預言的な真理を教える

¹ 地上におられたときのイエスについては，「（彼は）恩恵と真理とにて満てり」と書かれています。（ヨハネ 1:14）イエスはエホバの預言的なことばに基づいて王国の真理を教えました。イエスは，「父の我に教へ給ひしごとく，此等のことを語（る）」と言われましたが，実際，預言的な真理をイエスよりもさらに巧みに教えた人はひとりもいません。（ヨハネ 8:28; 7:46; マタイ 7:28，29）イエスが再臨しておられる今，預言のいっそう偉大な成就が迫っています。わたしたちが預言的な真理に注意を払い，そしてエホバの預言的なことばを他の人々にふれ告げ，教えるわざに奮起するのは急を要する事柄です。戸別訪問にさいしても，また街頭や個々の家でも，今や迫った王国にかんする輝かしい預言的な真理をふれ告げ，また教えましょう。―ルカ 21:31-36; マルコ 13:10。

² 5月と6月の間，わたしたちは再び書籍を提供します。5月の主題に合わせて，わたしたちは聖書の話の中で詩篇 119篇105節あるいは他の適当な聖句を用いて，聖書の預言が今日の増大する諸問題の確かな解決策を述べていることを強調できます。文書を紹介するさいに，「神のことば」の本の9章を説明し，預言の意味に注意をひくこともできますし，10章の「あなたが見た聖書預言の成就」の要点を示す一連の副見出しに注意をひくこともできます。同様に，「偽ることのできない事柄」あるいは「永遠の生命」の本の中には，預言の成就を説明するきわ立った節があります。

³ また，5月の間，わたしたちの証言にさいして雑誌の果たす重要な役割をも見すごすべきではありません。開拓者も伝道者もおのおの毎月の雑誌配布の目標を念頭に置き，本を配布できない場合には50円の寄付で配布するため余分に雑誌を携えてゆくのは良いことです。「ものみの塔」と「目ざめよ！」誌には，預言的な真理に対する関心を引き起こすのに用いられるエゼキエル書にかんする記事のような時宜にかなった記事がたくさんあります。都市によっては区域がかなり網羅されている場合もありますが，わたしたちはみな雑誌の日の活動に参加できるよう，いくらかの時間を計画すべきです。多くの会衆は，土曜日または週中の他の日の晩の雑誌活動を設けて，雑誌配布を増加させてきました。それで，これは，晩の時間に長く働ける夏の時期には理想的な取り決めです。そうすれば，伝道者たちは普段家にいない多くの人に会うことができます。晩はたいてい人々はくつろいでいますから喜んで雑誌を求めるものです。グループで行なう晩の雑誌活動はあなたの会衆にも勧められています。また街頭での雑誌のわざは雑誌を一般の人々に知らせる有用な方法です。

⁴ 雑誌を提供するにあたって，とくによく伝道されている区域で働く場合には，家族の他の成員または仲間の伝道者とともに前もって準備をするのは有益なことです。どの号の雑誌にでもあてはまる一般的な証言を用いるよりも，あなたが強調したいと思う雑誌についてとくに話すようにしてください。ある特定の記事または興味深い事柄に注意をひくようにすれば，あなたの証言はいつも新鮮で人々にいっそう訴えるものとなるでしょう。親は，子どもが奉仕に出かけるたびに，このようにして適当な証言を準備する面で努めて子どもを訓練してください。

⁵ 家庭聖書研究で学んでいる人々が預言的な真理の価値を認識するようになるのは非常に重要なことです。預言の成就は何ものにも妨げられることなく，その最高潮に向かって進んでおり，したがって救いにあずかるため，それら新しい人々が預言的な真理に自分たちの生活を合わせられるよう，家庭聖書研究で用いる以外の出版物を読んで勉強するのは緊急に必要なことです。それらの人々の心の中に，預言の神エホバおよび数々の預言をすでに成就されたみ子に対する純粋の愛を築いてください。それらの人々もエホバの預言的な真理を教えるわざにわたしたちとともに加われるよう，伝道者としての資格を培うのを一歩一歩助けてください。―イザヤ 42:8-10。

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預言的な真理を人びとに知らせなさい

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5月の特別活動に十分にあずかりましょう