喜ばしい良いたよりをもって福音宣明をする
1 イエスの誕生は,そのことについて聞いた神を恐れる人々にとっては,遠く広く宣明すべき価値のある良いたよりでした。(ルカ 2:10)イエスは永く待ち望まれていたメシアであることを証明され,全人類を祝福するメシアの王国という,他の人に伝えるさらに良いたよりをお与えになりました。―マタイ 24:14; 28:19,20。
2 今日わたしたちが全人類に宣明する福音は王国の設立を告げています。それは興奮を覚えるような良い知らせです。それですべてのエホバのしもべは福音宣明の精神を持つべきです。あなたは福音宣明者となる機会を捕えておられますか。野外奉仕のための時間を予定しますか。あなたは福音宣明者としてご自分の能力や効果性を改善しようと努力しておられますか。あなたは関心を育て,聖書研究を司会する責任を喜んで引き受けますか。もしわたしたちが,本当に福音宣明者の精神を持っているなら,わたしたちは福音宣明を定期的に行なう時間を明確に予定し,良いたよりを伝える面で向上するよう絶えず努力するでしょう。またわたしたちはいつでもエホバのしもべであるということを認識して,非公式の証言に携わる多くの機会を活用します。
3 7月は多くの方々にとって大会の月です。大会の出席を計画したり,準備したりしておられることでしょう。中には大会後休暇を取ったり旅行を計画している方々もおありでしょう。7月中も福音宣明に十分にあずかるため,7月の初めからきちんと奉仕に出てはいかがですか。6月には「王国ニュース」の配布と共に大勢の新しい方々が奉仕を始めました。これらの方々も7月の初めの週から奉仕を続けるよう援助するのは大切なことです。みなさんが十分に奉仕を楽しみ,エホバを賛美なさるよう希望しています。そしてどうぞ月末までに報告を忘れずに会衆に提出いたしましょう。
4 あなたは「真理」の本の提供の備えをなさいましたか。練習を行なってみるのはいかがでしょう。6月29日の週の奉仕会で学んだ提供の仕方を思い出して,練習してみましょう。こうした練習には新しい方々をも含めたいと思われることでしょう。ぜひ招いて,あなたと共にこの最も大切な福音宣明のわざに,あなたと共に参加するよう勧めてください。
5 「真理」の本を配布した所を再訪問することにより,多くの新しい研究を取り決めることができるでしょう。良いたよりを歓迎する人々を探し求めてください。その場で,配布した出版物を題材として聖書について一緒に話し合うことを勧めてみてはどうですか。「聖書に親しんでいただくために喜んでまたお訪ねすることができます」と告げてみてはどうですか。関心が高められるなら定期的に学ぶことに喜んで応じるでしょう。
6 ある区域は大層よく回られており,配布はそれ程多いものではありません。しかしある開拓者は16件もの研究を報告しています。どのようにしてですか。この開拓者と共に働いた巡回監督によりますと,この開拓者は(1)今年2月の「王国奉仕」の提案通り,関心を示したすべての人をノートに記録し,(2)2,3回訪問して親しくなるよう努め,(3)その上で「まずどんなものか調べてみませんか」と言って聖書を学ぶことを勧めるとのことです。このようにまず親しい関係を築き,それから理知に訴え,学ぶよう勧めるのは良いことです。
7 わたしたちが生活し,福音を宣明しているこの時代は何と興奮を覚える時なのでしょう。そして非常に多くの方々が,わたしたちと共にこのわざに携わっているのを見るのは何と喜ばしいことでしょう。それであなたの福音宣明の精神を強く保ち,歓迎すべき良いたよりをもって福音宣明をするというこの最も大切なわざに他の人がわたしたちと共に参加するよう援助しましょう。
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地の新しい王の富を増し加える