1983年の神権宣教学校予定
指示
1983年4月から1984年3月までの間,神権宣教学校を司会する際の要領は次の通りです。
教科書: 「新世界訳聖書」,「ものみの塔」(塔),「目ざめよ!」(目),「話し合いのための聖書の話題」(話題),「神権宣教学校案内書」(「案内書」),および「わたしの聖書物語の本」(「物語」)。
学校は歌と祈りおよび歓迎の言葉で始まり,その後,次のように続きます。
第1の割当て: 15分。これは,できれば長老,必要な場合は資格のある奉仕のしもべが扱います。「神権宣教学校案内書」に基づいて行なう場合は,10分間の講話として話し,続いて各研究の末尾に出ている質問を用いて5分間の口頭の復習をします。毎週,一つの研究のうちの一部分だけが割り当てられているので,この割当てを担当する兄弟は,割り当てられた資料のその部分だけを扱うよう注意深くあるべきです。単に資料を網らすることではなく,討議される資料の実際的な価値に注意を集中することを目標とすべきです。この資料から十分に益を得るため,すべての人は前もって注意深い予習をしておくように勧められています。
割当てが「ものみの塔」に基づいている場合には,15分間の講話として話し,続いての口頭の復習はありません。この場合でも,目標は単に資料を要約することではなく,むしろ資料の実際的な価値に注意を集中し,会衆に最も助けになる事柄を強調することです。
第1の割当てを担当する兄弟には,必要なら個人的に助言が与えられます。
聖書朗読からの目立った点: 6分。これは,学校の監督または学校の監督から割り当てられた別の資格のある長老により扱われます。これは朗読部分の単なる要約であってはなりません。割り当てられた幾つかの章に対して全体的な短い説明を加えた後に,わたしたちにとってその情報がなぜ,どのように価値があるのかを認識するよう聴衆を助けてください。できる限り聴衆を討議に引き入れます。この部分に続いて,研究生はそれぞれの教室に分散します。
第2の話: 5分。これは一人の兄弟による,割り当てられた資料の聖書朗読です。研究生が話の始めや結論の部分で,あるいは話の途中で説明的な事柄を話せるよう,朗読の割当ては大抵短いものとなっています。歴史的背景,預言的あるいは教理的意義,原則の適用を含めることができます。割り当てられている節すべてが実際に読まれるべきです。また,男の子が資格のある年長の兄弟を相手に朗読する形で資料を提供してもかまいません。それからその兄弟が質問を出して,資料の価値に関し男の子から注解を引き出してもよいでしょう。
第3の話: 5分。この話は年若い人たちも含めて,できればいつも姉妹に割り当てられます。話をする時,研究生は立っていても座ったままでもかまいません。一人の相手が学校の監督によりあらかじめ決められますが,それに加えてほかにも相手を用いることができます。場面には,家庭,野外宣教,会衆その他で起きる状況を含めることができます。話をする姉妹が会話を切り出して場面を設定することもでき,相手の人(々)にそうしてもらうこともできます。場面にではなく,資料に主な考慮が払われるべきです。
第4の話: 5分。できればある程度経験を積んだ兄弟に割り当てます。これは聴衆全体に対する話とすべきです。話し手はノートから話をしますが,ふさわしいと思えば,割当ての資料から引用文や要点を突いた抜粋を読むことができます。普通,話し手は王国会館の聴衆を念頭に置いて話を準備するのが最善です。そうすれば話は,実際に聞く人にとって本当に啓発的で有益なものとなるでしょう。しかし,資料が他の実際的でふさわしい場面に適しているなら,話し手はそれに応じて話を発展させるようにしても差し支えありません。
姉妹に割り当てられる場合,資料は第3の話の要領で提供することができます。
助言と短評: 各研究生の話の後,学校の監督は明確な助言を与えますが,必ずしも「話の助言」用紙に大要が示されている進歩的な助言のプログラムに従って行なうとは限りません。むしろ,研究生が改善を必要とする分野に注意を向けます。加えて,研究生が話の中に含めなかったような教訓となる実際的な点を注解すれば,すべての人の注意を,主に提供される聖書的な情報に向けておくのに役立ちます。学校の監督は各研究生の話の後,助言と短評に2分以上を費やさないように注意すべきです。話をする人たちが会場の前の方に座るのは望ましいことです。それは時間の節約に役立ち,学校の監督が各研究生に直接助言を与えることをも可能にします。
話の準備: 資料が許すなら,話はよく発展させた主題に従ってなされるべきです。割り当てられた時間内に資料を最もよく網らできる主題を選んでください。学校の監督から注意を促された点を思いに留めて話を準備してください。
時間: どの話も,また学校の監督による助言と短評も,時間を超過してはなりません。第2から第4までの話は,制限時間になったなら巧みな仕方で終わってもらうべきです。学校の監督が「中止」の合図をするようだれかを割り当てるなら,その人は話が時間を超過する時はいつもこれを行なうことの大切さを教えられるべきです。第1の割当てを担当した兄弟が時間を超過したなら,個人的に助言が与えられるべきです。すべての人は時間を注意深く守るべきです。プログラム全体は,歌と祈りを含めないで45分間です。
筆記の復習: 周期的に筆記の復習がなされます。準備として,割当ての資料を復習し,聖書朗読の予定部分を読み終えてください。この25分間の復習の時,使ってよいのは聖書だけです。残りの時間は質問と解答の討議にあてられます。各研究生は自分の答案用紙を調べます。学校の監督は解答を読み上げるにあたり,比較的に難しい問題を集中的に取り上げ,答えを明確に理解するよう全員を助けます。会衆の何らかの事情のためにそうすることが必要であれば,筆記の復習を予定表に示されているよりも1週間遅らせても差し支えありません。
大きい会衆と小さい会衆: 75人かそれ以上が学校の名簿に入っている会衆では,別の助言者たちの前で予定された話を行なう研究生のグループを新たに設けたいと思うかもしれません。研究生が交代で他の会場に行くようにしてください。必要なら,姉妹たちがどの話を取り上げてもかまいません。その場合,第3の話の要領で他の人に向かって話します。
欠席者: 会衆全体は,できる限り毎週プログラムに出席し,自分の割当てをよく準備し,質問が出される時それに参加することにより,この学校に対する認識を示すことができます。すべての研究生は自分の割当てに対して良心的な見方をするよう望まれています。予定されている研究生が欠席したなら,他のだれかが自発的に割当てを引き受け,そうした急な場でも述べることができると思う事柄を述べます。あるいは,学校の監督が適宜に聴衆の参加を交えながら資料を扱うこともできます。クリスチャンの原則に従った生活をしている,まだ献身していない人も,学校に入り,割当てを受けることができます。
予定
4月10日 聖書朗読: フィリピ 1-4章
70番の歌「あなたの心を守りなさい!」
第2: フィリピ 4:1-13
第3: 「物語」102
第4: 塔81 8/15 12-16頁
4月17日 聖書朗読: コロサイ 1-4章
56番の歌「互いにゆるし合いなさい」
第2: コロサイ 3:12-25
第3: 話題 20ロ「キリストの再来の時をどのように知ることができますか」
第4: 塔81 9/1 10-12頁
4月24日 聖書朗読: テサロニケ第一 1–5章-テサロニケ第二 1–3章
115番の歌「辛抱強くありなさい!」
第2: テサロニケ第一 5:1-15
第3: 話題 60ロ「生き物の中にある霊とは何ですか」
第4: 塔81 9/15 4-6頁
5月1日 聖書朗読: テモテ第一 1-6章
63番の歌「進歩せよ!」
第2: テモテ第一 4:1-16
第3: 話題 58イ「なぜ迷信を避けるべきですか」
第4: 塔81 10/1 4-6頁
5月8日 聖書朗読: テモテ第二 1-4章
20番の歌「聖書 ― 霊感によるもので有益である」
第2: テモテ第二 3:1-17
第3: 「物語」103
第4: 塔81 10/15 4-7頁
5月15日 聖書朗読: テトス 1–3章-フィレモン 1–25
111番の歌「『前にある希望によって喜びなさい』!」
第2: テトス 2:1-15
第3: 「物語」104
第4: 目81 2/22 25-27頁
5月22日 聖書朗読: ヘブライ 1-4章
46番の歌「エホバの初子をたたえよ!」
第2: ヘブライ 1:1-14
第3: 話題 25ニ「どんな意味で神とキリストは一つですか」
第4: 目81 3/8 3,4頁
5月29日 聖書朗読: ヘブライ 5-7章
118番の歌「キリストはわたしたちの手本」
第2: ヘブライ 5:1-14
第3: 話題 1ハ「安息日に証しの業を行なうのは正しいですか」
第4: 目81 3/22 3,4頁
6月5日 筆記の復習。フィリピ 1–4章からコロ 1–4; テサ一 1–5; テサ二 1–3; テモ一 1–6; テモ二 1–4; テト 1–3; フィレ 1–25; ヘブライ 1–7章までを終える
54番の歌「エズラを忘れるな!」
6月12日 聖書朗読: ヘブライ 8-10章
36番の歌「一致のうちに集まる」
第2: ヘブライ 10:19-39
第3: 「物語」105
第4: 塔81 11/1 4-7頁
6月19日 聖書朗読: ヘブライ 11-13章
78番の歌「まことの信仰を持ちなさい!」
第2: ヘブライ 13:1-17
第3: 話題 49ハ「愛の神がどうして邪悪な者を滅ぼされるのですか」
第4: 塔81 11/15 4-7頁
6月26日 聖書朗読: ヤコブ 1-5章
42番の歌「神の僕の祈り」
第2: ヤコブ 4:1-17
第3: 話題 35イ「聖書は本当に霊感を受けていますか」
第4: 塔81 12/1 5-8頁
7月3日 聖書朗読: ペテロ第一 1-5章
43番の歌「神の辛抱に対する感謝」
第2: ペテロ第一 3:1-15
第3: 「物語」106
第4: 目81 4/8 3,4頁
7月10日 聖書朗読: ペテロ第二 1-3章
117番の歌「他の人々にあわれみを示す」
第2: ペテロ第二 3:1-13
第3: 話題 41ロ「人の命はあらゆる犠牲を払っても救うべきものですか」
第4: 目81 4/8 9-11頁
7月17日 聖書朗読: ヨハネ第一 1-5章
108番の歌「弟子であるしるし」
第1: 塔82 5/1 3-6頁
第2: ヨハネ第一 4:7-21
第3: 話題 46ロ「メシアの最初の到来の時は予告されていましたか」
第4: 目81 4/8 27-29頁
7月24日 筆記の復習。ヘブライ 8–13章からヤコ 1–5; ペテ一 1–5; ペテ二 1–3; ヨハネ第一 1–5章までを終える
104番の歌「天は神の栄光を告げ知らす」
7月31日 聖書朗読: ヨハネ第二 1–13; ヨハ三 1–14-ユダ1–25
91番の歌「信仰のために戦う」
第2: ユダ 1-15節
第3: 「物語」107
第4: 塔81 12/1 8-12頁
8月7日 聖書朗読: 啓示 1-3章
74番の歌「王国のたよりを聴け!」
第2: 啓示 1:1-17前半
第3: 話題 19ロ「真の教会を構成する人は何人ですか」
第4: 塔81 12/15 5-7頁
8月14日 聖書朗読: 啓示 4-8章
100番の歌「神の書 ― 貴重なもの」
第2: 啓示 6:1-11
第3: 話題 39ロ「創造の日は24時間の長さでしたか」
第4: 塔82 1/1 4-7頁
8月21日 聖書朗読: 啓示 9-12章
6番の歌「『諸国民よ,喜べ』」
第2: 啓示 12:1-14
第3: 話題 26ハ「死者と話すことはできますか」
第4: 塔82 1/1 9-12頁
8月28日 聖書朗読: 啓示 13-16章
30番の歌「神の偉大な驚くべきみ業」
第2: 啓示 14:1-12
第3: 「物語」108
第4: 塔82 1/15 5-7頁
9月4日 聖書朗読: 啓示 17-19章
96番の歌「大いなるバビロンから出よ!」
第2: 啓示 17:1-14
第3: 「物語」109
第4: 目81 4/22 8-11頁
9月11日 聖書朗読: 啓示 20-22章
98番の歌「復活 ― 神の愛の備え」
第2: 啓示 20:1-15
第3: 話題 23イ「いつ献身が求められますか」
第4: 目81 5/8 3,4頁
9月18日 聖書朗読: 創世記 1-3章
19番の歌「わたしたちの楽園: 現在と将来」
第2: 創世記 3:1-15
第3: 話題 4イ「悪魔とは何者ですか」
第4: 目81 5/8 8-10頁
9月25日 筆記の復習。ヨハネ第二 1–13からヨハ三 1–14; ユダ 1–25; 啓 1–22; 創世記 1–3章までを終える
51番の歌「大胆に宣べ伝えよ!」
10月2日 聖書朗読: 創世記 4-7章
71番の歌「神と共に歩め!」
第2: 創世記 6:1-16
第3: 「物語」110
第4: 塔82 5/1 3-6頁
10月9日 聖書朗読: 創世記 8-11章
119番の歌「報いをみつめよ!」
第2: 創世記 9:1-16
第3: 話題 42ハ「地球はいつか滅びますか」
第4: 塔82 2/15 3,4頁
10月16日 聖書朗読: 創世記 12-15章
80番の歌「神の王国へ逃れよ!」
第2: 創世記 15:1-16
第3: 話題 44ロ「『善人はすべて天に行く』と他の人々が言う時」
第4: 塔82 2/15 5-7頁
10月23日 聖書朗読: 創世記 16-19章
31番の歌「神の諭しに感謝する」
第2: 創世記 18:20-33
第3: 話題 27ロ「地獄とは何ですか」
第4: 塔82 2/15 28-30頁
10月30日 聖書朗読: 創世記 20-23章
69番の歌「『神は偽ることができない』」
第2: 創世記 22:1-5,9-18
第3: 「物語」111
第4: 塔82 3/1 4-8頁
65番の歌「忠節を示す」
第2: 創世記 25:19-34
第3: 「物語」112
第4: 目81 5/22 3,4頁
11月13日 聖書朗読: 創世記 26-28章
10番の歌「『家から家に』」
第2: 創世記 28:10-22
第3: 話題 38ハ「像を使うことのどこが間違っているのですか」
第4: 目81 6/8 3,4頁
11月20日 聖書朗読: 創世記 29-31章
1番の歌「エホバの王国をたたえよ!」
第2: 創世記 29:13-29
第3: 話題 32ロ「『すべての宗教に良いものがある』と人々が言う時」
第4: 目81 7/22 10,11頁
11月27日 筆記の復習。創世記 4章から31章までを終える
66番の歌「今こそその時なり」
12月4日 聖書朗読: 創世記 32-35章
84番の歌「地の新しい王を認める」
第2: 創世記 34:1-7,25-31
第3: 「物語」113
第4: 塔82 3/15 4-7頁
12月11日 聖書朗読: 創世記 36-38章
67番の歌「わたしたちの持つ平和」
第3: 話題 12ハ「エホバの証人の資金はどのようにまかなわれているのですか」
第4: 塔82 4/1 5-9頁
12月18日 聖書朗読: 創世記 39-41章
83番の歌「天からのパン」
第3: 話題 6ロ「イエス・キリストとはだれですか」
第4: 塔82 4/15 4,5頁
12月25日 聖書朗読: 創世記 42-44章
103番の歌「『王国のこの良いたより』を宣べ伝えよ!」
第2: 創世記 44:18-34
第3: 話題 14ニ「終わりの日が1914年に始まったとどうして分かりますか」
第4: 塔82 5/15 9-13頁
1月1日 聖書朗読: 創世記 45-47章
62番の歌「わたしたちはエホバの証人」
第2: 創世記 45:1-15
第3: 「物語」114
第4: 目81 8/8 3,4頁
1月8日 聖書朗読: 創世記 48-50章
17番の歌「信仰に強くあれ!」
第2: 創世記 50:1-3,15-26
第3: 話題 22ト「カインはどこから妻を得たのですか」
第4: 目81 9/8 3,4頁
1月15日 聖書朗読: 出エジプト記 1-3章
95番の歌「神の真実さが知られるように!」
第3: 話題 57ハ「マリアは『永遠の処女』ですか」
第4: 目81 10/8 3,4頁
1月22日 聖書朗読: 出エジプト記 4-6章
56番の歌「互いにゆるし合いなさい」
第2: 出エジプト記 6:1-13
第3: 話題 8イ「神はすべての祈りを聴かれますか」
第4: 目81 11/8 3,4頁
1月29日筆記の復習。創世記 32–50章から出エジプト記 1–6章までを終える
85番の歌「わたしたちクリスチャンの一致」
2月5日 聖書朗読: 出エジプト記 7-9章
82番の歌「神のあわれみに感謝する」
第2: 出エジプト記 7:14-25
第3: 「物語」115
第4: 塔82 5/15 4-6頁
2月12日 聖書朗読: 出エジプト記 10-12章
88番の歌「忠誠のうちに歩む」
第2: 出エジプト記 12:1-14
第3: 話題 10ロ「『一度の救いは終生の救い』と人々が言う時」
第4: 塔82 6/1 7-9頁
2月19日 聖書朗読: 出エジプト記 13-15章
13番の歌「『エホバは王となられた』」
第2: 出エジプト記 14:19-31
第3: 話題 33ハ「黒人は神にのろわれたのですか」
第4: 塔82 6/15 5-7頁
2月26日 聖書朗読: 出エジプト記 16-18章
75番の歌「自制の実」
第2: 出エジプト記 18:13-27
第3: 話題 28ホ「自分の宗教を変えるのは間違ったことですか」
第4: 塔82 6/15 29,30頁
3月4日 聖書朗読: 出エジプト記 19-21章
22番の歌「岩なるエホバをほめよ」
第2: 出エジプト記 20:1-17
第3: 「物語」116
第4: 目81 11/22 17-19頁
3月11日聖書朗読: 出エジプト記 22-24章
49番の歌「神の愛の模範」
第2: 出エジプト記 24:1-18
第3: 話題 5ロ「クリスチャンは安息日を守らなければなりませんか」
第4: 目82 1/8 8-11頁
3月18日聖書朗読: 出エジプト記 25-27章
101番の歌「わたしたちの敬虔な喜び」
第2: 出エジプト記 25:1-22
第3: 話題 16イ「聖書は真の科学と一致しますか」
第4: 目82 2/8 9-12頁
3月25日 筆記の復習。出エジプト記 7章から27章までを終える
107番の歌「エホバへの夕べの歌」