弟子を作るのに助けとなる集会
4月1日に始まる週
10分: 74番の歌と会衆の発表。1979年3月7日付の協会の手紙の要旨を取り上げ,「野外奉仕に備える」の資料がどのように用いられるか説明する。
20分: 「神の王国こそ解決策」。聴衆の参加で扱う。5節を扱う際,司会者が家の人の役になり,聴衆全体に伝道者になってもらい,色々な言葉に対してどう答えるか,どのようにして王国に注意を向けるかなど提案を述べてもらってもよい。(例えば犯罪や暴力といった)一つの話題を取り上げる際,学校に通っている奉仕者たちを注解に招く。主要な点として4節を強調する。
20分: 「二十世紀におけるエホバの証人」,14ページ3節から17ページまで。冊子の中の資料について簡潔な注解を述べる,良い読み手でもある兄弟を数人前もって選ぶ。グループに演壇に上ってもらう。司会者はこのグループに質問する。注解する人が立つよう求める。注解者は幾つかの質問に答えるなどしながら,節全体を扱う。聖句を目立たせる。注解の後,その人に割当ての節を聴衆に向かって読んでもらう。
これらはわたしたちが区域の人々に知ってもらいたいと思っている事柄であることを強調する。わたしたちは皆,それらについて話し合う備えをしているべき。それができるなら,弟子を作るのに助けとなるだろう。
10分: 記念式に研究生や関心を持つ人々を招待するため,特に再訪問に力を注ぐよう全員を励ます。「発表」の聖書朗読の提案を取り上げる。この予定に従って朗読することの益を注解する。最も意義深いこの集まりに正しい理解と深い心の認識をもって臨む助けとなる。92番の歌と祈り。
4月8日に始まる週
7分: 63番の歌と会衆の発表。
20分: 「神の霊が自由に働くようにしていますか」。
司会者による話(3分)。最初の節の要点を取り上げ,聖句を強調する。
聴衆の参加を交えて2-6節を扱う。できれば,良い読み手である十代後半の若い奉仕者数人を演壇に来るよう招く。前もって割り当て,聖句が流ちょうに読めるよう準備がなされているべきである。演壇にいる若者たちに聖句を読んでもらい,彼らや聴衆の中の他の人々から適用を聞く。
この部分を準備するにあたって,次の点を考慮する。2節の中の聖句に示された事柄を行なうことから会衆にどんな益が及んだか。聖霊が羊のような人のもとに自分を導いてくれるのに気付いた経験を持っている人がいるか。聖霊は弟子を作る業の鍵である。関心を持つ人を再訪問するのを怠ってその働きを妨げることのないよう伝道者たちに勧める。週末の野外奉仕の発表をする。
20分: 「霊が諸会衆に述べることを聞きなさい」。優れた教える資格を持つ長老により扱われる。
短い紹介の話: 啓示 1章1節を見ると,啓示の書の中に書かれた事柄が当時からは将来のある時代に生じることになっていたことが分かる。それらはいつ実現するのだろうか。ヨハネはこう告げている。『わたしは霊感によって主の日に来た』。(啓示 1:10)『世の王国がわたしたちの主とそのキリストの王国となった』1914年以来の時代に言及している。(啓示 11:15)霊感によってヨハネが最初に見たものの一つは何か。彼は人の子,イエスが七つの黄金の燭台つまり会衆の間に立っておられるのを見た。イエスはそれらの会衆の長老団を表わす七つの星を右の手に持っておられた。(啓示 1:13,16,20)燭台の上にある灯の目的は光を与えることである。ゆえに,諸会衆は霊的な光を与えるべきもの。イエスは諸会衆とその監督たちがどうしているかをご覧になるため,検閲の途上にあった。これは特に1914年以来に適用するので,わたしたちは「霊が諸会衆に述べること」に強い関心を覚える。(啓示 2:7)(上記の諸点を2分間で扱う。)
わたしたちはエフェソスの会衆に似ているか。(聖書の啓示 2章を開くよう全員に勧める。聴衆の参加。)エフェソス会衆に関してほめるべき点は何であったか。(啓示 2:2,3)今日長老たちは「悪人たち」からどのようにわたしたちを保護するか。エフェソス会衆はどんな罪を悔い改めねばならなかったか。(4節)(彼らはエホバへの熱烈な愛を失っていた。そのような愛が欠如したために奉仕に無関心になったり,証言の際神のみ名を自由に用いないといったことが自分に生じないようわたしたちも注意する必要がある。)分派や人間に付き従うことをエフェソス人はどう見ていたか。(6節)わたしたちも同じ見方を持っていることをどうしたら示せるか。
わたしたちはスミルナの会衆に似ているだろうか。スミルナ会衆の人たちが征服した事柄にはどんなものがあるか。(物質主義,迫害,患難)(9-11節)これらの事柄はわたしたちにどんな意味があるか。
わたしたちはペルガモンの会衆に似ているか。彼らは何をほめられたか。(13節)14節が示しているように,バラムはどのようにイスラエルの子らの多くを倒れさせたか。これは今日のわたしたちにどんな意味があるか。もし罪を犯しているなら,キリストの口から出る滅びの長い剣を避けるため何が必要か。(16節)
結論: 個人として,また会衆として検閲を受けていることを大いに自覚しなければならない。わたしたちは「火の炎のような目」を持たれるキリストの監視下にある。(18節)エホバの証人であると主張するだけで救いが得られるわけではない。わたしたちは銘々,「霊が諸会衆に述べること」に注意を払おう。
13分: 「長老のみなさん,奉仕の定期性を保つよう真剣に援助していますか」。2,3人の長老による討議の形式で扱う。25番の歌と祈り。
4月15日に始まる週
8分: 71番の歌と会衆の発表。
15分: 「彼らがそれを伝える方法」。「二十世紀におけるエホバの証人」の冊子の18-22ページを熱心に討議する。先に節を読む。できれば十代後半の奉仕者に席から読んでもらう。ふさわしい質問を尋ねて,各節の主な点を目立たせる。聖句を用いる。このすべての業の目的は弟子を作るところにあることを強調する。
12分: 「良いたよりを伝える ― 子供が参加するよう援助していますか」。質問と答えで記事を考慮する。
20分: 「勝利の信仰」国際大会,4日目のプログラムの復習。(割当ての時間内に扱える資料だけを用いる。会衆に必要な事柄を強調する。聴衆との討議。)その4日目の主題は,「信仰を持って自分の家の者たちを救いなさい」であった。(ヘブライ 11:7)午前のプログラムには結婚に関する三つの話があった。テモテ第二 3章1-6節を読む。聴衆に尋ねる: 結婚を論じた中でこの聖句はどのように用いられたか。(この聖句は,忠節のなさ,人々が自分を愛する者になったり,容易に合意しない者,自然の情愛を持たない者になったりするために結婚の問題も含めた諸問題がいかに生じるかを示しているとその話は述べた。こうした事は確かに結婚問題を引き起こし得る。)午前の話の一つは,問題に対処するため結婚した男子は神に従う男子になるようにと勧めた。人はどうすればそのような者であることを示せるか。(ガラテア 5章22,23節の資質を培う。欲望や感情を制ぎょする。[コリント第一 9:27] 神に従う婦人は,箴言 31章10,29-31節の良い助言に従うことを追い求める。夫に対しては忠節であり[12節],身分の低い人々に親切にし[20節],言葉遣いに注意深く[26節],勤勉な働き手である[27節]。男子も婦人も,結婚問題に対処するためにコロサイ 3章12-21節の助言に従うべきである。)
このほか,4日目の午後のプログラムから学んだ事柄を取り上げることができる。
5分: 55番の歌と祈り。
4月22日に始まる週
12分: 108番の歌と会衆の発表。支部の手紙。
13分: 5月の提供。5月号の「王国奉仕」にある会話をするための話題をどのように用いられるか,聴衆と共に考える。その後,5月の提供物を配布するところを実演で示す。「平和と安全」または他の書籍のどこを用いられるか,聴衆から提案を求める。
30分: 学んでいることをどうしていますか。
この部分は十分前もって準備されるべきである。野外に役立つ多くの優れた要点や,わたしたちの日常生活に役立つ様々な提案が,毎週の「ものみの塔」研究,会衆の書籍研究および公開講演で扱われる。わたしたちは学んでいることを用いているだろうか。このプログラムでは,これらの集会の各々に10分ずつを用いる。月の初めに,三つの集会のそれぞれを一つか二つの書籍研究の群れが扱うよう割り当てる。集会で討議された資料から拾い出した点を機敏に用いるよう頼んでおく。奉仕者たちはそれを個人の決定に用いてもよく,非公式の証言や家から家に行く際,または再訪問で用いてもよい。わたしたちは彼らの経験をこのプログラムで聞きたいと思っている。これは集会の復習であるべきではない。むしろ集会で学んだ資料が実際にどのように用いられたかを強調するものとすべきである。
司会者は使うこともできたが使われなかった点を「ものみの塔」研究,書籍研究,公開講演から選び,時間の許す範囲で三つの10分からなる部分に織り込む。兄弟たちに尋ねる: 「この点を野外奉仕,決定を下す際,子供を援助する際,非公式の証言などにおいてどのように用いることができたでしょうか」。来月にも同じ事をもう一度行なう予定であることを会衆に告げる。
5分: 64番の歌と祈り。