支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
ノア兄弟は3週間のヨーロッパの訪問を終えて最近帰国し,ヨーロッパの支部が4月に,二つを除いて,全部伝道者の新最高数を得たことを報告しました。このニュースはブルックリン・ベテルの家族員にとって励みとなりました。
ノア兄弟の旅行における大切なできごとは,ドイツのウィースバーデンに集まった17人のヨーロッパの各支部のしもべならびに支部の他の監督たちとの2日以上にわたる会合でした。ノア兄弟は,長老に関する組織の新しい取り決めについていろいろ詳しい事柄を説明しました。この会合ではまた,伝道のわざの拡大に関連のある問題が討議されました。
ウィースバーデンからノア兄弟はローマに向かい,そこで,新築された支部の献堂式の話をしました。イタリアは4月に25,453人という伝道者の新最高数に達しており,そうした施設が大いに必要とされているのです。ノア兄弟はローマの競技場でも話をしましたが,早く通知が出せなかったにもかかわらず,15,700人が集まりました。
スペインのバルセロナでノア兄弟は,古い建物を改造して作った,協会の6階建ての支部を献堂する話をしました。スペインではわざが急速に進展しており,昨年117の新しい王国会館が開設されました。スペインでも4月に,昨年の25パーセントの増加に相当する16,298人の最高数が得られました。ノア兄弟はバルセロナの闘牛場でも13,356人の出席者を前に話をしました。それはスペインでエホバの民が開いた最も大きな集会でした。それほどの大きな集会に自由に集まり合えたことに兄弟たちは感激しました。そして歌と祈りの終わったあと,兄弟たちの間からいっせいに拍手がわき起こりました。
ブルックリン・ベテルの兄弟たちはとても忙しく働いており,現在,製本部門は夜業を行なっています。今奉仕年度にはいってから今まで,22,500,000冊の書籍と聖書が印刷され,しかも,さらに14,000,000冊の注文が待っています! この兄弟たちの働きのおかげで,日本の文書が十分に整えられていることにわたしたちは深く感謝しています。そして,みなさんが6月に87,819冊の本を配布したことは,彼らの努力に対する感謝を示すものです。
まもなく沼津の新工場で,協会の大型輪転機が毎月定期的に,王国の良いたよりを何10万冊に及ぶ文書の形で出版することでしょう。大きな変化が日本で始まりました。みなさんの熱心な野外奉仕が多くの実を生み出し,ついに協会の日本支部も,カナダ,英国,ドイツ,スイスその他の国々の支部と同様に,印刷を行なわなければならなくなったことをほんとうに喜んでください。
エホバがみなさんの熱心を引き続き祝福なさいますように。
― 東京支部のみなさんの兄弟