わたしたちの奉仕を共に改善する
1 励ましを時々受けることを必要としない人,またそれを感謝しない人がいるでしょうか。この事に関連して,あなたは家から家の業で直面する反対を扱うに際し,または再訪問でどのように関心を再び起こすかということを学ぶ点で援助の必要を感じたことがありますか。あるいは家庭聖書研究を始めることを目ざして,だれかと一緒に野外奉仕を行ないたいと願っているでしょうか。王国の奉仕に携わっている人のほぼ半数は真理に入って3年半ほどたっているにすぎませんから,かなりの人が野外奉仕でいっそう有能な者となるために幾つかの点で援助を受けたいと願っていることでしょう。わたしたちは野外奉仕を共に改善するために,どんなことができるでしょうか。―コリント第一 3:6。ガラテア 6:9。
2 助けを差し伸べるという観点からご自分の書籍研究の群れのことを考えてみてください。もし家から家の業に伴ってゆけそうな人がいて,その人が家の人と上手に会話する仕方を喜んで学びたいと願っているようならば,あなたの方から進んでその人に援助の手を差し伸べてはいかがでしょうか。お二人で共に,詩篇 37篇8-11節を中心として扱っている「良いたよりを伝える」の中に述べられている要点を討議できるでしょう。これは「野外奉仕において会話するための話題を用いる」の記事でも強調されています。(提案されている話題は「暴力がなくなる時は来ますか」というものです。)それから,家から家で努めてこの事柄を話し合うようにしてみてください。これはあなたが効果的となるよう助けると共に,あなたが自信を持つのに役立つにちがいありません。さらに,それらを用いることにより自分の知覚力を訓練することができるでしょう。―ヘブライ 5:14。箴 27:17。
3 あなたは再訪問をしたり,家庭聖書研究を始める点で助けを必要としているかもしれません。たぶん,あなたの交わっている書籍研究の群れには優れた援助を差し伸べられる人がいることでしょう。どうぞためらわずにご自分が必要としている事柄を書籍研究の司会者に相談してみてください。おそらく,書籍研究の司会者は,あなたを援助するための取決めを設けることができるでしょう。どのようにしてですか。
4 週中の奉仕の取決めがよく組織され調整されている時には,しばしば開拓者や資格のある他の兄弟姉妹たちが援助することができますし,それらの人は喜んでそうします。また,あなたが援助を受けるのに晩が都合よければ,書籍研究の前の少しの時間に何軒かの訪問を行なえます。いっそう多くの人が世俗の仕事を行なうようになっていますから,もしあなたが住んでいる地域で事情が許すなら,それらの人々を訪問するのに夕暮れ時がいちばん適しているかもしれません。土曜と日曜はわたしたちのほとんどが野外奉仕に参加する時間を取っている日ですし,働いている多くの人が家にいる時でもあります。また,ほとんどの長老や奉仕のしもべが野外奉仕で他の人々と共に働けるのもその時です。
5 書籍研究の司会者は群れの霊的な必要を知っており,それぞれの奉仕を改善するための援助を与える取決めを設ける面で行なえることはたくさんあります。それにより喜びは増し加わり,いっそう効果的になれるでしょう。援助を与える側であっても,あるいは受ける側であっても,あなたは神聖な奉仕をささげるこの方法で協力できるでしょうか。きっと大いに報われることでしょう。