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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1968
塔68 9/15 570–573ページ

『すべての国の民への証言』

エホバの証人の1968年度年鑑より

なぜすべてのエホバの証人が伝道するのか

キリスト・イエスの忠実な追随者であった使徒パウロは,若い男テモテに次のように言いました。「なんぢ御言を宣伝へよ,機を得るも機を得ざるも常に励め,……汝は何事にも慎み苦難を忍び,伝道者の業をなし,なんぢの職を全うせよ」。(テモテ後 4:2,5,文語)聖書のこの教えから,クリスチャンがみことばを宣べ伝えなければならないことは明らかです。もちろん,伝道する人は神の奉仕者であり,奉仕者であれば他の人に尽くすことになります。そのわけで,パウロは次のようにも言いました。「キリストの福音において神の役者なる我らの兄弟テモテを汝らに遣せり。これは汝らを堅うし,また信仰につきて勧め……ん為なり」。(テサロニケ前 3:2,3,文語)それで,クリスチャンをどのように生み出しているかを見守る必要があります。クリスチャンを生み出す際に,唯一の土台であるキリスト・イエスの上に建て,しかも,火に耐える材料を用いているでしょうか。

聖書について教えられ,神のみことばを誠実に学び続ける人はだれでも,やがてキリスト・イエスが持っておられたのと同じ心の態度をいだくでしょう。使徒パウロはこの点を強調しています。「汝らキリスト・イエスの心を心とせよ。即ち彼は神の貌にて居給ひしが,神と等しくある事を固く保たんとは思はず」。(ピリピ 2:5,6,文語)そのわけで,キリスト・イエスが地上でなさった御国を宣べ伝える業を行なっているからと言って,誇ることはできません。神と神の御国との代表者となるのは名誉であって,エホバの証人は,人間愛と兄弟愛のゆえに,このことを行ないます。すべてのクリスチャンが伝道し,自分の信じている事をだれにでも公に宣べ伝えることは大切です。強力な支配者の前に立ったときでさえ,イエスは一瞬といえどもためらわずに証言しました。パウロは,『イエスがポンテオ・ピラトの面前でりっぱなあかしをなさった』と述べています。―テモテ第一 6:13。

今日,キリスト教国が神の御国を宣べ伝えていないことは明らかです。キリスト教国の偽りの宗教組織の指導者たちは,神の奉仕者を産み出すことにおいて完全に失敗しています。彼らの教区民たちは,まさに焼かれようとしている毒麦のようです。麦と毒麦に関するイエスのたとえ話を覚えていますか。マタイ伝 13章30節にそれが書かれています。「両ながら収穫まで育つに任せよ。収穫のとき我かる者にまづ毒麦を抜きあつめて,焚くために之を束ね,麦はあつめて我が倉に納れよ』と言はん」。(文語)どうしてイエスの弟子たちにならって伝道しないのでしょう。イエスの弟子たちについてはこうしるされています。「日毎に宮また家にて教をなし,イエスのキリストなる事を宣伝へて止まざりき」。(使行 5:42,文語)現在,御国のこの福音が全世界で宣べ伝えられるとすれば,エホバの証人は熱心にそのわざを行ない,家から家への伝道を続けなければなりません。パウロは伝道することの緊急さを感じていました。今日,エホバの証人も同じように感じています。パウロはこのように言いました。「もし福音を宣伝へずば,我は禍害なるかな」― コリント前 9:16,文語。

他方あなたは,クリスチャンであると唱えながらも,御国の福音を伝道することを恐れている人の一人かもしれません。エホバの証し人となるのを恐れている人は,今日大ぜいいます。恐れをいだいて,心をみじめな状態にすべき理由などありますか。何かの迫害に直面するかもしれないのは確かです。イエスはそうなると預言されました。マタイの福音書 10章16-31節にそのことが書かれています。しかし,「万一義のために苦しむようなことがあっても,あなたがたはさいわい」なのです。(ペテロ第一 3:14)あなたはエホバの証人と共に伝道しているゆえに幸福ですか。それとも,神の御国について他の人に語るのを恐れていますか。麦のような人になるか,毒麦のような人になるか,自分で決定してください。あなたがすることに関係なく,そして,あなたが参加するしないにかかわりなく,御国のこの福音はまずすべての国の民に宣べ伝えられます。そして,それから終わりが来るのです。

ものみの塔協会は伝道のわざを助ける

エホバの証人は,御国を全世界に伝道するためによく組織されており,整然としてそのわざに励んでいます。彼らは,伝道するための指示と区域の割当てを,ものみの塔協会の中にある統治体に仰ぎます。ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会は,1884年にペンシルバニア州において組織された宗教組織で,ニューヨーク市ブルックリンに事務所を置いています。ものみの塔協会は雑誌「ものみの塔」を発行していますが,この雑誌には,すべてのエホバの証人,および聖書研究に関心を持つ全世界の人々のための霊的な食物が載っています。法人団体ニューヨーク州のものみの塔聖書冊子協会,それに英国で設立された万国聖書研究会は,ペンシルバニア州のものみ塔の聖書冊子協会と提携しています。ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会と密接に提携して働く団体や宗教組織は,他にもたくさんあります。「ものみの塔」誌が読者に訴える事はすべて,神のみことばである聖書に基づいているので,エホバの証人はこの雑誌を楽しく読み,しかもそれに信頼を寄せています。全世界のエホバの証人は,74の異なった国語で発行されているこの雑誌を定期的に学びます。つまり,エホバの証人,ひとりびとりが同じ記事を学んでいるのです。神の御国の福音をどこで伝道していても,彼らの見解が一致しているのはそのためです。

「ものみの塔」誌を発行するだけでなく,協会は,全世界に配布するため,多くの国語で,「目ざめよ!」誌を出版し,それとともに,聖書や数多くの書籍と小冊子を印刷しています。協会のたくさんの種類の出版物のすべては,人々の心を設立された神の御国に向けさせています。この御国は,エホバの御名とみことばを立証し,すべての従順な人間に永遠の生命という祝福をもたらすでしょう。エホバの証人のおもな関心は,伝道することと教えることです。そして,彼らはひとり残らず,伝道の能力と教える能力を改善し,よりすぐれた奉仕者になりたいと望んでいます。そのわけで,全世界のエホバの証人のどの会衆にも,神権宣教学校があるのです。それぞれの会衆においては,円熟していて,任命された奉仕者がこの学校を毎週司会します。その唯一つの目的は,会衆と交わる人々を助けて,より資格を備えた奉仕者に育てることです。エホバの証人は,この学校において,いろいろな訓練を受けます。つまり,講演をしたり,戸口で聖書の話をしたりすることの訓練や,質問の答え方,いろいろな主題に基づく論議の進め方などの訓練を受けているのです。それで,エホバの証人は,バプテスマを受けて任命されたクリスチャンであり,しかも,人々に真実に関心を示し,御国の福音を全世界に伝道する資格を備えたクリスチャン奉仕者であると言えます。

エホバの証人はだれでも,エホバの御心を行なうことに献身していますので,四六時中聖書の原則に従って生活しようと努力します。したがって,エホバの証人が,何を話し,何を行なうにしても,あるいはどのようにふるまうにしても,キリスト・イエスの足跡に従って歩み,自分が神に献身した奉仕者であることを,神の前で証明しなければなりません。そのような信仰を持つ人々がいれば,どんなにすばらしく神の御国への証言がなされることでしょう。

アメリカ合衆国

人口: 192,818,000人

伝道者最高数: 328,648人

比率: 587人に1人

この国のエホバの証人にとって,昨奉仕年度は,幸福で実のりの多い年でした。御国の福音のわざは最大の注意を払ってなされました。アメリカにおける昨年度の野外奉仕報告を見れば,昨年はこの国のエホバの証人が人々に最もよく伝道した年であることがわかります。平均,31万1378人の奉仕者が,伝道のわざに参加し,1967奉仕年度の12か月の間,奉仕のために5150万7265時間を費やしました。確かにこの国の人々は福音を聞く機会があったわけで,たくさんの人が関心を示したことは疑いありません。それらの人々が私たちの伝道の結果,神の御国にはっきりした立場を取るかどうかについては何とも言えません。しかしある人はそうするでしょう。報告からわかるとおり,エホバ神への献身を象徴するバプテスマを受けた人が,1万8582人もいたからです。

エホバの証人が伝える音信に対し,人々が関心を抱いていることを示す別のものがあります。たとえば,配布された聖書,書籍,小冊子それに雑誌の数を見るなら,大ぜいの人が,エホバの証人の教えることについてさらに知りたいと考えていることがわかります。アメリカの御国伝道者が,100万以上の予約を得たのはこれが初めてでした。実際,「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌の新予約の合計は,106万1110にも上りました。それに加えて,1967奉仕年中に,5999万9928冊もの雑誌が配布されました。それで,この国のエホハの証人には,喜ぶべき事がたくさんあります。

それほど大ぜいの人が聞く耳ををもっていること,つまり,すべての人が目と耳を完全にふさいでしまって,真理を聞いたり知ったりするのをいやがっているわけでないのは,主の民にとって本当にうれしいことです。自分が聞くことを理解し,いままでの悪い行ないを改め,心をいやされている人もいます。しかし,地球の他の所と同じく,この国においても,エホバがイザヤを通して預言されたとおりに行動する人は,本当に大ぜいいます。―イザヤ書 6章9,10節を見てください。

昨年,家庭聖書研究の司会はとても進歩し,平均して24万7957の研究が毎週司会されました。一昨年におけるその数は,23万3588でした。それで喜ぶ理由があるのです。では,野外奉仕で実際に起こった経験をいくつかお知らせしましょう。

すでにたびたび証明されているとおり,1枚のパンフレットでさえ,エホバの証人になりたいとの願いを燃え立たたせることができます。ある兄弟が小さな村で証言していたところ,一人の男の人がそれに気づき,兄弟の所に来て,『あなたはここで,どんなことをしているのですか』と尋ねました。兄弟が説明し終わると,その人は,以前は長老教会の活発な教会員であったが,「教会は聖書を神の言葉として認めないので」,ちょうどその教会をやめたところです,と語ったのです。彼が勤務中だったので,兄弟は簡単に話をして,「エホバの証人は何を信じているか」の小冊子をプレゼントとして渡し,御国会館に来ることをすすめました。御国会館に来たこの人は,暖かく迎えられ,あとでそのことをこう説明しています。「長老教会に丸1年いたときより,御国会館で午後のわずか1時間を過ごしたときの方がより深い友情を感じました」。そして,家に帰ると,自分はエホバの証人になる,と家族に告げ,次の火曜日の集会のとき,兄弟たちにこう尋ねました。「長老教会を脱会した証拠の手紙が必要ですか」。現在,家庭聖書研究が司会されています。そして,彼は一度も集会を休んだことがありません。

次の経験は,会衆の集会への出席者数が本当に増加したことを,証明するものです。事実,「ものみの塔」研究の出席者数は,御国伝道者の79.8パーセントから,84.7パーセントに増加しました。合衆国のすべての会衆において,およそ75.4パーセントが奉仕会に,76.1パーセントが神権宣教学校に出席しています。会衆の書籍研究の出席率はとてもよく,兄弟姉妹の約82.8パーセントが出席します。しかし,他の国々の数字を見ると,さらに高い出席率の国もあることに気づくでしょう。といっても,合衆国において,集会への出席は,一昨年に比べて,約5パーセントも増加したのです。それで,私たちの願いは,1968奉仕年度中も,すべての人がこの良い習慣を保ち続け,そのような集会で与えられる霊的な食物にあずかることです。

ある人は次のような手紙を寄せてきました。「『もし聖書の質問に答えてほしいなら,向こうにいる男のところに行って聞けばよい。彼はエホバの証人だ』。オハイオ州デートン市にある大きな工場で耳にすることを要約するとこのようなことばになります。実は,その工場では,53人の兄弟たちが働いているのです。53人のうちのほとんどが,工場での偶然の証言によって真理を知るようになったことが,そのようなことを言われる理由です。毎日,1時間の昼休み中,数人の兄弟が集まって,真理について話し合います。すると今度は,そこで働いている他の人が関心を示すわけです。そして,関心が大きくなったとき,工場内で『昼休み』家庭聖書研究が司会されているのです」。

他の人も次のような手紙を寄せています。「活発なエホバの証人の一家族に,年老いた母親がいましたが,その母親はほとんど目が見えず,大抵の時は寝ているので,その世話がなかなか大変でした。だれかが長い時間のあいだ,母親に付添う必要があったのです。奉仕への参加や集会への出席をやめるべきでしょうか,それとも,だれかを家に雇うべきでしょうか。彼らの決定は,家政婦を雇うことでした。しかし,エホバの証人を雇うなら,その人が集会に行けなくなるので,証人でない一人の婦人が雇われましたが,年老いた姉妹に喜んで本を読んであげ,しかもその能力を持つ人,という条件が付いていました。その読み物はと言えば,聖書で,そのうえ,婦人が驚いたことに,「ものみの塔」誌や「目ざめよ!」誌なども含まれていたのです。彼女はそれに同意し,自分の仕事をやり始め,朗読を始めました。しかし,しばらくすると,たくさんの疑問が起こって読むのを中断してしまい,1週間経たないうちに,こう言ったのです。『いつか御国会館に行きたいわ』。2週間過ぎないうちに,彼女は御国会館に行き,まもなくして,自分と自分の母親のために新世界訳聖書を求めました。そして,仕事がひけると,人間には地上で永遠に生きる機会がある,と友人に説明しています。しかし,今やその家族に別の問題が生じました。つまり,その付添い人を御国会館に連れていっている間に,年老いた母親に付添う別の人を探さねばならなくなったのです」。

「たとえ,音信を人々に伝えるのを足が妨げていても,手がしてくれますという内容の手紙が,病弱でありながら,5か月間休暇開拓奉仕をした姉妹から寄せられました。この精神でもって,彼女は700通にも上る手紙を書き,お礼と感謝の返事を300通以上も受けとったのです。いろいろの州の障害者施設に手紙を送り,郵便物を出してもさしつかえない人の名前を知らせてくれるように頼んだところ,すぐに,応じてくれました。関心を持つ人が見つかったでしょうか,一人の婦人が,自分は74歳にもなるが聖書を持ったことがない,という返事を書いてきました。姉妹は聖書と「見よ!」の小冊子を送り,他の人とどのようにして学ぶのかを教えました。この姉妹はほかに5人と研究を始めましたが,車いすに座っているため,他の人たちが彼女の所に来て研究しました。やがて硬化症に悩む,19歳の少年が姉妹に手紙を書き,自分の学校のことやその他について知らせてきました。そして,「目ざめよ!」誌を紹介されると,彼はすぐに手紙を書いて,手に入れられるすべての特別号を頼んだのです。後になってこの少年は,以前は神に祈るほどの信仰を持っていなかったと姉妹に語りました。現在では,エホバ神に祈りをしています。そして時間をさいて病人や気落ちしている本人に手紙を書く姉妹のお陰で,体も少しずつ回復し,新しい人生観を持つことができた,とも言いました。手紙での証言の結果,すばらしい経験をしましたが,それを全部話すなら時間がかかるでしょう,とこの姉妹は言っています。

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