把握する妨げになります。ですから,ひたすら前に読み進む練習をしてください。

すらすら読めるとしても,上手に読むことには別の要素も関係しています。読解力,記憶力,豊富な語彙などは,どれも目指す価値のある目標です。このページの囲み記事には,そうした目標を達成するための手がかりが載せられています。それらの提案に照らして自分をチェックしてみるのはいかがですか。

健全な読み物を選ぶ

読む能力が向上すれば,膨大な知識 ― 印刷物に含まれる大量の情報 ― を手に入れることができるようになります。もちろん,テレビやビデオからも幾らかの知識が得られます。しかし読書をするなら,思考過程,想像力,表現力が刺激され,向上します。読むことによって,言葉と頭の中の映像の両方が得られるので,それらを使って記憶し,それらについて話し,多くの論題について知的な文章を書くことができるようになります。そうすれば,今以上に一緒にいるのが楽しい人になれます。

しかし,非常に多くの研究テーマがある中で,どこから始めたらよいでしょうか。聖書は『多くの書物を作ることには終わりがない』と言った後で,「それに余りに専念すると体が疲れる」と述べています。(伝道の書 12:12)すべてのものを読むことは不可能です。また,すべてが健全で正確なものではありません。ですから,よく選ばなければなりません。ぜひ,人格形成に役立つものや,仕事で,学校で,家族の責任を果たす上で助けになるものを読むようにしてください。「目ざめよ!」誌のような国際的な出版物を読むことによって,視野を大きく広げることができます。ほんの数ページを読むだけでも,世界中から集めた情報を楽しむことができます。

選択するなら,目的のはっきりした読書ができ,実際的な面でも,知的な面でも,霊的な面でも益が得られます。ですから,よく選んでください。家にいるときに,仕事場での休み時間に,待ち時間に,旅行中に,またその他の機会に読書のための時間を買い取るのです。読書をしましょう。そうすればあなたの視野は広がります。

[脚注]

a ものみの塔聖書冊子協会発行。

[27ページの囲み記事]

読解力を向上させる方法

● 読んでいるときに,質問したり結論を引き出したりして,能動的に考える。

● 記事の主題やすべての副見出しを頭に入れておく。

● それぞれの段落が主題とどのように結びついているかを見極める。

● 既に知っていることを資料と結びつける。

● 資料を自分の生活や経験に当てはめる。

語彙を増やす方法

● 読んでいるときに,見慣れない言葉にしるしを付ける。

● それらの言葉がどんな文脈の中で使われているかに注意する。

● 読みながら,言葉の意味を調べるために辞書を引く。

● その言葉の正確な発音を知る。

● 新しく知った言葉を他の人との会話で用いて練習する。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする